以前、当ブログで私の320dツーリングにアルミテープチューンを施した話題はお届けしましたが、まだまだ甘かったようです。BMWファンであったらきっと見向きもしない、意外なクルマにもトヨタは施工してきました。
「BMWファンは見向きもしない」とはまた穏やかな物言いではありませんが。
別にそのクルマをバカにしている訳ではありません。BMWファンどころか、普通のクルマ好きは絶対に注目しないクルマです。
トヨタ・コースター。
うん?と思われました?そうです。あのマイクロバスのコースターです。「チューン」といういことばにもっとも縁がなさそうなクルマなんですが・・・。私が発見したニュースには以下のように書いてあります。
【話題のアルミテープも採用】トヨタ・コースターを24年振りに新型へ
生まれ変わった4代目では安全性が大幅に向上!
ホテルの送迎やロケバス、幼稚園バスなど、多彩なシーンで使われているトヨタのマイクロバス「コースター」が、なんと24年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施。4代目へと生まれ変わった。
今回最大のポイントは安全性の向上だ。フロアなどボディ下側は従来からのキャリーオーバーだが、上もののボディを刷新。
ルーフ、側面、フロアの骨格を繋ぎ、一体化した環状骨格を採用したほか、高張力鋼板などによって剛性を高めている。世界的な安全評価基準「ECE基準R-66(ロールオーバー性能)」にも適合しているという。
またボディ剛性を高めた結果、安全性とともに乗り心地も向上。今回の発表会では新旧に乗り比べる機会があり、フロアからの振動は残るものの、ボディ上側はミシリともせず、しっかりとした剛性が感じられた。
また注目は、トヨタ86で話題となったアルミテープが採用されていること。装着されているのはルーフ内装材の裏側(室内と反対側)。ルーフがほぼ平面の形状になる部分の四方(フロント側2枚/リヤ側2枚)に、50mm×50mmのアルミテープが貼られているのだという。
86と違うのは、ボディではなく内装に貼ってあるということ。86はボディに帯電したプラスイオンを放電するものだったが、コースターの場合は車内の空気に帯びているプラスイオンを放電するのだという。
それにより、クルマのボディと、車内の空気の動きのズレがなくなり、操縦安定性や乗り心地などに効果があるのだと、考えられているとか(ボディ側に使うケースと違い、まだ実証はされていないとか)。開発陣も当初は半信半疑だったそうだが、実際の効果に驚き、採用するに至ったとか。
そのほか、室内の居住性アップや荷物スペース向上、乗降ステップのサイズ拡大など、乗員の快適性も向上しているのは嬉しいところ。旅行先や冠婚葬祭時の送迎などで、アナタも乗る機会があるかもしれない。
発売は2017年1月23日となっている。
(文:CARトップ編集部 三澤正充)
もうですね、効果を体感した私ですら思わず「ホントか〜?!」と言ってしまいます。
ホントに〜?!
まず、内装に静電気が溜まるのは・・・まあ想像できます。乗っている人の衣服とシートなどの内装材が擦れて発生するんでしょうね。
ですが、どうしてそれがボディと車内の空気の動きが同じになって操縦安定性に寄与するのでしょう?というか、ボディと車内の空気の動きって、シンクロしていないんですか?不規則な乱流でも発生しているんでしょうか?だとすると、極端な話、エアコンの風量を最大にしたら操縦安定性が落ちるんでしょうか?
まあ、私よりもはるかに鋭敏な感覚を持っているトヨタのテストドライバーがあまりに効果があると評価しているんですから、疑う訳ではないのですが、なんかわかりやすく動画とかで説明して欲しい気がします。
3シリーズで貼るか?
うーん、さすがに私は内装材を引っぺがしてまた元に戻すほど器用ではないので断念しています。
しかも、どうでしょう、3シリーズでは効果があるんでしょうか?コースターはマイクロバスですので非常に大きな車内空間を持ち、かつたくさんの人を運ぶので静電気の発生源がたくさんあることになりますよね。そのコースターで、四隅に5cm四方のアルミテープを貼るだけで効果があるということは、静電気を放電すると言ってもコースターにしてその程度か・・・と思っています。
上のニュースでも書いてあるように、まだ検証途上ということですので、確報を待ちたいですね。もし確報を見て納得したら・・・そうですね、点検のついでにでも貼ってもらうのもありかもしれません。
それにしても、もう一つの疑問は、アルミテープ、密閉された空間じゃ効果はないんじゃありませんでしたっけ?天井の裏に貼って・・・屋根から放電するんでしょうか?この辺も疑問点です。
では、今回はモヤモヤしたままですがこの辺で失礼します。ありがとうございました。