BMWに乗って家族みんなでドライブ行こう!

LEDに変えたテールライトとバックアップライトが点滅している?!・・・と思ったら違いました。

私は自分の愛車320dツーリングのテールライト・バックアップライト・ウィンカーを全てLEDに変更しています。ある日車庫入れの時に、後ろの風景を映し出したモニターをみて驚愕しました。「テールライトとバックアップライトが点滅している!」

またダメになったの?!

あれは先週末の夜でしたか、辺りが暗くなってから帰宅して車庫入れしていた時です。

普段自宅の車庫に入れる時はバックカメラをあまり見ません。まず、自宅車庫に入る前、まずは一旦通り過ぎる際に駐車スペースに何か障害となるものがないか確認し、停止してバックの体勢に入り、後はほとんどドアミラーのみで車庫入れしてしまいます。

まあ、もちろん慣れた自宅の車庫だからできるのですが、基本的には後ろのスペースのよほど余裕がない限り私はバックカメラを利用しません。あ、でももちろん便利だと思っていますよ?だって、室内から見ても見えない死角も見えますし、後ろもギリギリまで寄せられますし。

ですが、だいたい私の車庫入れってこんなものです。ほとんどドアミラー頼り。後は目視、と行った感じです。たいていの駐車場には輪留めがあるのであまり気にしないでも大丈夫ですからね。

で、車庫入れで後は真っ直ぐバックするだけ、という体勢になった時に、視界の端で何か違和感を感じました。暗い中煌々とついているインフォディスプレイです。もちろん、ギアをRに入れているので、後ろの状況を映し出していますが、そこには我が家の門と玄関がくらーい中、ブレーキライトとバックアップライトに照らし出されています。

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その明るさと言ったら、正に「煌々と」という感じです。大体、LEDに交換して驚いたのが、一般道で最後尾に止まった時、ブレーキから足を話したくなってギアをPに入れサイドブレーキを引いてブレーキペダルから足を離すと、何か違和感を感じ、「うわ、後ろが暗くなったな」と感じるんですよね。

あ、ちなみに最後尾でPに入れてサイドブレーキを引くのは、私はあまりよくないことだと思っています。当ブログをお読みいただく読者様には釈迦に説法かと思いますが、最後尾というのは万が一の時追突されるポジションですからね。私ももちろん、普段はできるだけブレーキペダルに足を乗せて踏んだままにしておき、いつでも逃げられるように備えています。

余談が過ぎました。で、ブレーキライトとバックアップライトに照らし出された我が家の玄関に何が違和感があったかというと、光が点滅しているんです。チカチカと、結構早いペースで。

以前、LEDなのにちに左リアのウィンカーバルブがダメになった時の悪夢が頭をよぎります。

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さらには、交換して1ヶ月くらいしか立たないのにブレーキライトが切れた悪夢も。

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「またか〜!」と思い、ドアミラーで確認してみると・・・あれ?点滅しているようには見えません。御察しの良い読者様はこの辺で気付かれたと思いますが、悪夢に囚われている私はまだ気づきません。そこで家内に頼みました。

「ちょっと、外に出てブレーキライトとバックアップライトがチラチラ点滅してないか見てくれる?」

とそこでずっこける回答が。

「バックアップライトってなに?」

ま、まあ、そうですよね、わかりませんよね。この名称はクルマ好きの方にも以外と知られていないですしね。もちろん、バックする時に点灯する、小さなライトです。

家内が降りてしげしげと見ているのがドアミラーに写っています。やっぱりドアミラーでは点滅しているように見えないのに、インフォディスプレイではチラチラ点滅しています。あ!とさすがに鈍い私もここでようやく悪夢から解放されました。

「点滅してないよね?ありがとう。原因わかったから、もういいよ。」

と家内に伝えて、無事(?)車庫入れを完了させました。

LED特有の現象でした。

LEDって、実は細かく点滅しています。

普通に見ていると人間の目では感知できないくらいの早い点滅なのですが、厳然としてチカチカチカチカと早いテンポで点滅を繰り返しているんです。

そして、ご存知の通り、モニターというものも点滅しています。昔ながらのカメラのフィルムを早回ししているようにして写しているわけですから、それはそうですよね。と行ってももしかしたらデジカメ世代の若い方にはわからないかもしれませんが・・・。

この「点滅するモニター」が「点滅している光源」を映し出すと、その周期によっては先ほど申し上げた「人間の目には見えないほど早い明滅」が細切れになって映し出され、人間の目に見える点滅となります。

よく、テレビで移されるPCのモニターって、黒い帯が上から下に流れていたりしますでしょ?あれと同じです・・・よね?

