何気なくネットでニュースを見ていたらなぜか西日本限定の7シリーズが発表されたとの記事が目についたのでご紹介します。
なんとたった1台の限定!
BMW、「7シリーズ」に西日本地域限定1台の「ローズ・クオーツ」
Impress Watch 10月21日(金)12時57分配信
写真:Impress Watch
ビー・エム・ダブリューは10月21日、「7シリーズ」に西日本地域限定1台となる特別限定モデル「750Li ローズ・クオーツ」を発表した。価格は2019万円。同日より、西日本(近畿、中国、四国、九州地方)のBMW正規ディーラーにおいて購入希望予約の受付を行ない、希望者多数の場合は購入当選者を抽選で決定する。
ローズ・クオーツは、最高出力330kW(450PS)/5500rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)/1800-4500rpm を発生するV型8気筒 4.4リッターBMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載する「750Li」をベースにした特別限定モデル。
エクステリアは、「BMW Individualボディ・カラー・プログラム」から専用ボディカラーの「ローズ・クオーツ」を採用するとともに、20インチホイールなどを装備した。
インテリアは、「BMW Individualメリノ・レザー・インテリア・プログラム」から、スモークホワイト色のレザーメリノを採用。同色のアルカンターラ・ルーフライニングや「BMW Individualアッシュ・グレイン・ブラック・インテリア・トリム」といった特別装備を組み合わせた。
装備面では、リモコンの遠隔操作で車外からクルマを駐車できる「リモート・パーキング」、夜間にLEDライト・エレメントがサンルーフのガラス面に6色の「星空」を演出する「スカイラウンジ・パノラマ・ガラス・ルーフ」のほか、「エグゼクティブ・ラウンジ・シート」、後部座席の「マッサージ機能」を装備した。
なお、同モデルは11月2日に大阪のリッツカールトン大阪で開催される特別イベント「THE NEXT Driving Luxury.」で展示予定。
Car Watch,編集部:椿山和雄
なんとまあ、美しいクルマでしょう!久しぶりかもしれません、クルマの写真だけ見て「うわーこれは綺麗だ!」と思ったのは。
BMW Individualのオプションてんこ盛りです。
外観
上の記事では特に書かれていませんが、この20インチのホイールもBMW Individualのオプションですよね。
7シリーズのボディカラーって、バリエーションは豊富にありますが、白・黒・シルバー系とインペリアルブルー・ブリリアント・エフェクトしかありません。
フォーマルカーですのでしょうがないといえばしょうがないのですが、これはこれでちょっと寂しいですよね。もう少し、スペシャル感のあるボディカラーがあると魅力的なのにな・・・とちょうど思っていたところでした。
それにしてもローズ・クオーツとは随分と大胆なボディカラーを持ってきましたね。名前からすると、ピンクの水晶をイメージした色かと思われますが、写真でこれだけ美しいのであれば実物はもっと綺麗でしょう。
リッツ・カールトン大阪でのイベント、これ目当てに行ってもいいくらいです。
内装
ホワイト系のメリノレザーに薄灰色のウッドパネルとは・・・外観のエレガントさに拍車をかけていますよね。
そして、最近高級車の世界で流行っている、天井に星空のようにLEDライトを散りばめた演出。これはベントレーやロールスロイス、そしてメルセデスなどでも採用されているものですよね。
これ、ドライバーは見れないと思いますが、後席に乗る方はまるで満天の星空のもとでくつろいでいる気分になれることでしょう。そういえばこの限定車も750Liですね。ロングホイールベースバージョン。オーナーは後席に座ることをイメージしているのでしょうかね?
これがBMWに期待する限定車
私はつい数日前の記事で、末期モデルとはいえあまりに無難すぎるボディカラーの設定をされた5シリーズ「THE PEAK」を批判したばかりです。
しかし、この限定車は文句ありません。
ピンク系ということで敬遠される方いらっしゃるかもしれませんが、あの、ピンクのクラウンと同じですよ。むしろ色としては、写真見る限りあれよりももっと淡くてメタリック色ですので、より綺麗かもしれません。
実は私、ピンクのクラウン、結構好きなんです。街中で走っているところを何回か目撃しましたが、抜群の存在感ですし、今までそれこそ白黒シルバーという法人車かと思うような色合いばかりだったクラウンが、華やいで見えました。そして何より、似合ってますよね。
大変昔の話で恐縮ですが、私が学生だった頃、同級生の女子学生と話していた時のことです。彼女は特にクルマに興味がある方ではなかったのですが、その彼女が行った言葉がかなり印象に残っています。
「輸入車の何がいいって、色がたくさんあるのがいいよね。日本で可愛い色を選ぼうと思うと変なクルマしかないんだもん。」
バッサリ切り捨ててました(笑)。
私も大いに頷いて同意したのですが、考えてみると、それから20年近くが経ったにも関わらず、状況は変わっていませんよね。私自身、そう言いつつもいわゆる「色付き」の車は今回が初めてです。それまでなんどももっと鮮烈な色を、と思っていたのですが、その度に周りから「飽きるよ」「目立ちすぎ」と言われて挫折してしまいました。
現在の車を買うときには赤と迷いましたが、今でも赤でもよかったと思っています。まあ、インペリアルブルー・ブリリアント・エフェクトも綺麗な色なので気に入っていますが。
クルマの色は個性
クルマって、同じクルマでもボディカラーによって全く印象が違いますし、その人の個性が最も現れると思っています。
そしてクルマを運転するということは極めて社会的な行為です。
そう考えると、やっぱり日本って、まだまだ社会的行動は没個性的なのかもしれませんね。
最近では徐々に個性的な人が増えてきたと思っていますが、やっぱり若い世代の方が多いですよね。我々中年世代も個性的な語っていると思うのですが・・・。
そう考えると、「若者のクルマ離れ」って、クルマがかっこよくないことが一因なのかもしれません。ですから、メーカーもコストがどうとか言わず、できるだけ魅力的なボディカラーを多く設定してほしいですね。
それにしても、本当にこの7シリーズ、美しいです。ボディカラーが変わっただけで、いつもカチッとしたスーツを着ているフォーマルな紳士のような7シリーズが、まるで着飾った貴婦人のようですよね。
いやー、本当にいいです。いつまでも眺めていたいです。
3シリーズも、モデルチェンジ前の限定車ではこのくらい頑張って欲しいですね。楽しみに待ちましょう!
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。