40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

東京モーターショー、行ってまいりました!BMW 6シリーズGTと〇〇を激写!

BMW

古くからの当ブログの読者様の中には、もしかして想像が付いていた方もいらっしゃるかもしれません・・・私の行動パターン。前回記事で、「6GTカッコいい!実物見たい!」と言っていて、しかも今実物を確実に展示している場所がある・・・はい、ご想像通りです。行って来てしまいました、東京モーターショー2017!

目指せ東京ビッグサイト!目指せ東3ホール!

私の職業は、カレンダー通りに出勤がある仕事ですので、今日は当然ながら普通に出勤する日です。もちろん、有給休暇の申請なんかしていませんから、業務終了後にダッシュで東京ビッグサイトへ向かうしかありません。それで十分に見れる時間が取れるのかという疑問もあります。

が。

6GTを見たいという気持ちはそんなハンデには負けませんでした。大体、3連休には行く時間がない・・・というかなんとかなるかもしれませんが、大変な混雑が予想されます。さらに、平日の16時以降の入場は入場料が安くなることも後押ししまして、ダッシュで仕事を片付けて、出発することにしました。

・・・それにしても、幕張メッセよりはいいですが、東京ビッグサイトって意外と不便なところにあるんですよね。私は前回のショーはパスし、その前はクルマで行って駐車場に入れずにひどい目にあった記憶があります。つまり、公共交通機関で行ったことがないので、今回は無難にビッグサイトそのものまで連れて行ってくれる都営バスで最終的に到着するようにしました。

バス停はもう東京ビッグサイトの一部なので、はやる心を抑えて東3ホールへ!動く歩道も早歩きで飛ばしに飛ばし、BMWブースにたどり着きました。

では早速見ていきましょう。

展示車は以前既にご紹介しましたので、ここでは省略します。

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ですが、実際に行くと、どれがアジアプレミアだとかもう関係ないですね。なんだか舞い上がってどうしようもないです。そうならないように当ブログで整理したのに、書いた本人が舞い上がってちゃ世話ないですね。

私が一番最初に向かったのはもちろん、6シリーズGTです。ですが、私がアプローチした側からですと・・・あれ?ない?!そんなはずは・・・あ、裏から入っちゃったんだ。表に回って・・・っと。

あるある、ありますよ。6台並んでいますが、一番外側は740eと530eの両ハイブリッド艦隊が鎮座しています。そしてその一つ内側にコンセプト8シリーズと、コンセプトZ4の両コンセプトカー艦隊。そして真ん中の2台がM760Liと6シリーズGTです!

これ、メイン展示の扱いじゃないですか!堂々のセンターですよ!

6シリーズGT観察と、BMWがドアを開けていない理由。

ところで、心なしかBMWのブースには人が少ない気が。向かいのメルセデスのブースには人がいっぱいいるようなのですが・・・よーく見てみると、メルセデスや、お隣のプジョーのブースではクルマに乗り込んでいます。がBMWは全てのドアがロックされている様子。

まあいいか、と思い、6シリーズGT観察開始です。

まずは全体のショットから。

どうです、この堂々たる存在感!まさにBMWブースのセンターを飾るにふさわしいエレガントさではないですか!ホイールやキャリパー、ボディサイドのエンブレムを見るにM Sportですね。後から伺ったのですが、これはデビューパッケージで、全てのオプションが全部盛りの状態で、お値段約1,200万円!と7シリーズを軽々と超える値段です。

まあ、値段なんて無粋な話はやめましょう。夢の世界に来ているのですから。

7シリーズとそっくりなフロントマスクながら、リアに向かってなだらかに落ちて行くルーフラインがGTの証です。

注目のリアなのですが、この写真のようにフロント側からみるとやはり厚く見えるのですが・・・

リアから見るとあまり厚ぼったさを感じません。これはなんでなのでしょうね?個人的には、やはり5GTよりもかなり優雅なイメージがプラスされて、かなりお気に入りのアングルです。

そして、わかりますかね?リアコンビネーションライトの真ん中水平方向に「えぐれ」が入っているんです。少しわかりやすいように斜めから撮って見ました。

いかがですか?右側のリアコンビネーションライトにご注目くだされば、真ん中のえぐれが見えると思います。

これ、初めて見るデザインですね。ちなみに、ちょっと見切れていますが、リアには「640i」と「xDrive」と「GT」のエンブレムが付いています。

そしてテールパイプは新世代BMWの特徴である台形です。

いや、それにしても側で見ているとすごいボリューム感です。ボディカラーがミネラル・ホワイトであることもあるのでしょうが、サイズ以上にボディが大きく、そして優雅に見えて圧倒されます。

