BMWに乗って家族みんなでドライブ行こう!

スマホのカーナビアプリがすごいことになっている。

一般的に輸入車のカーナビは、最近はまだマシになってきたとはいえ日本国内のどのカーナビにも及びません。代替手段としてはカーナビを後付けしたいのですが・・・

なんで輸入車のカーナビってこうなの?

いきなりこんな見出しですみません。でも、これはたいていの輸入車オーナーが感じていることではないでしょうか?

iDriveでインフォテインメントのインターフェースの革新に先鞭をつけたBMWといえど、カーナビに関してはまだまだの感があります。BMWが、というより日本仕様にするときにですのでBMWジャパンが、ですかね?いずれにしろ頑張ってほしいものです。

何がそんなにいけないのか?

私の前のクルマである2012年モデルの320iと、現所有者である320dツーリングとでは、iDriveのバージョンが違います。具体的に言うと、2012年モデルはCICと呼ばれるもので、2015年モデルはNBTというものに進化しています。

ここで違いを詳しく述べだすとキリがない上にテーマとずれるのでやめておきますが、NBTになってからはだいぶ良くなりました。地図も見やすくなりましたし、走行中のスクロールもカクカクせずにスムーズです。

でもでも。やっぱり駄目なんですよ。以下不満な点を列挙します。

情報が古い!

もう、まずはこれにつきますね。日本国内のカーナビではいかに情報の鮮度を保つかを競っているのに、その点で大きく見劣りします。
例えば、私が購入した時には既に首都高速中央環状線山手トンネルの湾岸線から大橋JCTまでは開通していたのに反映されてないという・・・。それでも最新地図っていうんですから。

ルートが見にくい!

これから自分が走るところ自体は見やすいんですよ。ずっと白で表示された道が青矢印の自車マークの前に伸びているので。ただ、全部白なんです。

つまり、高速を使用するのかどうか一見してわからないんです。私なんかは最初、ずっと一般道かと思っていたらいきなり高速に乗るよう案内されて焦りました。

しかもなんだかどこへ行くにも高速道路を使いたがります。ちょっとした都心部の移動ですら、積極的に首都高速を案内するセレブ仕様です(笑)

目的地の設定がわずらわしい!

ダイヤルをクルクル回してクリックって、もうスマートフォンの操作に慣れた身には非常にまどろっこしいんです。例えば「き」と入力するのもまずダイヤルを回してか行にカーソルを合わせてクリック、そのあとまたダイヤルを回してカーソルを「き」に合わせてクリックと、1文字入力するのに2段階必要なんです。コネクテッド・ドライブ・プレミアムにご入会されている方には関係ないのでしょうが・・・。

余談ですが、今はコネクテッド・ドライブ・プレミアムは購入当初はオプションとして選んでいなくても後付けで申し込めます。ただしiDriveがNBTでないとできません。

その他にも固定式カーナビのわりに測位精度が低めだったり、不満点はいっぱいあるのですが、これをなんとかしたくて導入したのがカーナビタイムです。

代替カーナビ選定

通常のDIN規格のカーナビは付かない!

輸入車はなぜかこのDIN規格というものを無視してオーディオスペース周りを作っています。VWはDIN規格のカーナビ・オーディオがつけれらるようになっていますが、残念ながらBMWはそうではありません。

4-5年ほど前から、モニターをダッシュボードに掲げて本体はグローブボックス等の邪魔にならないところに置くタイプのカーナビが姿を消しています。安全上の理由からちおいうことですが、BMWユーザーのみならず輸入車ユーザー全体にとって代替カーナビの選択肢がなくなってきています。

つまり、一体型の簡易カーナビか、スマートフォンやタブレットでカーナビアプリを使用するかのどちらかしかないわけです。

やっぱりアプリで。

私はNTT docomoの「ドコモドライブネット」をサービス開始とほぼ同時に使用し始めてました。

前の320iの時はさらにその前の323i(E90)の時から引き続き使用していたのですが、どうしても気になるところが出てきました。

やっぱり情報が古い!

地図更新が無料というのはいいのですが、半年に1回しか更新されません。

なんで別の機器が必要なの?

