BMWに乗って家族みんなでドライブ行こう!

走行210,000km超のメルセデスの第一印象。

さて、オランダでの生活を共にすることとなったメルセデスの第一印象ですが、前回記事で「マウスのポインタを一番早い状態から一番遅くしたような感じ」と申し上げました。これは走行性能がBMWに比べて劣っているということではなく、これぞ噂に聞いていたメルセデスの操作系そのもの、という感じを私なりに表現したものになります。それはどういうことなのか、今回は納車後のドライブの中で感じた第一印象からご報告いたします。

乗り心地はふんわり柔らかな中にもコシがある。

さすがはメルセデスのEクラスとでも言いましょうか、前回記事では200,000km超えとお伝えしましたが、実際には210,000kmを超えている私のEクラスでも、乗り心地はふんわり柔らかです。

こういうと誤解をされるかもしれませんが、柔らかい中にもきちっとコシを感じるもので、決して腰砕けになるような類の乗り心地ではありません。

納車直後に走り出した道は幹線国道に通じる道で制限速度は低目でしたが、とは言っても街を出てすぐに80km/hとなるような道で、まっすぐ平坦です。まあ、オランダでは大抵の道がまっすぐ平坦なのですが。

そんな中、ボディはあくまでフラットな姿勢を保ちつつ滑るように走っていきます。幹線国道に入るためのラウンドアバウトでは、ボディの大きさなりにゆら〜っとした動きをしますが、実はさほどロールしておらず、今までBMWに乗っていた私にとってはなんとも不思議な世界を醸し出しています。レンタカーで借りた3シリーズで同じ道を走っていたからわかるのですが、こうしたラウンドアバウトでもBMWはピシッと向きを変えて、まさに「駆け抜けて」行きます。

ただ、こうした時には「よっこいしょ」という感じで操作しないといけないことです。この違和感が何か、この時は気づかなかった、というか、ごく最近になって気がついたのですが、ステアリングの径が大きいせいもあるんですよね。

ご存知の方多いと思いますが、メルセデスはパワーステアリングが故障してもステアリング操作が可能なように、大きな径のステアリングを備えていると言います。BMWのステアリングは、ドライビングポジションを合わせてもメーターの一部が隠れるくらい小径なのですが、メルセデスではその辺りは鷹揚で、ちょっとくらいポジションがあっていなくてもメーターは全てちゃんとステアリングの隙間から見えます。というか実は私、まだベストポジションを私は見いだせていません。ドライビングポジションの自由度は高いのですが、BMWよりもアップライトな姿勢になるので体が慣れていないんですよね。まあ、ほぼほぼ「この位置」というのに収束しつつはありますが。

乗り心地の話に戻しますと、BMWでいうと、私が乗った中ではE90系の3シリーズやF10系の5シリーズに似ています。世代的にもE90後期型と同じくらいですし(私のEクラスは初度登録が2010年9月、E90は2005年から2012年まで販売)、そのころの流行りはこうした乗り心地だったのでしょう。

具体的な共通点は、まるで非常に重いボディが進んでいるかのように、段差を越えてもフラットな乗り心地が失われず、エンジンの回り方も、いかにも精密に組まれた金属が回っているという感触で、私は嫌いではありません。むしろ好きです。

燃費は定速走行時と市街地で大きく違うけど、結構いいかも。

肝心の燃費ですが、高速道路を100km/h程度でクルーズコントロールを使用していると、瞬間燃費計は大体6L/100km(16.6km/L)程度を指しています。オンボードコンピュータベースで、高速道路多めですと平均燃費は10km/Lは楽々超えて行きますし、市街地をおとなしく走っていても9.5km/Lくらいは走っています。

現代の最新エンジンですともっといいのでしょうが、当時としては中々の燃費だと思います。燃料タンク容量の正確な値がわからないのですが、燃料警告灯が付いてから始めて満タンにした時には70L入りましたので、80Lくらいではないかと思っています。

その状態で高速道路を巡航すると、簡単に航続可能距離が1,000kmを超えていくんですよね。定速走行では燃費がいいというのは、典型的な現代の直噴エンジンの特徴です。

これは1,000kmを超えた瞬間に家内に後ろから思いっきり手を伸ばして撮影してもらった写真です。実はこの後も伸び続け、1,080kmくらいまでは行きました。しかも、左端の燃料計を見ていただけるとお分かりになると思いますが、既に満タンではなく結構走って燃料計の針が減り始めてからこの数値を記録しているんです。足は長いと言えますが、それだけ燃料タンクも大きいですからね。これがディーゼルだとどうなるんでしょう?1,500kmくらいはいくのでしょうか?

