前回の記事でアルミテープチューンを私の愛車320dツーリングに施したことはご報告しましたが、今回は効果を検証した結果をご報告します。
効果あり!
準備編はこちらの記事をご覧ください。
午前中の内にアルミテープチューンを終え、午後からはIKEA港北に行って参りました。
IKEA港北は第三京浜港北ICを降りてすぐのところにあり、かつ第三京浜は料金も安いので使わない手はありません。高速域での、ちょうどいい検証にもなりますしね。
低速域での印象
で、早速走り出しますが・・・住宅街を這いずり回る速度域では全く効果を感じられません。実は、ステアリングコラム下に貼るとハンドルが重くなるという検証報告をちらほらとネット上で見かけて心配していましたが、正直申し上げて、3シリーズのステアリングは低速域でもう1段軽くて良いと思っていたので、これは良かったです。軽くはなっていませんが、重くもなっていませんでしたので。私の理想的な低速域でのステアリングの軽さは、Activehybrid3に乗っていた時に感じた、サーボトロニック装着車または330eくらい、ということは以前当ブログでご報告した通りです。
まあ、低速域で効果が感じられないのは当たり前ですね。あくまでも「空気を整流してして空力を改善する」効果があるだけですので、ある程度の速度域に達しないと空力自体がクルマに働きませんから。
ですが、幹線道路に出て60km/hまでスピードを上げると・・・少し様子が変わってきます。この辺りから、ステアリングの感触が違ってきました。
どういうことかというと、わずかながらステアリングを直進で保持している時に左右の反力が強くなっているのが感じられます。つまり、直進性を保持する力が上がったような感触。これはこの後の高速走行が期待できますね。
高速域での印象
いよいよ環八から第三京浜に入りました。この日の第三京浜は交通量が少なくて流れが早い!年末近くになって速度取り締まりが強化されているだろうに、周囲の車が100km/hオーバーで吹っ飛んでいきます。大丈夫?と思いつつも1台でゆっくり走っていると却って危ないので、左車線で遅めの流れに合わせて走ることにしました。
80km/hくらいの速度域で如実に違いが感じられます。先ほど一般道で感じた、ステアリングが左右から押さえつけられて直進性が上がったような感触がより強くなってきて、クルージングが今までと比べて数倍楽です。私は「ステアリングセンターの座りがいい」という表現をよく使いますが、正にそれです。
そこからさらにあくまで周囲の車の流れに逆らわない範囲でスピードを上げていくと、その感触はもっと強くなります。つまりビシッと直進する感じがより強くなってきます。リアも、参考にしたCMO様のブログでも書いてある通り、「こんなに落ち着いてたっけ?」と思うくらい「雑味がなくなっている」(@CMO’s Blog)感じがします。
ですが・・・どこに貼ったのが効果があったかわかりません(笑)。もう少し時間をかけて、1箇所ずつ貼りながら検証すればどこが一番効果があったか検証できたはずですね。ですが、それでは効果が薄くて徐々に効果が出てくると気付かない場合があるかも知れないのと、調査段階で、本当に効果がありそうだと思ったので定番箇所には一気に貼った方がいい、と考えたのは事実ですので、まあお許し下さい(笑)。
私の感じた印象から述べるので正確ではないかも知れませんが、準備編の記事でお伝えした、クルマの「ナックルボール化」が抑えられた結果として、上記のように感じられるのだと思います。特に、ステアリングの感触から言って、フロント周りの空気の流れが整えられていることは間違い無いでしょう。それがクルマのフロントの不規則な揺れを抑え、かつホイールハウスあたりで発生する乱流をなくしているのかと。フロントホイールハウスの乱流を防ぐのはBMWが既に「エア・ブリーザー」でやっていることですが、残念ながら3シリーズには装備されていない?のでこれは嬉しいですね。
IKEA港北で。
この時期、テレビなどでも紹介されますがIKEAでは生モミの木を売っています。わざわざ開店前から並んで、開店と同時に雪崩を打って殺到する様子が報道されたりしていますが・・・まだまだ大量に売っていました(笑)。
それよりも期間限定のクリスマスディナー「ユールボード」が良さそうでした。お値段も手頃(ちょうど4日間だけの限定プライスで大人2,000円、子供400円!)ですので我々も挑戦したかったのですが、遠目にもわかる長蛇の列(泣)。これはさすがに断念しましたが、平日であればいいかも知れません。
まとめ
上記はあくまで私の感触ですが、プラセボでは無いと言い切れます。確かに高速道路の速度域では効果があるのを確認できました。
では、直進性が劇的に改善されたのか、というとそうでもないような気がします。あくまで、「クルマが想定している範囲内できちんと性能を発揮した結果として走行安定性が向上した」というのが正確だと思っています。つまり、新たなエアロパーツを追加したわけではないので、元々のクルマの性能を超えるまではいかない、ということです。そうは言っても運転していて快適にはなりましたし、長距離になるほど疲労度合いに効いて来そうな気がしています。
さて、今後はもっと本格的な高速道路で試してみたいですね。特に、フロントガラスに貼ったテープの効果を実感したいので、高速コーナーのある東名高速の大井松田ー御殿場間や中央道を走ってみたいです。
そしてあまりエアロパーツのついていない私のクルマ、デザインラインのSportでも効果が感じられたので、M Sportの方などはもっと効果があるのではないでしょうか?リアディフューザー周りに貼るとか、かなり効果ありそうですよね。大体が空力の改善って効果を実感しにくいものですが、エアロパーツが多ければ多いほど、つまり元々のクルマの空力性能が高いほど威力を発揮するはずです、きっと。
さて、今後はこの効果を受けてさらに貼っていきたいですね。
目立たないところという前提は崩れませんが、準備編の記事でも書いた通りルーフスポイラーにも貼りたいですし、サイドスカート(というほどの物はついていませんが)下もいいかも知れません。
あと、シャークフィンアンテナなんて如何でしょう?あれ、中にはアンテナが入っているのに樹脂製パーツで覆ってしまっていますが、あれはさすがに導電性があるんでしょうか?もしそうでないとしたら帯電しまくりですよね。
そして悩ましいのはサイドウィンドウです。ここに貼れば効果は絶大でしょうけど、目立たないように貼るために如何すればいいか・・・貼るにしても内装を剥がして貼っても密閉空間ですと十分放電されないので外に貼るしかなくて・・・装飾風に貼るしかないのか、とか、色々と考えています。
まあ、今のままでも十分満足な効果が得られているので、この辺はぼちぼち考えていきますか。目安としては「汚れやすい部分」に貼るといいようです。要するに、静電気が埃や汚れを引き寄せているので、その部分の静電気を放電させればいい、と言うことですね。私のクルマはコーティングであまり汚れなくなっているのでわかるかどうか不明ですが、これからも観察していこうと思います。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。