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東名の事故に思う 4 〜追越車線って高速道路だけですよね?

さて、前回記事の最後で予告した、私が感じているもう一つの違和感、追越車線についての記事となります。これは、以前から非常に気になっていたのですが、今回の事故へのSNSでのコメントを見て、一度はっきりとさせたいと思っていたことでして、お付き合いいただければ幸いです。

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追越車線をずっと走り続けてはいけない、そりゃそうです。

東名の事故でのSNSのコメントで、煽り運転いついで多い意見が、「追越車線」に関するものでした。どういう流れかというと、要するに煽られる側にも原因がある→追越車線をずっとちんたら走り続けるな!ということです。

確かにその通りです。私も長距離運転をしているときに、100km/h制限区間で追越車線をずーっと80km/h強で走り続けるクルマを見ると、走行車線に避けはしないのかとイライラすることがありますし、特に東京は名古屋・大阪といった大都市圏近郊ではそういうクルマが非常に多いです。高速道路を走っていると必ず、走行車線に1台もクルマがいないのに追越車線を走行し続けるクルマをよく見かけますが、私には見えないクルマでも見えているんでしょうか?(笑)

そして私がコメントの中で一番怒りを禁じ得なかったのがコメントがこういうものでした。

「いろんな人が走っているんです。走行車線に戻るのが億劫な人だっているでしょう。」

コメント全文を読む限り女性のコメントのようでしたが、怒りを禁じ得ませんでした。前半部分はいいです。色々な人が、それぞれに色々な事情を抱えて走っています。ですが、後半部分は全く同意できません。あえて言いますが、こんな考え方の方にはすぐにでも免許証を返上してもらいたいです。

高速道路で追越車線をずっと走るのは「通行区分帯違反」という立派は道路交通法違反です。

しかも、「いろんな人が走っている」というのであれば、なぜ走行車線に避けないのでしょう?スピード違反は周囲も迷惑に巻き込む危険な運転ですが、巻き込まれないために、少しでも事故のリスクを減らすために、そうしたクルマにはあえて危険な左からの追い越しをさせることなく、さっさとやり過ごすのが防衛運転というものではないでしょうか?自分が居座り続けることで、事故を誘発しかねないことに気づいていないのでしょうか?このコメントをした方も、いつか今回逮捕された犯人のようになり得ますよね。

本当にこれには怒りを禁じ得ませんでした。自分の足で走っているならともかく、クルマでちょっとミラーを見て安全確認し、ウィンカーレバーを操作してステアリングをほんの少し切るのが「億劫」だなんて。

ええっ?!一般道で「追越車線」?!

SNSのコメントを読んでいると、私が「また来たか」と思うコメントがやはり出て来ました。一般道で片側複数車線がある場合の一番右側車線を追越車線であると認識してコメントしている方が多いんです。

これ、前々からネットで見て気になっていました。一般道で追越車線はないという認識です。一般道では「キープレフトの原則」で左側車線を走らなければ行けないのであて、右側車線は追越車線ではないと認識しています。

大体、おかしいですよね?だって、一般道の右側車線が追越車線だとしたら、右折車はいつでも追越車線から右折レーンに行かなければ行かないことになります。どんな低速車でも、です。これって、重大な事故を誘発することになりますよね。

さらに、都市圏ではトラックなどの騒音が大きい大型車は中央寄りの車線を走行するように指定されているところもあります。沿道が住宅街の場合に多く見られます。騒音対策のようですが、効果があるかどうかと言われると個人的には効果はないのでは?と思っていますが、一般的には低速車であるトラックを中央寄り、つまり右側レーンを走行させるというのと右側車線が追越車線というのは矛盾します。

さらに、以前、新聞だかネットだか、どのメディアかを記憶が定かではないのですが、首都高速では右側からの合流や右側への出口分流があるので、走行車線と追越車線の区別はない、ということを目にしたことがあります。首都高速か警察かのどなたかにインタビューしていた、半ば公式見解と取れる信ぴょう性の高いインタビュー記事だったのですが、この理由づけを見ても、右折レーンが存在するような一般道において、右側車線が追越車線ということはあり得ないですよね。

実はこの勘違いも大きな問題。

ただの勘違いで終わりそうなことですが、これが実は問題を引き起こしている場合もあるようです。

この東名の事故に関連してSNSに自分の体験談を投稿している方、非常に多いのですが中にはこの勘違いが元でトラブルになった疑いがあるものもあります。

ずっと(一般道の)右側車線を走っていられるとイライラする、ですとか、(これまた一般道の)右側車線を走っていたら煽られた!ですとか。

そもそも右側車線は追越車線ではないので、煽る方も勘違いしている可能性がありますし、イライラしている方も勘違いしている可能性があります。実際問題として、右側車線は流れが左車線より早いですが、これもこうした勘違いから来ているかも知れません。

