当ブログでもご紹介した通り、BMWは8シリーズの復活に向けて本気で動いているようです。過去記事でお伝えした通り、この8シリーズは6シリーズクーペの後継となるらしいのですが、では一体6シリーズというのはどうなるのか?その一端が垣間見えましたのでご紹介しようと思います。
6シリーズはGT化。
まずは以下の記事をご覧ください。
「5シリーズGT」改め「6シリーズGT」。BMWの新型グランツーリスモ、2017年誕生へ!
clicccar 11/23(水) 16:33配信
clicccar.com(クリッカー)
BMW『5シリーズ グランツーリスモ』(GT)次期型プロトタイプを、偽装が薄い状態で補足に成功しました。新LEDヘッドライトやフロントバンパーのエアインテークが一新されていることが確認できます。
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次期型では「6シリーズ グランツーリスモ」(GT)へ名称変更される可能性が高く、名実ともに生まれ変わることになります。
リア部分はまだカモフラージュが重いがですが、現行モデルとは異なるリアゲート開口部が確認でき、荷物の積み下ろしなど使い勝手が向上するようです。
また「CLAR」プラットフォームにより80kg以上の軽量を達成し、現行モデルより広い居住空間を実現しています。
パワートレインは、1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒ターボのほか、「xDrive40e」プラグインハイブリッドのラインナップが予想されています。
(APOLLO)
どうお思いになられたでしょうか?私は少し「ええ?そんなあ・・・」と残念な気持ちになってしまいました。
6シリーズといえば伝説の名車。
そう、あの美しいE24型6シリーズ、いまでも中古市場で大人気の名車です。
そして、現在のラグジュアリーかつスポーティな6シリーズクーペへと続いてきたわけですよね。ですが、以前8シリーズをご紹介した時の記事には、8シリーズは6シリーズの後継と位置付けられる旨記載してありました。
この記事でも最後に疑問を呈しておきましたが、6シリーズはGTに生まれ変わるということであれば辻褄が合いますね。
8シリーズはベントレーやメルセデスSクラスクーペに対抗するラグジュアリークーペなのでは?
私の理解ではこの章のタイトルの通りなのですが、そうなるとEセグメントのクーペはどうなるのでしょうか?確かに、今やラインアップしているのはメルセデスだけ(Eクラスクーペ)となりますが、考えてみればそれとてCクラスベースですよね。
ここで考えるとアウディのラインアップに行き当たります。アウディも同じくA5というDセグメントクーペがありますが、それ以上のクラスではクーペはありませんね。ですが、A5スポーツバック・A7スポーツバックというのがあります。
アウディはBMWとは違って偶数番号のモデルがいわゆる基幹モデルで、奇数番号が派生モデルの扱い。これを考えてみると、新しい6シリーズGTはA7スポーツバックに対抗するクルマとなるのでしょうか?
確かに、A5/ A7スポーツバック、かっこいいクルマです。正直申し上げてBMWのGTよりもはるかに見かける機会も多く、実際に人気もあるそうですから、BMWがここに目をつけても不思議ではありません。
だとすると画期的なことではないでしょうか?だって、今までBMWってメルセデスを睨んで何かと商品力を競ってきたメーカーです。それが初めてと言っていいくらいアウディを意識したとなると、BMWがアウディを新たにライバルとして認めたということになります。
これはもちろん私の想像の域を出ませんので、あくまで私の独り言として受け取っていただけたら幸いです。が、なんかモヤモヤしますね。
それにしてもすごいダウンサイジングっぷりです。
少なくとも5シリーズGTの後継であるのですから、ボディサイズはそれなりの大きさであるのに、エンジンが1.5L直列3気筒・2L直列4気筒というのは驚き以外の何者でもありません。もしこの記事が正しいとすると、PHVが最強バージョンということになりますね。
本当に走るのか?という根本的な問いが出てきてしまいますが、BMWが決めたことなのであるならば、それなりの勝算があってのことなのでしょう。
本格的に「ラグジュアリー=大排気量車」とは言えない時代が来たんですね。
それでもまだ半信半疑。
実のところ内容が突飛すぎてまだ私には腹落ちしていません。ほとんどの方はそうだと思いますが、さすがに「ふーん、そうなんだ」と流せるような内容ではないですよね。
つい最近発表になった次期5シリーズの正常進化っぷりとのギャップがあまりに激しすぎます。
でもきっと、ほぼこの記事の通り出てくるんでしょうね。それはそれで楽しみです。新時代のBMWの登場を純粋に楽しみにしたいですね。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。