ですが市街地では結構落ちます。こちらは赤信号からの出足が早いこともあり、加速でかなり消費してしまうんですね。しかもこのクルマ、アイドリングストップが付いていません。それもあるのかもしれませんね。

そうそう、満タンにしたガソリンスタンドで見ました、噂のプレミアム軽油!

不思議な並び順になっていますが、左から通常の軽油、プレミアムガソリン、通常のガソリン、そして一番みぎがプレミアム軽油です。

私はこの時、燃料添加剤2本目を投入し、まだ「エンジン清浄フェーズ」だったので、清浄剤入りのプレミアムガソリンを入れましたが、通常のガソリンで大丈夫です。「EURO95」というやつですね。燃料キャップを外したところに指定燃料が書いてありまして、そこに「EURO95 MIN91RON」と書いてあります。

91RONというと日本ではギリギリレギュラーでは届かないというところです。欧州車は日本ではハイオク指定、実はヨーロッパではレギュラー(EURO95)でもいいというのは、販売しているガソリンのオクタン価の違いから来ているのであって、日本で維持費を高くするためではなく、ぼったくっているわけではないという証明ですが・・・当ブログの読者様には釈迦に説法ですね。

あ!タイヤの銘柄が右フロントだけ違う!変えるならオールシーズンタイヤかな?

ところで、恒例のタイヤチェックをしていませんでした。

装備が簡素な割にはオプションの17インチホイールを履いていまして、タイヤサイズは前後とも245/45R17・・・お、大きいですね・・・。しかも銘柄はミシュランのパイロットスポーツ4です。写真では銘柄名までは読み取れませんが、ミシュランのパイロットシリーズの証、サイドウォールに書かれたチェッカーフラッグの模様は見て取れると思います。

うーん、実用ワゴンにトゥー・マッチなタイヤ。ですが、よく見てみると・・・

あ!右フロントだけコンチネンタルです!パンクでもしたのでしょうか?まあ、特段直進性やハンドリングに何も感じないので走るのに支障はないのでしょうが、これはちょっと気になります。山はいずれの車輪も5分山くらいですので、これはいずれ交換することになるでしょうね。

と、ここで事前に調べていた情報ですが、どうやらお隣の国ドイツでは、冬はタイヤにスノーマークが書いてあるタイヤでないと走行してはいけないそうです。オランダはそこまでではありませんが、どうも雪の日はウィンタータイヤでないといけないようで・・・。積雪はあまりないそうなのですが、それでも「生活の足」ですから、万が一の積雪でも乗れないと大変です。オランダは公共交通機関が発達していると言いますが、雪が降ったら、東京でもそうであるように、大幅に交通が麻痺することは想像に難くありません。かといって、日本のようにスタッドレスとサマータイヤを履き替えるのもちょっと・・・というかその木もありませんし。

となると、選択肢はただ一つ。

そう、最初に借りた318dも履いていた、オールシーズンタイヤを履くという手があります。

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早速探してみると・・・いいのがありました。例によってミシュランですが。

Michelin CrossClimate+

燃費性能Cはまあ、普通です。Primacy3もそうですので、これでいいでしょう。そしてウェット性能がBというのは・・・まあ、Aであることに越したことはないですが、雨の時は少し気をつければいいのでこれも大丈夫でしょう。

特筆すべきは騒音性能。69dbって・・・オールシーズンタイヤの概念を覆す静かさです。サマータイヤですら71dbがゴロゴロしているのに、それよりもパターンが荒くなるオールシーズンタイヤは騒音面で不利なはずが、これはすごいことです。