日本では一般道は追越車線ではないですが、国際的にはどうなんでしょうね?私も海外で運転した経験はありますが、新婚旅行でドイツに行った時は、アウトバーン以外の道路では特に左側(中央寄り)車線の流れが早いということはなかったように思います。ですが、車線数に関わらず追い越しの頻度が日本と比べ物にならないほど高く、その際には「追い越しは中央寄りから」というのがどこの道路でも徹底されているように感じました。

日本では、「追い越しは右側から」というのは教習所で教わったので常識としてご存知かと思いますが、私が印象的だったのが、私が受けた学科の授業では「追い越し」と「追い抜き」は違う、ということを強調していたことでした。

その時の教官によると、「『追い越し』とは前方のクルマを追い越して、そのクルマの前方に車線変更して入ること」、とのことです。この場合に、左側から追い越すと違反になる、とのことでした。

そして「追い抜き」に関しては、元々違う車線を走行している、速度の違うクルマ同士が、横を通り過ぎていき、そのまま車線変更をしないこと、と説明され、これは左から「追い抜き」をしても違反ではない、ということでした。

この時は驚きましたね。なにせ、免許を取得する前からドライビング本を読み漁っていた私とすれば、右側からしか早いクルマは来ないものだと思っていましたから。左側から来ることもある、というのは危ないように思いました。

ですがまあ、左車線の方が流れが早いときまで「追い抜き」を禁止すると流れが悪くなってしまうので、当然といえば当然ですかね。

随分と脱線してしまいましたが、一般道ではいくら右側車線の方が流れが早いからと行って、追越車線ではない、ということ、そして、それが意外と間違えられているがためにドライバー同士で意思疎通というか、認識の齟齬が起こってトラブルに発展する例もあるようですので、お気をつけくださいと申し上げたかっただけです。

パッシングライトで煽られるのが嫌だ!ムカつく!という方ほど後方にはご注意を。

人はどうしても闘争本能があるので、追い越されること自体が気に入らない方もいらっしゃると思います。そもそも自分は法定速度の上限で走行しているのに、その自分を追い越していくなんて許せない!という正義感もあるでしょうが、スピード違反の謙虚は警察にお任せしましょう。

自分が嫌な目に合わないためには、私がいつも当ブログで申し上げていることですが、「譲り合い」の気持ちが大切です。スピードを出して後方から迫って来るクルマがいたら、速やかに走行車線に避けるのが一番なんです。無理して割り込むことはありませんが、「あ、お急ぎなんだな。もしかしたらトイレを我慢しているのかもしれない」ですとか、「遠くに住む親御さんがご危篤で先をお急ぎかもしれない」とポジティブに考えて、まずはご自身が事故に巻き込まれないようにしましょう。

私ですか?私は強面のメルセデスSクラスとかが後ろから猛スピードで迫って来た日には、相手には聞こえないのに「あああごめんなさい〜今すぐどきます〜」と口に出して言って速やかに走行車線に避けます(笑)。できる限り、追いつかれる前に。家族は後席で苦笑(嘲笑?)していますが。

だって、そこで「ここは100km/h制限だ!そこを100km/hで走っているんだから文句ないだろ!」って頑張っても、なんの意味もないですよね?そこで煽られて嫌な思いをするよりも、上で書いたような気持ちを持って、事故を起こす可能性が高いクルマからはできるだけ速やかに離れる方が精神衛生上もいいと思いませんか?

繰り返しますが、「譲り合い」です。前回記事で書いたパッシングライトも、煽っているのではないですからいちいち腹を立てないで走行車線の列が途切れたら左に寄って先に行かせてあげましょう。競争なんかしてはいけません。自らを危険な状態に置く意味なんてないですからね。

「譲り合い」こそが事故撲滅の決め手なのでは?

うーん、なんだかいつにも増してまとまりのない、自分が言いたいことだけ吠えている自己満足な記事になってしまいました(笑)。

ですが最後にこれだけは。「譲り合い」の精神を今回の犯人が少しで持っていたとすると、PAでわざわざ通行の邪魔になるようなところにも駐車しなかったでしょうし、そうなると今回のトラブルから事故への流れの原因はなかったと思われます。

そう考えると、あらゆる交通事故を防ぐ一番の手段は「譲り合い」の気持ちを全ての人が持つことではないでしょうか?交通弱者である自転車にや歩行者は言うに及ばず、逆に自転車や歩行者も、です。権利を振りかざすのではなく、自分の領域が侵害されない限りは譲り合おうじゃありませんか。

日本では「他人に迷惑をかけるな」と教育されますが、一方で「お互い様」という言葉もあります。路上で出会う人に再び相見える可能性は限りなく低いですが、それでも「お互い様」です。知り合いだけに限らないでほしいです。

ちなみにインドでは、はっきりと覚えてはいませんが「生きている限りは誰かに必ず迷惑をかけているのだから、他人にも寛容であれ」と教育されるそうですよ。「お互い様」に似ていますが、知っている人だけというニュアンスで誤解を与えない点で優れてているように思えて、私はこちらの教えの方が好きです。さすがは哲学の国ですね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました

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