点検の代車のActivehybrid3、昨日も帰ってきてからちょっとだけ乗ってみましたが、結構気に入っています。
乗り心地の良さは車重が重いから。
こちらの記事でご紹介した第一印象で、乗り心地がよい、具体的には上屋が揺れずにフラット感が高いと申し上げました。
調べてみると、Activehybrid3の車重は1,740kg。一方320dツーリングは1,620kg。120kgも重いんですね。
しかも、Activehybrid3は2013年型で私の320dツーリングは2015年型。この間、ドラスティックな変更があった2014年を挟んでいるので、サスペンションセッティングが変更になったと言われています。具体的にはサスペンションが柔らくて評判が悪かったので固くなったと。
こういうわけで乗り心地が違うのですね。納得しました。とはいえ、上でご紹介した記事でもおわかりのように、同乗者には気づかれないくらいのレベルです。
とにかく速い速い!
ちょっとだけ高速の料金所からのフル加速を試して見ました。もう、文字通り「ちょっとだけ」です。
大変な猛加速です。
高速でよく使用する80km/hからの加速もアクセルをちょっと踏んだだけですごい加速をします。
こんな乗り方をしていたら、タイヤがあっという間に寿命を迎えてしまいそうです。
音は快音ですよ。やはりBMWの直6ですからね。あくまで高級感を崩さず、クォーンという咆哮を上げて回転をあげていきます。音圧はそれほど高くなく、あくまで快音のレベルです。排気音も走っている分にはさほど気になりません。
軽快感はないかも。
乗り心地や直6の感触と相反するかのように、アクセルオンで弾けるように回転を上げるエンジンの感触や、ひらりひらりとコーナーを抜けていく軽快感というものは希薄です。
3シリーズ自体が大きくなって来ているのもありますが、やはりバッテリーで重くなっている影響があることは否めませんね。
エンジンの反応も、なんだか4気筒エンジンの方が反応が鋭い気がします。タコメーターを見ると回転自体は鋭く上がっているんですが。
バッテリーについて
Activehybrid3のバッテリー、EV走行をするとモリモリ減り、エンジンがかかっていると逆にモリモリ回復します。
これはもしかして…バッテリー容量が小さい?と思って調べて見ました。
1.35kWhだそうです。比較のために同クラスのハイブリッドだと、トヨタのSAI/レクサスHS250hで1.59kWh、一クラス上のアウディA6 hybridで1.3kWh。
特別容量が小さい訳ではなさそうですね。ご参考までに、330eは7.6kWh、プリウスPHVで4.46kWh、アコードPHVで、6.7kWh。PHVになるとぐっと容量も増えますね。中でも330eはトップクラスの容量です。
なにが言いたいのかと言うと、このActivehybrid3、バッテリーは通常のハイブリッドと同等の容量があるので十分働いているはずなのですが、それが感じ取りにくいんですよね。
私が先に330eを体験してしまったせいもあるかと思うのですが、EV走行のみで発車はなかなか出来ませんし。
今度はエネルギーフローメーターを常時表示させて走ってみて、観察することにします。「感じない」だけで、影で一生懸命モーターがアシストしてくれているかも知れませんからね。
第二印象 まとめ
一言でいうと、ハイブリッドというよりは「3シリーズのカタチをした、ものすごく高級かつ重厚なクルマ」です。
日本仕様は標準装備でほぼ何でも着いていますし、足りないものは…ACCくらいですね。これは2014年以降のモデルには着いています。この2013年型は普通のクルーズコントロールです。
まだまだ探求してみたいですね。中古で400万円代で走行距離15,000km程度のものが出ているので、狙っていらっしゃる方、多いと思いますので、ご期待ください。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。