ドコモドライブネットを使用するには別途GPSレシーバーが必要です。ジャイロセンサーなどを内蔵しており位置測位精度が高まるとのことですが、すべてスマホに内蔵されている機能をなぜ1万円もする後付け機器で付け足すのか理解できませんでした。幸い私はキャンペーンで当たったので無料で入手してましたが。
でもその割に位置測位精度も悪く、使い勝手もイマイチでした。

そこで代替手段を探しだしたのですが、まず簡易カーナビはありえません。既に特等席はiDriveのモニターが鎮座してますので。

そこでアプリなのですが、今はいろいろなものが出ており、無料のものも検討しました。具体的にはGoogleマップYahooカーナビです。

特にYahooカーナビはちょうど検討していた時期にリリースしており、ネットの評判もよさそうだったので試してみましたが、私にはしっくりきませんでした。
なんだか案内するルートが正確性に欠けるというか、現地に行ってみて「あれ?こっちの方が早いんじゃないの?」と思うことが多かったんですね。

で、パス。

Googleマップは道案内なら、渋滞回避も含めて大変正確ですが、私が欲していたのは「カーナビ専用としての機能」、すなわち駐車場の満空情報ですとかGSの価格情報でしたので、これもちょっとパス。

そうすると有料のアプリになります。

有料カーナビアプリ対決

さて、有料カーナビを選択することにしたのですが、どれを選べばいいのか、さっぱり見当もつきません。

幸いなことに、こうした有料カーナビアプリは大抵お試し期間がついています。これを利用して、3つのアプリを比べました。

ゼンリンいつもNAVI
NAVIelite
カーナビタイム

この中でも特にNAVIeliteには期待していました。このアプリはトヨタの純正カーナビを作っているアイシンAW製。日本的なおもてなし感覚が盛り込まれた、優れたカーナビであろうと思いきや・・・

「地図が子供っぽくて見にくい・・・」

しかも渋滞情報はVICSのみ。これではドコモドライブネットから比べるとむしろ後退してしまいます。

どういうことかというと、渋滞情報は今や「プローブ情報」の時代なんです。実際にその道を走った車が要した通過時間で渋滞しているかどうか判断し、地図上に情報として反映されます。この情報は点線で示されるので、一目でプローブ情報だとわかります。

例えば、幹線道路本線が流れていると、青線でいかにも渋滞していないように見えますが、立体交差の交差点に進入する時に側道に入るとまったくうごかなかったりすることがありますよね。プローブ情報はこうした情報も示してくれるのです。拡大するとこの場合側道は赤の点線になっていることで、なかなか進まないほど渋滞しているとわかります。

この機能、東日本大震災の時に注目されたのですがご存知ですか?
どういうことかというと、震災で多くの道路が通れなくなっている中、たとえ渋滞していようとも、このプローブ情報の点線が表示されている道路は実際に走った車がいる=通行止めではない、という判断のもとになったんです。

ともあれ、ドコモドライブネットでもプローブ情報の存在は助かっていたので、この時点でNAVIeliteは脱落という意外な結果になりました。

残るはカーナビタイムといつもNAVIです。いつもNAVIは由緒ある地図会社のゼンリンが出していることもあって、地図精度は期待できます。実際、カーナビはこうした地図会社の地図を買って使用しているそうで、しかもゼンリンはその方面でもトップクラスとのことなので、信頼度は抜群です。

案の定、地図は素晴らしいものでした。見やすく情報も豊富。3D表示にしても見やすさは失われず、カーナビ専用機の時代は終わったんじゃないかと思うほどの出来です。

一方のカーナビタイムの地図は意外と簡素です。情報量はさほどなく、実直に道が示してあるといった印象。

このふたつを運転中に使用してみると、あることに気づきました。

運転中ですので、チラ見しかできませんよね?その時に地図に情報量が多すぎると自車位置周辺の情報などがかえって探しにくいんです。ましてやスマホの小さい画面ですとなおさら。

その点、カーナビタイムはある程度表示する情報を絞っているように見えます。だから一見すると簡素に見えるんですね。
ですので、今度は逆に自車位置の把握や周辺の情報も把握しやすさ抜群。しかもプローブ情報も対応しており、地図更新は随時、というか新しい道路ができたら開通した日には反映しているという文句のない仕様だったこともあって、決定しました。

あとはお値段なんですが、この中ではカーナビタイムが一番高い!いつもNAVIは月額300円(税抜き)、NAVIeliteは月額400円なのに対して、カーナビタイムは月額600円!もちろん年間購入することで割引になりますがそれでも一番高いです。

そのうえ、無料試用期間中は案内機能は使用できないという微妙な設定。いくら地図が良くても案内がイマイチであればカーナビとしてよいとはいえません。

そこで私は、駄目だったら解約するつもりで1か月分を購入し案内機能を使用してみたのですが、これもよかったんですよ。

そこでそのままカーナビタイムを使用しているのですが、私のマネしちゃいけませんよ?最初から年間購入したほうがいいです。大丈夫、後悔しませんから。

では具体的にどう後悔しないのか、次回記事でご披露します。

ここまで長々とありがとうございました。

 

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