ただですね、私としたことが確認していないのですが・・・このクルマ、どうもランフラットタイヤなのではないか?と思っているんです。メルセデスご自慢の(私にとっては非常に使いにくい)COMMANDシステムを弄っていたら、なんだか「ランフラットタイヤの場合の空気圧監視」的な項目があって、Activeになっているんですよね。今履いているのがどうかもまだ確認しておらず・・・というか、あの柔らかな乗り心地でランフラットタイヤといいうのもにわかには信じられず・・・すみません、こちらは続報します。

COMMANDシステムが使いにくい!

これは慣れもあるのでしょうがないとは思うのですが、いわゆる現代のインフォテインメントシステムはE65系7シリーズ、あの「バングル・バット」の7シリーズに搭載されたiDriveでBMWが先鞭をつけ、その後も改良を続けているだけあって、iDriveの方がCOMMANDシステムよりも格段に操作しやすいです。

いや、私も時にはiDriveにイラっときたことはありますよ?でもCOMMANDシステムはそれどころじゃありません。まず、ボタンが手元に近すぎて見えないですし、ナビの設定はレンタカーで借りたBMWの数倍やりにくいです。

そもそも、BMWではアルファベットが円形に並ぶのですが、メルセデスでは一直線に並びます。つまり、ZからAには、BMWはクリッと少し回すだけで行けるのに対し、メルセデスはクリクリクリクリと回しまくらないと戻れないんですよね。

これは地名の入力の時にかなりイラつきます。ですので例によってスマホアプリ、というかiPad mini 4で使うカーナビアプリを導入したのですがこれがまた・・・という話はまた近いうちにご紹介します。

ハンドリングは、後輪駆動らしい素直さと正確さ。でもBMWとはかなり違います。

まだそんなに乗っていないので語るレベルには達していませんが、ハンドリングについて、まずは第一印象だけでもお話ししておきましょう。

まず、メルセデスのステアリングって、停止時や極低速時は軽いので駐車の時などは扱いやすいですが、ちょっとでも走り出すとはっきりと重くなります。高速ではずっしりと重くなり、その違いは誰でもわかるほどにはっきりしています。

端的にいうと、320dに比べて、低速時はより軽く、走行時はより重いです。

基本的に道がまっすぐなオランダでは、ハンドリングを試せる場所といったら高速のジャンクションかラウンドアバウトになりますが、特に高速のジャンクションでは、うまく操りさえすれば、BMWと同じく狙ったラインにぴしゃりと乗せることができます。この素直なハンドリングは、流石にドイツ生まれです。

ですが、軽快感というものは全くありません。クルマのクラスにもよるとは思いますが、私の記憶の中の5シリーズ、最新のG30と比べるのは不公平なので、世代的に似ているF10と比べても、「よっこらしょ」的な感じは否めません。

ここが、冒頭で述べた「マウスのポインタの違い」を一番大きく感じるところです。

つまり、BMWのステアリングって、比較的小径なこともあって、ちょっと切ればクイっとノーズが向きを変えますよね。これがBMWがスポーティと言われる所以の一つだと思うのですが、メルセデスはステアリングの系が大きめなこともあって、大きめに切らないとノーズが思ったより内側を向きません。

ですが、メルセデスのこうした操作も利点があります。マウスのポインタの速度調整でも同じように、速度を早くしていると、ポインタの移動は楽ですが狙ったところで止めにくく、遅くしていると大きく動かさないといけませんが狙ったところで止めやすいですよね?同様のことがステアリング操作で起こっているんです。つまり、メルセデスは大きく動かさなければいけない代わりに、狙ったところで止めやすい、つまり、BMWよりも気持ち大げさに切るつもりで操作しさえすれば狙ったラインに乗せられる、というのが私の印象です。

ちなみに私はPCのポインタは最速に設定するタイプです(笑)。実際、この記事を現に書いているMacbook Proも、購入した時に一番最初に設定したのはマウスのポインタの速度、今回の転勤で自席にあるPCでも一番最初にポインタを最速にしました(笑)。じれったいんですよね、ポインタの動きが遅いと(笑)。ポインタは、手首の動きだけで画面の端から端まで動いて欲しいといつも思っています。

メルセデスに慣れるにしたがって、私もポインタのスピード設定を最速ではなくする日が来るのでしょうか?

