3シリーズのルーツである名車、2002ターボへのオマージュのコンセプトカー、その名も「2002オマージュ」をBMWが公開しました。写真で見ると、正直ちょっと微妙な気もしますが・・・。
コンセプトカー「2002オマージュ」
以下、記事を引用します。
名車 2002ターボ の再来…BMW「2002 オマージュ」初公開
ドイツの高級車メーカー、BMWグループは5月20日、イタリアで開幕した「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」において、コンセプトカーの『2002オマージュ』を初公開した。
コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステは、イタリア・コモ湖畔で毎年開催されるクラシックカーの一大イベント。BMWグループはここ数年、このイベントに協賛しており、ワンオフのコンセプトカーを製作し、公開している。
BMWグループが今年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステにおいて初公開した新たなコンセプトカーが、2002オマージュ。名車、BMW『2002ターボ』に敬意を示して開発されたワンオフモデルとなる。
今から50年前の1966年、BMWは通称「02シリーズ」を発表。現在の『3シリーズ』のルーツともいえる同車に、1973年に追加された高性能グレードが2002ターボ。量販車で初めて、ターボエンジンを搭載したモデルとして知られ、モータースポーツでも成功を収めた。
今回発表された2002オマージュは、最新の『M2クーペ』がベース。レトロな雰囲気を持たせたボディは、2002ターボの再来を思わせるデザイン。フロントスポイラーやオーバーフェンダー、リアスポイラーが、迫力のルックスを実現している。
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(レスポンス 森脇稔)
(引用元:Response)
ご参考までに、オリジナルの2002ターボはこんなクルマです。
いかがでしょう?私には、コンセプトカーとはいえちょっと思い出を美化しすぎてしまっている気がしますが・・・。
2002「ターボ」?
そう、ターボです。今、BMW好きな方々がよくいうのが、BMWはやっぱり「チョクロク、エヌエー」でないと!と言いますよね。
「チョクロク」はもちろん直列6気筒エンジンですが、「エヌエー」というのは「NA」、つまりノンターボの自然吸気エンジンのことです。
実はBMW、この2002ターボの大成功により現在の地位まで上り詰めたと言っても過言ではないです。そしてこのクルマは1973年に発表されましたが、量産車初のターボエンジン搭載車だったんですね(オプションでなら1963年からGMが搭載していました。)。いかにも航空機エンジン製造メーカーだったBMWらしい発想です。ターボって、もともとは空気の薄い高空で、エンジンのパワーが落ちないように採用されたのが始まりですからね。
しかもこの名車、搭載していたエンジンは直列4気筒です。実はBMWの6気筒エンジンはそこまで歴史が長いわけでもないんですね。
この2002シリーズの後継者としてデビューしたのがE21型3シリーズ。
ここまでは2002の面影がありますね。ただ、後期型になるとヘッドライトが4灯になって、その後継として登場するのがE30型になるわけです。M3であまりに有名ですよね。
今見てもほれぼれしますね。学生時代に大いにこのM3に憧れたものでした。
2002ターボの後継はやっぱりM2でしょう!
これはM2発表当時から言われていたことですね。BMWは100周年に合わせてやたらと2002ターボをアピールしている気がしますが、それだけBMWの歴史に燦然と輝く名車なんですよね。
しつこい様ですが、私はE30のM3を一番に押したいです・・・。
まとめ
コンセプトカーですので、市販されることはないですが、M2といい2002オマージュといい、まだまだ何か出てきそうな気配ですね。
昨年が3シリーズ発売40周年ということでStyle Edgeをはじめ、私の愛読誌CGでも特集を組んだりしていたのでもうネタ切れ・・・なんてことはないですよね!楽しみにしましょう!
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。