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BMWのブレーキダストの悩みを解決!F30系オーナー必見です。

BMWに限らず、輸入車オーナーの方でしたら一度は頭を悩ましたことがあるでしょう、ブレーキダストによるホイールの汚れ。これが簡単に解決できるのでご紹介します。

輸入車のブレーキダストはスゴイ

輸入車のブレーキダストって凄いですよね。すぐにホイールが真っ黒で、しかも放置してると焼き付いて落ちなくなってしまうことも。自然と足しげくGSや洗車場に通うことになります。

ブレーキダストって何?

クルマのブレーキは多かれ少なかれ必ずブレーキダストが出ます。

ご存知の通り、今どきのクルマのブレーキは、少なくともフロントは必ずディスクブレーキになっているはずです。ディスクブレーキは、鉄のディスク(「ローター」と言います。)をブレーキパッドで挟み、その摩擦で回転を止める方式です。

特にドイツ車はアウトバーンなどの過酷な高速走行環境が多いこともあり、ブレーキも高性能なものが求められます。したがって日本車とはローターもパッドも材質が違うものになります。

このように、輸入車のブレーキは、パッドががっちりとローターを挟み込んで強力なストッピングパワーを発揮するため、削れたパッドのカスが大量に出るのはもちろん、ローターも削れており(「ローターへの攻撃性が高い」と言ったりします。)、鉄粉が発生します。日本車ですとそこまで激しくろーたは削れませんし、パッドのカスもそんなには出ません。

クルマへの考え方が、ドイツだけでなくヨーロッパ全般で比べても日本とはだいぶ違うので、彼の地ではこうしたブレーキダストによる汚れは高性能なブレーキの代償として容認され、またパッドだけでなくローターも消耗品と認識されています。

それにしてもひどい!なんとかならないの?

一度でも輸入車に乗るとこのブレーキダストのすごさに悩まされます。変な話ですが、新車で買って、乗って帰る時、私が一番躊躇してしまうのは「ブレーキを踏むこと」なんです。

いや、踏みますよ。そうしないと止まらないですし、ぶつかっちゃいますから。

でもこの瞬間に「ああもう汚しちゃった」感があるんです。そのくらい気になるんですよ。

そしてそのまま2週間くらいすると、ボディはまだ汚れてないのにホイールだけ真っ黒。一体どこのオフロード走ってきたんだってツッコミたくなるくらい汚れます。

2015年モデルから変わったんですよ。

今の320dは、納車以来10ヶ月ほどて約14000kmを走破しました。その間、何回か機械洗車しましたがホイール洗浄はしていない状態ですが、この通り、全く汚れていません。

ピンボケですみません(汗)ですが、汚れていないのはわかっていただけると思います。

最初は私も気づいていませんでした。むしろホイールの汚れを見たくなくて意図して見ないようにしていた、と告白します。

さすがにもう洗いに行かなきゃダメだろうと思って勇気を振り絞って見て

「???」

全然汚れてない・・・。どういうこと?

そこでようやく思い出したのが、ディーラーで言われた言葉。

「2015年モデルからパッドがUSパッドになっているので汚れませんよ。」

そういえば確かにそういってました。私が「ブレーキダストで汚れるもの」という固定観念を持っていたのでちゃんと本来の意味でインプットされなかったんですね。

このUSパッド、恐ろしいほどダストが出ません。以前から市販品でこういった低ダストタイプのブレーキパッドというのはありましたが、あれもこのくらい汚れないんでしょうか?とにかく、今までの常識がひっくり返るくらいの違いです。

USパッドのデメリット

デメリットがないかというと、あります。

やはり、以前のブレーキダスト発生器のようなブレーキと比べると、ブレーキを踏んだときの最初の食いつき(「イニシャルバイト」と言います)が甘くなったなーと感じます。点検の時の代車でE90に乗ったとき、すごいイニシャルバイトにビビりました。なんだか、粘着力のあるテープでローターを挟み込んでいるような。

まあ、その後の効きには全く文句ありません。従来のドイツ車同様の、ぎゅーっと止める感覚は健在です。

イニシャルバイトが甘くなったことは、スポーティドライバーには不満かもしれませんが、その場合は市販のスポーツパッドに変えれば済みます。見方を変えれば、多少ラフにブレーキを踏んでもガックンと来ることなくコントロールしやすいことになりますしね。

ブレーキダストに悩んでいる方は、ブレーキパッド交換の際にでもディーラーなどに相談してみるといいですよ。2015年モデル以前のF30系にも装着可能だそうですので。

では今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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