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BMWを運転するダンディな紳士、200名求む。~100周年記念車第2弾「BARON」

100周年記念モデル第2弾の情報が出ていましたね。523dベースでその名も男爵を意味する「BARON」というネーミングだそうです。523dに数々の豪華装備を満載して、777万円という(5シリーズの値段からすると)お買い得価格。値段も狙ってますが、内容はもっと狙ってます。

ダンディな紳士向け

特別装備の詳細はリンク先の記事に譲るとしますが、これ、私は好きです。

前回のi3と打って変わって、今度はモデル末期の5シリーズで来るとは思いませんでしたが、これは正直欲しい!買えないですけど。

特にボディカラーで設定されているメディテレーニアン・ブルーって、すごくきれいな色だと思いませんか?これにオイスターの内装なんて、自分がダンディじゃなくてもダンディな気分になってきそうです。

あ、メディテレーニアンって地中海のことですよね?しかも内装はオイスター・・・牡蠣・・・。なんか海で統一しいるんでしょうか?ボディカラーのもう一色はミネラル・グレーですけど、これは過去記事でお話しした通りイルカ色ですし。あ、3シリーズじゃないのでイルカではないですね。

BMW3シリーズのボディカラー雑感。今日のドライブは近場でクルマウォッチング。

BMWのイメージ戦略

BMWって、やっぱり都会的なイメージです。これはBMWのあるミュンヘン、さらにミュンヘンのあるバイエルン州が都会的で垢抜けているところから来ているのは間違いないでしょう。

私は○十年前の新婚旅行でドイツに行き、もちろんミュンヘンのBMW博物館も訪問し、ついでにシュツットガルトのメルセデスベンツ博物館と近郊のポルシェ博物館にも寄りました。

シュツットガルトで宿泊したホテルはビジネスマンばかりで野暮ったく、ミュンヘンで宿泊したホテルは夜になるとロビーでピアノを弾いていたり、挙句の果てには山本寛斎さんのファッションショーをやっていたりしました。二つとも一流と言われるホテルですが、こうも違うものかという感じでしたね。もっと平たく言うと、シュツットガルトは新婚旅行で訪れる場所ではなかったです。

街並みもミュンヘンでは美術館あり、オペラハウスありと多彩で、街中を走っている市電までオシャレです。家内とホテル周辺を散策したのですが、ちょっとアーティスティックな絵葉書を打っている小さな店があったり、路上でアーティストが絵を売っていたりととにかく文化的でしたが、シュツットガルトはなんというか、ちょっと無機質な感じがしました。ホテルの周辺は合理性第一で道路の立体交差がうねっており、とてもではありませんが散策などできる環境ではありません。

ドイツは連邦制ですので地方が強く、したがって地方によってすごく特色があります。日本も昔の戦国大名や幕藩体制まで遡れば非常に地方によって特色があったのですが、ドイツも似ていて、国として統一されたのが比較的近代になってからですので、こうしたことになっているんですね。

その町に行くと、なぜメルセデスがああいうクルマ、ちょっと教条的で野暮ったいクルマを作り、BMWは享楽的で垢抜けたクルマを作るのか、すごくよく分かったような気がします。

つまり、BMWはクルマ界のファッションリーダー(死語)たるべく、ダンディな紳士に乗って欲しいんですよ。

ダンディじゃないとダメですか?

私は別にファッショナブルでもないですし、ダンディな紳士でもありません。朝になれば眠い目をこすって起きて、満員電車に揺られて出勤する、冴えないどこにでもいる典型的なサラリーマンです。

かれこれ10年も3シリーズに乗っていればちょっとはBMWが理想とする顧客のようになれるかと思いましたが、一向にその気配はありませんね(笑)。

むしろ最近ではBMWの方が、2シリーズアクティブツアラーを発売するなど、すそ野を広げるべくユーザーに対して近づいてきてくれるような気がします。ですので、ダンディじゃなければBMWに乗ってはいけないわけでもないですし、そう考えると、この200名の男爵様もちょっと身近に感じますね。お値段は全然身近じゃないですけど。

あくまで気分だと思います。5シリーズにダンディに乗り込み、颯爽と立ち去るという。運転もなんだか模範的になりそうですね。背筋が伸びるというか。でもそれってすごくかっこいいことだと思います。

いかがでしょう?あなたもこの機会にBMW男爵の座を手に入れてみては?100周年記念車なので、ナンバーはもちろん「100」で!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
今回はこの辺で失礼します。

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