直進性、BMWに比べてそんなにいいでしょうか?

実はメルセデスにして一番期待していたのは、よく噂にきく「メルセデスは外乱にも強く、ステアリングに手を添えているだけで矢のように直進する」という神話でした。

オランダの高速道路を走っていると、必ずといっていいほど風車が見えます。あ、あの観光で見るような風車はたまにしかありませんよ?風力発電の風車です。

これがいつも結構な勢いで回っているんですよね。つまり、オランダの高速道路は周りが平坦なだけあって横風が強い、ということです。

BMW乗りの方は、この神話を聞くたびにメルセデスに対してちょっとだけ羨ましいと思ったことが一度はあると思います。私もそうでした。

でも。

思いっきり言ってしまいましょう。そんなに言うほど直進性いいですか?オランダの横風の前では無力という見方もありますが、正直申し上げてレンタカーで借りた318dや318iと同じくらいだと思います。むしろちょっとした手首の動きで修正できる分、BMWの方が楽かもしれません。

これは私のクルマが走行210,000km超ということでアライメントが狂ったりしているのかもしれません。でも、神話の片鱗を感じることはあります。オランダの高速道路は最高が130km/h制限ですが、その制限速度の区間に来て加速すると、確かに矢のように直進し、凄まじい安定性を発揮します。この時の安定性というか安心感は絶大です。もっともっとスピードを出したくなってしまうのが困りものですが(笑)。

要するに、メルセデスの「直進性神話」は、ドイツのアウトバーンでの速度域でないと明確な違いは感じられないものなのではないか?と今の所思っています。ただ、これは乗っているうちに慣れて来て印象が変わる可能性もあるので、もう少し様子を見てから結論めいたものを申し上げることにしましょう。

うーん、こういうところに歴史を感じる。

これは決していい意味ではありません(笑)。流石に2010年登録のクルマともなると、内装の細かいところのヤレはもちろんですが(それでもすごく綺麗な方だと思います。)、私が一番気になっているところがあります。

これはメルセデスの印象とは関係ないのですが、気になっているのはフロントウィンドウです。

私は運転する時にもっとも気を使うのが視界の確保であることは再三再四当ブログでお伝えしております。その私が一番ストレスに感じるのが、まずはフロントウィンドウの小傷です。

どうも私のクルマは2014年にオランダで登録されるまではどこか別の国で使用されていたようです。その地域は寒い地域で、フロントウィンドウが凍結することがままあったのでしょうか、最初はワイパーの拭き残しの小傷だけかと思ったら、何かで引っ掻いたような傷が結構付いているんですよね。

さらに、平均スピードが高いので、一般道を走っていても日本では高速道路を走っているのと同じような状態になります。そうすると・・・そうです。フロントウィンドウ周りに着く虫!これがまたウィンドウウォッシャーを吹いても吹いても落ちないんですよね。

しかしこういうのは、ポリッシャーで多少ガラスを研磨し、レインリペール剤を塗布すれば解決します。というわけで近々施工予定です。問題は蛇口やホースがない環境でどうやって施工するかですが、まあ、バケツリレーで水を運びながらやるとしますか。

オランダ人はクルマを大切にする。

これはこのクルマを購入した中古車屋さんのクルマ好きのお兄ちゃんが言っていたのですが、街中を走るクルマをみていてもそう感じます。

オランダではクルマが高いです。RDWに名義変更に言った際に乗ったアウディRS6は、オランダでは「20万ユーロくらいするよ、オランダでは、」とお兄ちゃんは言いました。「でもドイツでは15万ユーロくらいじゃないかな」とも。

