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ヨーロッパの都市部に存在する「環境ゾーン」に入れるステッカー、装備完了しました!

以前当ブログで、環境ゾーンのご紹介をしました。そして、ドイツとフランスの環境ゾーンに入れる様にステッカーを注文していましたが、ようやく両方とも揃い、クルマに貼りましたのでご報告します。

ドイツの環境ステッカーはよく見るけれど。

以前ご紹介した記事をまずは下に貼っておきますね。今回はこの続きということで。

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実はドイツの環境ステッカーはすぐに届きました。なんでもTUV北オランダオフィスというのがある様で、そこから送られてきたんです。近い隣国だけあって、オランダードイツ間のクルマの行き来はかなり頻繁な様ですからね。実際、休日ともなるとドイツナンバーを本当によく見ます。あまりに見るので、ドイツでは大型連休でもあるのかと毎週末思ってしまうくらいなのですが。実はドイツって労働時間が結構少ないんですよね。オランダもワークシェアリングの国として有名ですが。ドイツはもっと残業をしない国で知られています。ですので休日ともなると、金曜夜に出て週末をオランダで過ごして、というパターンも可能なのでしょう。ドイツはそれでいてあの技術の高さと生産性の高さ。学ぶべきところがたくさんありますね。

それはいいとして、ステッカーがどういうものか知って見ると、実はオランダナンバーのクルマでもドイツの環境ステッカーを貼っているクルマは結構多いです。ほとんどの方が緑なのですが、それはそうですね、実はドイツよりもオランダの方が環境というかCO2排出量に関しては敏感だからです。

この理由は随分前に当ブログで述べましたが、もう一度申し上げておきますと、国土の40%近くが海面下に位置するオランダでは、地球温暖化による海面上昇に非常に敏感です。以前ご紹介したキンデルダイクの風車群もそうですが、オランダの国土づくりの歴史は干拓と治水の歴史といっていいでしょう。

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その証左といってはなんですが、オランダのクルマとドイツの車の1番の違いが、クルマの動力源。ドイツから来るクルマは保tんど必ずといっていいほどディーゼル車ですが、オランダではやはりPHVが多いです。ディーゼルもまだまだ多いですが、ドイツナンバーでPHVというのは少ない様に思います。だからと言ってドイツが環境に厳しいというのではなく、PHVの特性や交通環境の違いがそうさせているんだと思います。

オランダも日本に比べると相当に高速移動の環境は整備されていますが、それに輪をかけてすごいのがドイツです。アウトバーンでの超高速・長距離移動にはやはりディーゼルがいいということですね。

フランスのステッカーは「1」でした。

以前の記事ではフランスのステッカーは上から3番目の「2」になってしまうという結果がシミュレーションで出たとお話ししましたが、届いたステッカーは上から2番目の「1」でした。一番環境負荷が少ないとされるのは「0」でして、色々と駐車料金等で得点を受けることも可能な様ですが、これはPHVなどでなければダメでしょうね。流石に「1」で入れない都市部というのはないでしょうから、入れればそれで十分です。

こちらはフランスから直接送られて来るためにちょっと時間がかかりました。というか、忘れた頃に届きました。いや、忘れていたわけではないんですけどね。お役所というのはどこも時間がかかるものです。特にヨーロッパは日本の様に急ぐ気持ちはなくって、のんびり構えていますから。

とはいえ、2週間はかからなかったと思います。今までご報告が遅れていたのは、ただ単に私がステッカーを貼るのを忘れていたからです(笑)。

ですが届いてみると嬉しいものです。矯めつ眇めつ透かして見ていて、あることに気づきました。

「これ貼っているクルマ、あんまり見たことないな・・・」

そうなんです。ドイツの緑のステッカーはよく見るんですが、フランスステッカーはそれほど見ません。それから数日間、よく観察していると確かに貼っているクルマはいますが、結構少ないです。これはなぜでしょう?今でも謎のままです。まあ、直接国境を接している国ではないというのが大きいのでしょうね。そういえばフランスナンバーのクルマはほとんど見たことがありません。イギリスナンバーは走っているのに。

貼ってみました!