普段から私はボディカラーはなるべく「白・黒・シルバー」ではない色にしましょう!と申し上げていますが、この6GTには間違いなくホワイト系が似合います。

そして、もちろんお気づきだと思いますが、リアハッチガラスとリアサイドウィンドーは真っ黒です。これはフィルムではなく、このデビューパッケージでは標準でこのようなプライバシーガラスになっているとのこと。これがBピラーの黒と統一感があってデザインにアクセントを添える結果となっているんですよ。継ぎ目が目立たないのでサッシュレスドアが映えるんです。

一番最初の写真をご覧いただいてもわかるのですが、サイドウィンドー周りのシルバーのモールの存在感が、リアウィンドーのところから増していてなんだか太く見えませんか?このシルバーのモールを目立たせることでラグジュアリーを演出しているのだと思います。

美人コンパニオンのお姉さんは優しくて面白かった!

と、ここでどうしても荷室を開けて見たくなってしまいました。窓をすかしてみようにも、全く中が見えないくらい黒い、と言うか、見えないように加工してあるのでしょうけどぼんやりとすら見えません。

うーん、リアハッチ、開けてもらえないのでしょうか?と思って念のため近くに立っていた、というか6GTの傍にずっと寄り添っている、ショートカットが似合う背の高い美人なお姉さんに恐る恐る聞いて見ました。

「あのー、この荷室だけでも見たいんですけど、開けていただくことってできるんでしょうか?」

美人さんに話しかけるのでガチガチに緊張しています。すると、お姉さんは

「申し訳ございません。今日はずっとロックしているんです。」

とのこと。しょうがないですね。

「そうですか・・・今日はもう、正にこれ(と両手で6GTを指して)をメインに見に来たんですが・・・残念ですね・・・」

とここで美しいお姉さんが急に凛々しいお顔立ちになりました。

「ちょっとお待ちください。聞いて来ます。」

あ、いえいえ、そこまでされなくても、と遠慮したのですが、

「いえ、せっかく見に来ていただいたんですから・・・」

と言ってBMWのスタッフさんに聞きに言ってくださいました。そして戻って来てくださってしばらく話していると・・・そのお姉さんは、BMWブースでセンターに展示してあるM760Liと6GTの担当だそうなのですが、珍しいことに(なぜ珍しいと思ったかは前回記事のウチの家内のリアクションご参照)7ではなく6GTの方が好きだとおっしゃるんです!なるほど、6GTを見たいという私の気持ちに答えようとしてくださった理由がこれでわかりました。

そしてしばらくして感じの良い男性スタッフさんが現れて、事情を話してくれました。

「実は展示するためにはクルマが動かないようにする必要があるんです。ですが、ここにあるクルマはコンセプトカーをのぞいて、全てキーがあれば動きます。もちろん、そんなことをするお客様はいらっしゃらないと思うのですが、安全上の措置ということでご理解ください。」

なるほど。これは知りませんでした。極端な話、展示してあるクルマそのものが欲しい!と言えば買えるということですね。つまり展示用のハリボテではない、実車を展示しているということです。

あれ?でもメルセデスはバンバン乗ってますけど・・・あれは動かないようにどこか電気回路を一部切ったりしているんでしょうね。何れにしても、BMWのリアリティのある展示に文句があろうはずもありません。

とここで気づきました。もしかして・・・

「ここの展示車、BMW Tokyo Bayにモーターショーが終わったら展示したりします?」と男性スタッフさんに伺うと、

「コンセプトカー以外は全て生産車というか、売っているクルマですので、展示しているところにはありますよ。実は私、BMW 高輪の者ですが、6シリーズGTのデビューイベントもやりますのでぜひ遊びに来てください!」

と言って名刺をくださいました。

丁重にお礼を申し上げて、まだ6GTをしげしげと見ていると、成り行きを見守ってくださっていたお姉さんとのお話がまた始まりました。残念でしたねーと言っていただきましたが、まあ、BMW Tokyo Bayに見に行くという解決法を思い着いた私はもうすっかり立ち直ってます(笑)。

