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カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠はどのクルマに輝くのか?

ちょっと気が早いですがもうすぐ12月。この季節といえば色々なところで1年が締めくくられ季節です。今年の10大ニュースですとか、忘年会ですとか・・・。自動車業界でも一大イベントがあります。そう、日本カー・オブ・ザ・イヤーの発表です。

今回のノミネート車「10ベストカー」

さて、では早速今年のノミネート車10台を見てみましょう。

  1. スバル インプレッサスポーツ/G4
  2. トヨタ プリウス
  3. ホンダ フリード/フリード+
  4. ニッサン セレナ
  5. BMW M2クーぺ
  6. アウディ A4シリーズ(Sedan/Avant/allroad quattro)
  7. ジャガー F-PACE
  8. アバルト124スパイダー
  9. メルセデス・ベンツ Eクラス
  10. ボルボ XC90

いかがですか?え?M2の字が大きい?気のせいですよ。あなたがM2を選びたいからきっとそう見えるんです。

いいクルマばかりですね。M2危うし!

それにしても本当によくもまあこれだけいいクルマが揃いましたね。結構今年は豊作だったのではないでしょうか?

それにしても、驚くのは10台のノミネート車のうち、なんと輸入車が過半数の6台!日本車危うしです。ノミネートされたクルマを見ても、正直申し上げてちょっと弱いかな・・・と思います。プリウス以外は。

インプレッサは私も大好きなクルマです。スバルの4WDは抜群の走破性を誇りますし、アイサイトの安全性能もピカイチ。かつそうしたパッケージを安価に提供しているところはすごいですよね。

プリウスはまたもエポックメイキングな燃費を達成しましたし、セレナは非常に先進的な自動運転システム「プロパイロット」を搭載してデビューしました。日産が言うところの「同一車線内での自動運転」を実現した、もっとも先進的な車かもしれません。

フリードは・・・すみません。勉強不足なのでわかりません。

そして輸入車でM2は、当ブログの読者さまには言わずもがなですね。ノミネートされて当然、という感じですか。

それにしてもアウディA4とメルセデスEクラスも相当強敵です。これはいちいちご説明申しげなくてもご存知かと思いますが、残る2台のF-PACEとXC90もエポックメイキングなクルマです。F-PACEはディーゼルも日本に導入されていますし、XC90は経済性に優れたガソリンエンジンと、PHVですよね。

もうしてみると、キーワードは「環境性能と自動運転」が共通していますね。

そしてそこから外れる、むしろ古典的なクルマの楽しさを追求し、見事にそれを現代的解釈でまとめあげているのM2と124スパイダー。特に124スパイダーは昨年度のCOTY受賞車、マツダロードスターがベースですので、実質的に2年連続での登場となります。もちろん、アバルトの手が加わっていますので別物との話ですが、いかにライトウェイトオープンスポーツの分野がアツいのか、よくわかりますね。

BMWの近年の受賞歴

大体、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するのですが、昨年は2シリーズアクティブ/グランツアラー、我らが3シリーズはデビューの年の2012年度に受賞しています。

また、2014年度はインポート・カー・オブ・ザ・イヤーをCクラスにさらわれた代わりに、i3がイノベーション部門賞を受賞しています。

では今年、そこにまた栄光の歴史が加わるのでしょうか?!

前哨戦の結果は?

最近、前哨戦たる「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」が発表されました。その結果はすでにニュース等でご存知かと思いますが、ニッサン・セレナが受賞しました。しかも圧倒的な差。

そしてRJCカー・オブ・ザ・イヤー インポートにはボルボXC90。これはアウディA4とまあまあの接戦でしたが、文句なしの一位です。

まあ、RJCは結構マニアックなクルマが選ばれますので、COTYが何になるかの参考にはあまりなりませんね・・・。実際、昨年も全く一致していません(スズキ・アルトとBMW MINIクラブマン)。

個人的な予想ですが。

私は無難にプリウスでくるのではないかと思います。

やはり40km/Lを超えるJC08モード燃費は画期的でしょう。ただ、本当にこれを選んだら、私はすごく寂しく感じます。こんなことを言っては何ですが、

「今や日本車は燃費しか誇るものがないのか」

と。

昨年度、ロードスターが受賞した時は結構感動を覚えたものでした。まあ、ロードスターも歴史のある名車であるので順当とも言えるのですが、そうは行っても、やっぱり日本車はまだまだ元気だぞ!と言う気分になったものです。

でも、プリウスになったらまた逆戻り。正直申し上げて、プリウスのあのデザインはどうしても好きになれませんし、「燃費だけ」と言うイメージが拭えません。最近、タクシーでも増えてきていますが、あの乗り心地の酷さと容赦ないロードノイズはタクシーには向かないのではないかと思うほどです。

いえ、トヨタが嫌いなんではないんですよ。むしろ豊田社長はカーガイとして非常に尊敬し、トヨタに期待もしています。ただ、昔ながらのトヨタの「80点主義」と言いますか、目標とした燃費以外は「このくらいでいいだろう」と言うのが非常に見え見えで許せないんですよ。一生懸命やってそれならまだ話はわかりますが、トヨタならもっとできるはずじゃないかと思ってしまうんですよね。そこが歯がゆくてしょうがないんです。

あ、話がだいぶ逸れましたね。で、インポート・カー・オブ・ザ・イヤー。これは・・・M2!と言いたいところですが、メルセデスEクラスとアウディA4が大接戦の末・・・Eクラスでしょう。ここもやはり自動運転技術が決め手になるのではないでしょうか?

ただの予想ですので・・・

多分外れます(笑)。

ただ、これだけは申し上げておきたいのですが、私はもちろん、気持ちとしてはM2に1票ですよ。理由は

「クルマ本来の楽しみをコンパクトなボディとパワフルなエンジンで表現し、本格スポーツドライビングに耐えうる車にも関わらず比較的安価に提供していることから、自動車の運転の楽しみの原点を楽しめる裾野を拡大した。」

と言うのはどうでしょう?!うーん、でも「安価」と言い切れないのが辛いですね。

M2初試乗!もしかしたらどこよりも早い試乗記

あなたなら、どのクルマに、どのような理由で投票されますか?

COTYの発表は12/9です。この日はニュースから目が離せませんね。

あと、個人的に楽しみにしているのは、私の愛読誌CGの「CG AWARD」です。こちらも機会がありましたら感想をお伝えしたいと思います。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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