貼ったところの写真がこちらです。

一部汚くマスキングさせていただいておりますが、ここにはナンバーが印刷されております。フランスナンバーはバーコードも。このバーコードを読み取ると、きっと購入時に入力した車両情報(排気ガス規制値など)が表示される様になっているのでしょうね。試していませんが。というか、読み取りには専用の機械が必要かもしれませんので試してもいませんが(笑)。

それにしても・・・これ、EU圏で統一してはいただけないのでしょうか?そもそもドイツは数字が大きい方が環境負荷が低いのにフランスでは数字が小さい方がそうなっているとか・・・混乱するだけの様な気がするのですが。でも、外国人である私にとっては、両国のお国柄を示していて面白いと思っています。どちらかというとこれに関してはフランスの方がしっくり来るのですが、おそらくドイツはより環境負荷が低い車が出てきたときに「5」「6」と簡単に増やしていけるのでこうしているのでしょう。UROも数字が大きくなっていくので整合性も取れていますしね。そう考えると合理的なのですが。でもなんだかこういうところは唯我独尊のフランスらしいです。

そう、フランスってそういうお国柄なんです。例えば、フランスの、日本にとっての玄関口といえばパリのシャルル・ドゴール空港(CDG)ですが、ここの案内標識も変わっています。自分の向いている方に真っ直ぐ進むとしたら、案内標識の矢印ってどっちを向いているのが自然ですか?日本国内でもそうですし、少なくとも私が行ったことのある国は上むきの矢印だと思うんですが、CDGでは下向き矢印なんです。今でもそうかどうかは確認していませんが、少なくとも5−6年前まではそうだったと思います。一度オランダに出張したとき、帰りの便がCDG経由だった(オランダのの航空会社KLMはエール・フランスと経営統合されて同じ会社なので結構CDG経由も多いんです。)のですが、乗り換えの際にこれを理科していなくてエライ目に会いました。行けども行けども私が乗るはずのゲートの案内がなくむしろ遠ざかっている様に感じたので、近くにいた空港職員に聞いてみると、今私が北方向を指差すのでようやく気づきましたが、ただでさえ広大なCDGを1時間以上さまよっていた様な気がします。

まあそれはいいとして。

EU圏は単一通貨ユーロの導入やシェンゲン協定による出入国の自由さで一体感はありますが、こういうステッカーの違いなど、小さなところでお国柄を感じます。各国の特徴が失われるのは寂しいですが、環境問題という大きなテーマに立ち向かうのであれば、1国ではどうにもならないので各国で協力する必要も出て来るのではないかと思うんですよね。そうした意味でも、環境ステッカーを統一した方がより簡単なのでは・・・と思ってみたりしました。

免許証書き換え中!

ですがEU圏である程度統一されているのが免許証です。この免許証、これまた各国ごとに微妙な違いはある様なのですが、基本的にはフォーマットが共通で、例えばオランダで発行されてオランダ語で書いてある免許証をドイツの警官に見せても、その警官はデータベースにアクセスしてドイツ語でみることができますし、それ以前に「何番には何の情報が書いてある」というのが決まっているそうです。

そういえば、フランスの環境ステッカーを頼むときに車両登録証「Kantekenbewijs(カンテケンベワイス)」の番号が振ってあって助かったという話をしましたが、これも統一されているんでしょうね。実際にフランスの車両登録証をみたことがないので何とも言えませんが。

実は私、今現在日本の免許証を手元に持っておりません。そう、オランダの免許に書き換えのために提出しているんですよね。このことは別記事で詳しくご紹介したいと思いますが、オランダに90日を超える滞在をする人は、いつまでも国際免許ではなく、住民登録の日から半年以内にオランダの運転免許に書き換える必要があります。そもそも日本のパスポートで滞在許可なくEU圏に滞在できる日数は、「あらゆる180日の期間内において最大90日」となっています(わかりにくい)。

ですので、私の様に年単位で滞在予定の場合は滞在許可と労働許可が必要で(最近労働許可が必要になりました。2017年くらいまでは日本人は滞在許可さえあればオランダで働けたのですが。)、そうすると自動的に免許の書き換えが必須、となって来るわけです。そんなことを言われなくても、オランダの免許証はEUのどこでも有効かつ有効期限が10年という優れモノなのでどちらにしろ入手するつもりではいましたが(笑)。しかも、日本人の場合は日本の免許は返してもらえるというので、すぐに帰国したとしても少なくとも10年間はEU圏内で有効な免許を保持できるんですね。

今現在は最終的にオランダの免許の出来上がりを待っている状態ですが、手元に届きましたらご参考までに、手順を含めてご紹介したいと思います。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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