ALPINAディーゼル試乗会の興奮冷めやらぬ週末明けですが、例によってALPINAのHPで遊んでいたら気になるものを発見しましたので、ご報告します。
B3S発表!
ご存知の方も多いと思いますが、ALPINAは末期も出るくらいになってくると、さらにパワーアップしたバージョン「S」を発表するのが通例です。
恐らく、当初に出した無印のモデルの熟成が進むのと、オーバークオリティだった部分をパフォーマンスアップに振る改良の為のデータの蓄積と開発が終わるのが、どうしてもモデル末期になってしまう、と言う事で出し惜しみしているわけではないとおまうのですが、購入を検討されているからするとじれったいのも事実だと思います。
ポルシェなんかもそうですね。ニューモデルのラインアップでは用意されない「ターボS」が出ると、私は逆に「そろそろモデル末期かなー」などと思ったりします。
気になったのはそれではなく。
はい、B3Sが気になった訳ではないんです。まあ、気にはなりましたが、というか、気になったから早速B3Sのコンフィギュレーターで遊びだしたのですが、そこのオプションの欄に仰天のオプションが記載されていました。
そう、Apple CarPlayです。
Apple CarPlayといえば、最近流行りの「コネクティビティ」のさきがけです。お手持ちのiPhoneを接続すると、電話やマップ、音楽など、車内に設置されたモニターで、まるでiPhoneを操作しているかのように使える、非常に便利なインターフェースです。
詳しいサービス内容はこちらをご覧ください。
そして、対応車種を見ると・・・なんと2017年モデルは、1シリーズ以外は全てのBMWに搭載されていることになっています!
2017モデルといえば、今現在購入できる車種ですよね?!ですが、ついぞApple CarPlayが搭載されているという話は聞いたことがありません。ただ、少なくとも本国仕様では搭載されているということですね。ALPINA B3Sにも搭載されるということがそれを物語っていると言っていいでしょう。ALPINAって、基本的に本国仕様ですからね。
もしや、B3Sとタイミングを合わせて、この夏に切り替わるMY2018から搭載されるのかな?と思って、ディーラーさんに聞いて見ることにしました。
結果。
お返事はあまり芳しくないものでした。
MY2018への切り替わりに向けて届いている変更内容に、特にそういった記述は見当たらないと。
残念、あまりに残念です。ただ、なんとなく理由として考えられるのは、BMWコネクテッド・ドライブ・サービス・プレミアムの内の、BMW APPSやBMW Connectedのアプリが競合するからではないか?ということ。
でも、これは本国仕様だって同じなはずです。だとすると、なぜでしょう?プレミアムの入会者数が一定ラインに達して、サービス単体で採算がとれるようにならないと導入しないなどの縛りでもあるのでしょうか?
個人的には影響はないものの、あのiPhoneやiPadとの親和性が高いiDriveを見るにつけ、残念な気持ちになるのを禁じ得ません。
或いは、Apple CarPlayの導入が他メーカーに遅れたので今更大ぴらに導入することができず、密かに導入するとか?!まあ、これはないでしょう。
そこまでApple CarPlayが便利なものとは思わないですが、ちょっと音楽を聴きたい、と言った時などはやっぱり操作はしやすいと思います。私はiPad mini4をつないでいるので、「ほぼCarPlay」状態ですし、自由度はCarPlayよりも高いのですが、「将来的にタブレットをダッシュボードに設置するようになると思っている」と言ってみたり、コネクティビティをいち早く提唱していたBMWとは思えぬ動きの遅さと言わざるを得ませんね。
こう言ってはなんですが、できのあまりよろしくないカーナビを標準装備にするくらいなら、Apple CarPlayだけでなく、AndroidAutoなど、スマートフォンとの連携デバイスの方を標準装備にして欲しいですね。
その上で、こうしたスマホ連携デバイスで使用可能かつ、車両本体のOBDデータも利用できるような、カーナビアプリを何処かの会社が開発してくれませんかね?今はさほどではなくても、スマホ連携デバイスには、このような可能性が大いにあると思うんですよね。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。