冬準備を終えたばかりですが、すでに次期タイヤ候補を考えなければいけません。なんせ、リアタイヤはすでに待った無しの状態。そこで候補を調べているのですが・・・中々絞り込めません。
やはりランフラットから選びたい。
以前、まだタイヤが健康体である頃から私はこんな記事を書いて、ピレリ・チントゥラートP7に興味を持っていることをお伝えしていました。
POTENZA S001もいいタイヤですが、F30の320iで納車時と一度のタイヤ交換で、さらに今回F31の320dツーリングでも納車時からS001と続いていました。
タイヤって、これを変えるだけでクルマの印象を劇的に変えるものですよね。現に今履いているミシュランX-ICE(非ランフラット)は、非常に当たりが柔らかくて、まるで違うクルマに乗っているかのようです。
で、S001はスポーツタイヤとしてはコンフォート性能もレベルが高いので、「プレミアムコンフォート」という位置付けとなっておりますが、あくまでもスポーツタイヤです。
一方でピレリ・チントゥラートP7は、スポーツ性も大事にしていますが、出自はあくまでもコンフォートタイヤ。
もう何が違うのか迷ってしまいますが、例えていうなら、S001は「北海道にしては暖かい」、P7は「沖縄にしては寒い」の違いではないかと。
・・・わかりにくいですかね(笑)。
実は一番印象がいいタイヤメーカーはミシュラン。
というほど乗り比べたことがあるのかというとそうでもないのですが、かつてインプレッサWRXのワゴンに乗っていた時に3足目のシューズとしてチョイスしたプライマシーが素晴らしかったんですよね。さすがはミシュラン、静粛性・ノイズレベル・運動性能を高次元でまとめていました。あのインプレッサWRXにも不足のない性能でしたから、その次元の高さは推して知るべしです。
特に感銘を受けたのは、ユニフォーミティの高さ。これが振動が一切ない、極めてスムーズな高速走行をもたらし、乗り心地の良さにも貢献していました。踏面の硬さは感じるのに乗り心地がいいというのは不思議な感覚でした。
そして持ちの良さも高ポイントでしたね。軽く30,000km持ちましたから。
今回、S001以外にしたいと思っているのは、このタイヤの持ちも重要なファクターを占めています。
お恥ずかしいのですが、23,000kmをともにしたS001のリアタイヤの状態をご覧いただきましょう。
ほぼほぼツルツルです。
23,0000kmでこれですよ?!お値段も一番高いことを考えると、ちょっとランニングコストが高くなりすぎますよね。
一般的に、日系メーカーは踏面を柔らかめにして乗り心地の確保とグリップの向上を図ります。一方で、欧州系メーカーは踏面を硬くして市街地での乗り心地は犠牲にしますが、その分、持ちはよく、高速性能も良い・・・という印象です。
で、私はさほどタイヤにスポーツ性は求めません。S001にしていた最大の理由が、「バネ係数が非ランフラットのS001とほとんど変わらない」というのが最大の理由でした。
では私が求めるものは何かというと、「今よりもスポーツ性能を多少犠牲にしてでも、高速でのコンフォート性を上げたい。特にロードノイズを低減したい。」というものです。
P7がこれに合うかどうかはわかりませんが、ミシュランであればこれを叶えてくれそうな気がします。ただ難点が一つ。そうなんです。
ミシュラン・プライマシー3はF30系の承認サイズがない?!
ということです。
おそらく、225/50R17 94Wのランフラット、メルセデス承認タイヤとなっているサイズが適合するとは思うのですが・・・。
ネット上の情報が参考にならない!
ネット上でP7やプライマシー3のインプレッションを探すとたくさん出てきます。
ですが、結局私が知りたいのは、自分と同じクルマ(F31)で、S001と比べてどうなのか?ということなんですよね。でも、そんなピンポイントなインプレッションを今の所探せていません・・・。
気持ちはミシュランなのですが、やはりP7はBMW承認タイヤも安く出回っており、しかも今までピレリのタイヤを履いたことがないので、私の世代にとっては「あのピレリ」への興味が一番大きいのも事実です。
こんなことなら納車時のタイヤがP7だったら良かったのに、と恨み言の一つも言いたくなってしまいます(笑)。
さて、迷走しだした私の夏タイヤ選び、一体どこへ向かうのか、自分でもまだわかりません。が、悩みに悩んで、納得のいくタイヤ選びをしたいと思います。実はこの迷走っぷりが楽しかったりするんですよね(笑)。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。