自動車取得税と付加価値税がすごく高く、その後も道路税を毎年払うので、維持にもお金がかかるんですよね。高いものは大切にする、これは世界中どこでも同じだと思います。

一方で、ヨーロッパでクルマが安いといえばポーランドだそうです。関税を払ってでもポーランドからクルマを仕入れる中古車屋さんもいるとか。ですがお兄ちゃんは言下に言い放ちました。

「ゴミだ。(Rubbish)」

曰く、オランダ人はパーツをまめに取り替えながら大事に長く乗る。でもそういう安い地域はやはりそれなりで、クルマを大事にしていない、だから中古車の程度も悪いというのです。その点、そのお兄ちゃんが絶賛していたのは日本の中古車でした。

「日本の中古車は人気があるよ。走行距離も少ないし、ものすごく綺麗なクルマが多い。ウチも日本から中古車を仕入れることはあるんだよ。」

まあ、私のクルマは日本未導入のモデルですので違うのでしょうが、もしかしたら、左ハンドル車にかつてお乗りだった方のクルマはオランダで第2の人生(車生?)を送っているかもしれませんね。

でも、これでエアサスをあっさり交換してくれた意味がわかりました。オランダの人にとっては、パーツ交換は普通のことなんですね。しかも私が購入したところは若いクルマ好きのお兄ちゃんが多い店だったので、さらにそういう点では良心的だったのかもしれません。

今の所、やっぱりBMWがいい。

メルセデスは全ての操作だけでなく、動きも重々しいです。これが高級感に繋がり、メルセデスらしい威厳を感じることにも繋がっています。私も、現在の愛車E200に乗っているとその厳粛と言うか荘厳と言うか、そう言った雰囲気を感じます。これがメルセデスワールドか、と。

ですが、まだ身構えてしまいます。そのうちご紹介しますが、荷室は広大ですし、後席も広くてW211とはかなり違います。実はW211も候補に上がっていたのですが、W211は「大きなCクラス」でW212は「小さなSクラス」であると、WebCGに書いてあった記事を読んで、W212にした経緯があるんです。まあ、W211はそれ以前にトラブルが怖いので敬遠していましたが。

メルセデスとBMW、よく比較されますが、私が今感じているのは「お互いに比較する対象ですらないのではないか?」と言う、とんでもない感想です(笑)。いえ、誤解しないでください、決してメルセデスを堕としているわけではありません。

私が言いたいのは、直進性やライントレース性と言った、目に見える結果としては似たような性能を発揮するにしても、その過程というか目指しているもの、見ているものが全く違うと思うんです。そんなこと、当ブログの読者様は百もご承知だと思いますが。

そこでまた冒頭の言葉に戻ります。「マウスのポインタのスピードを一番早い設定から一番遅い設定にしたような」感じ。もちろん、前者がBMW、後者がメルセデスをさしています。ですがポインタのスピード設定は作業効率向上のために設けられているように、BMWもメルセデスも移動のための優れた道具として使われることを前提としています。ポインタのスピードが早い方がいいのか遅い方がいいのか。それは偏に好みと使い方によるとしか言いようがなく、どちらがいいかという優劣はないですよね。BMWとメルセデスの比較もそれに似ています。優劣はなく、使い方と運転スタイルによるとしか言いようがないんですよね。

私は今までBMWを10年以上運転してきました。私はどんなクルマ、それこそ商用車であっても運転を楽しめるタイプですが、BMWに長く乗って、BMWに運転の楽しさを教えてもらったと言っても過言ではありません。

もちろん、今のメルセデスの運転も楽しんでいます。ただ、まだそこに「駆け抜ける喜び」は見いだせていない、というのが本当のところです。ですが、乗るたびに受けるカルチャーショックとでもいうべきものがすごく新鮮です。

まだまだお伝えしたいことがあるのですが、すでにかなり長い記事になってしまいましたので、次回に譲ります。次回は、「装備が簡素かと思いきや意外な装備が付いている」ところから、ヨーロッパの人々と日本の人々との間の運転に対する意識の違いを感じている話をご紹介したいと思います。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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