LED信号機の欠点の一つ

この現象を目の当たりにして、一つむかーしのニュースを思い出しました。

交差点での出会い頭の衝突時、「どちらの信号が青だったか?」がまず問題になったりしますよね。そこで、そのような時に、ドライブレコーダーを搭載していた方が、自分の身の潔白を証明しようとだライブレコーダーの動画を証拠として見せたそうです。確か、この件は裁判まで行ったので、裁判で提出したかと記憶しています。

そうしたら、普通は完全に一発でわかると思いますよね?ところが・・・動画に写っている信号機は真っ暗。青も赤も黄色も、何も付いていない状態でずーっと写っていたそうです。驚きですよね。信号が故障しているわけではないんですから。

これは、信号のLEDの点滅サイクルと、動画の記録するコマ数が偶然同調したために起こった現象だそうです。つまり、信号のLEDは早いテンポで点滅していますが、たまたま消えた時に動画が動画の元となるコマを記録していたとのこと。アニメを思い描いていただけるとわかると思いますが、現代では動画も一つ一つの静止画からできています。その「全て」に信号のLEDが点灯した瞬間が写っていなかった、ということなんですね。

ますます驚愕です。LED信号機、雪で見えなくなるしドライブレコーダーには映らないし、百害あって一利なしじゃないですか。いえ、逆光でも見えるという一利はありますけど。

ですがご安心ください。こうした事例を受けて、今では信号のLEDの点滅サイクルはちゃんとドライブレコーダーなどの動画にも記録されるように調整されているそうですので、もうこうしたことは起こりません。

なんかLEDっぽい!(笑)でもLEDの功罪が気になります。

そりゃそうです、LEDなんですから(笑)。ですが、このニュースの件を思い浮かべながら、今更ながらにLEDに交換した喜びを私がこの時噛み締めたのは確かです。

ですが、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。これは目に悪そうだと。強い光を放つ光源、拡散せずに直進する光、そして早い点滅。目に悪そうな要素がいっぱいですよね。

最近、スマホ老眼なる症状もあるくらいにスマホが目に悪いのは周知の事実ですが、ブルーライトもさることながら、こうした、認識されないほどの素早い点滅(スマホのスクリーンはLEDではありませんが)が悪影響を及ぼしているのではないかと個人的には考えています。

ということは。

LEDのブレーキライトを点灯させているクルマの後ろに付いて、ブレーキライトをじーっと直視してしまうと目に悪いということです。まあ、明るすぎて長い時間直視できないですが、それでも視界には入っています。

こうして考えて見て自分の行動を振り返ると、「LEDに変えて本当によかったのかな?せっかく目に優しい電球だったのに・・・」と思わないでもありません。ですが、被視認性が上がって安全性には大いに貢献していますし、我が家が遭遇しがちな「お出かけの夜、帰路での高速道路の渋滞で末尾に着いた時」の後続車へのアピールという点でも貢献していると思います。

要は、メリットとデメリットのどちらが上回るかということですよね。ただ、言えるのはBMWの電球ライト類はちょっと暗すぎるということです。あとあまり言い訳にはなりませんが、みんながやっているからいいというのではなく、今やほとんどのクルマのブレーキライトなどがLED化されている中、一人だけ「目に悪いから私はLEDやめます!」と言ってもそれは独善に過ぎず、しかも偽善ですらあると思うので、わざわざ戻したりもしません。

ただ、ミニバンやSUVのブレーキライトの配置だけは、ぜひ自動車メーカーさんに考えて欲しいと思うんです。ちょっと高い位置にあり過ぎませんか?というか、SUVやミニバンの後ろにセダンやステーションワゴンで着くと、ちょうど目の高さにブレーキライトが来るんですよね。

確かにドライバーの視線の高さにあるブレーキライトは踏んだ瞬間の被視認性は抜群です。大いに安全性に貢献していると思います。ですが、信号待ちともなると苦痛でしょうがありません。明るすぎるハイマウントストップランプもそうですが、夜の暗さに慣れた目には、顔を背けたくなるほどの明るさです。

さらに例えば、踏んだ瞬間は明るく点灯するが、停止後何秒間かすると光量を落とすようにしてはどうかとも思っています。そもそもLEDでそういうことができるのかどうか知りませんが・・・だって、家庭用のLED電球は光度調整のある箇所には使えないと書いてありますからね。

もちろん、ブレーキライトがテールライトよりも明るい理由があるのは百も承知です。かつてのクルマのテールライトって、ブレーキライトと兼用でした。どういうことかというと、ライトを点灯して走っている時、前の車のテールライトが明るくなったらブレーキを踏んでいるということだったんです。しかも、ハイマウントストップランプもなしで、ですよ。今にして思えば、随分と視認性が悪かったなあと思います。

ですが最近のクルマのデザインは、テールライトとブレーキライトの光る位置が違っているデザインが多い上に、ハイマウントストップランプもありますので、ブレーキを踏んだ瞬間は一目瞭然です。というか、昔のクルマだって明るくなるので一目瞭然でしたが、現代のクルマでは上のような理由で、テールライトよりも明るく光る必要性がなくなっているように感じるんですよね。

これは行政も絡むのでなんとも言えないのですが、できれば実現して欲しいです。もちろん、暗くなった瞬間に後続車が「発進した!」と誤解して追突する危険があるのでそうした対策も必要でしょうから、案外簡単ではないかもしれませんけどね。個人的には、先程の私の例の様に、停止中にブレーキを離して(=ブレーキライトを消して)サイドブレーキを引く人だって多いですし、私も追突されたことはないですから大丈夫だと思っていますけど。

ただ、より人間に配慮した、優しいクルマ社会でなっていって欲しいと思います。それが、BMWのいう「サステナビリティ」の理念にも合致すると思いますし。

そう言えば、BMWの灯火類って、LEDになってもちょっと暗めです。格好の点ではあまりウケがよくないかもしれませんが、もしかしてここまで考えて明る過ぎないようにしていたんですかね?だとしたらそれこそ敬服の至りです。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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