そして、お姉さんとしばらく6GT談義に話を咲かせました。それがこのお姉さん、ちゃんと6GTのことご存知なんですよ。モーターショーのお仕事があるから、と言って勉強しただけではなく、元々クルマ好きなのではないかと思うほどです。実は上のサイドウィンドーのBピラーとの調和とかもこのお姉さんが教えてくれたんですが、さらにさらにトークが続きます。

「全席にマッサージ機能が付いているんですよ。後ろだけではなくて、前の席も(笑)。まあ、クルマのマッサージ機能ですからそこまでグイグイ指圧するようなものではないですけどねー。」
「荷室も大きいんですよね。後ろの席を一つ倒せばゴルフバッグが4つ入るんです。でも、人が4人乗れないのにゴルフバッグだけ4つ積めても・・・(笑)」

などと、まあ、事前に研修を受けたのでしょうがそこにチクリと自分の意見を挟んで面白いトークを展開してくれるんです、クールな見た目によらず。大体、私がスタッフさんを待っている間に「やっぱり無理ですよねぇ」って言うと「まだまだ、諦めるのは早いですよ(笑)。あ、今来ますから。」と励ましてくれてたんです。

えー、常々私は当ブログでモーターショーでコンパニオンのお姉さん不要論とも言える言説を展開していましたが、ここに潔く撤回することを宣言します。

こういうユーモアを取り混ぜ、かつ私ごとき一介の観客の立場に立って動いてくれる人なのであれば、むしろいて欲しいです。

そしてご本人に掲載のご了承をいただきましたので掲載させていただきます。この親身になってご説明いただいたお姉さん、笑也(えみや)さんの写真はこちら。

笑也さんが寄りかかっている6GTと比べていただけるとわかると思うのですが・・・長身美女です。とりあえず、目線の位置は確実に私より上でした(泣)。まあ、私は長身の方も好きですが、果たして私と同じヒトという生き物なのだろうかと思うほど違いすぎてですね、足の長さとか(笑)。基本的にはこのように無表情らしいのですが、お話ししていただいているときはすごい笑顔なんですよ。3連休に行かれる方はぜひ!とオススメしたいところなのですが、残念ながら今日でモーターショーへの出勤は終わりとのこと。非常に惜しいです。

もっと6シリーズチェック!

そう、恒例のタイヤチェックがまだでしたね。東京モーターショーの展示車が「本当に走るクルマ」であると聞いてからというもの、これをやらずにはいられなくて。

フロント245/40R20!にリア275/35R20!というビッグサイズ。ここでもう一度一番上の全体を撮影した写真に戻ってください。そこで写っている普通に見えるタイヤ、20インチタイヤなんです。これだけでも6GTの巨大さがわかろうかというモノです。

そしてフロントバンパー。

これは正面から向かって左側の端を写したのですが、エアインテークが開いているの、わかりますか?これ、例のエアカーテンですね。タイヤ表面を空気の流れのカーテンで覆って空力をよくすることで直進性や燃費をよくするというヤツです。

バンパーの方は当たり前のように付いていますが、サイドの方はというと、M4や4シリーズではLCIに伴って塞がれてしまったのは記憶に新しいところです。チェックしてみると、サイドの方もちゃんと開いていました。写真がなくて申し訳ないのですが・・・。

最後にまた戻って来てまでして見てしまう。

6GTにかかりっきりになっている間に、他のBMWの展示やALPINA、ついでにメルセデスもちょっと見てこないと時間がないということに気づき、慌ててALPINAーメルセデスーちょっとだけプジョーと見て、だいぶ人が少なくなって空いて来たBMWブースに戻り、じっくりと展示車を一通り見て来ました。これらは長くなるので次回記事に譲らせていただきますが、やはり最後にもう一度6GTを見たいと思って一周して戻って来てしまいました。

もう一度、全体像です。

いやー、ホントにいいですね。今回のBMWのテーマは”Story of Luxury”。そういうコンセプトなので、あまりモータースポーツを思わせるものはなく、Mですら品よく展示してありましたが、その中でも6GTはラグジュアリーで白眉の存在でした。これほどの圧倒的ボディサイズと豪華装備を誇りつつも、徹底的に使い勝手を高めた究極の実用車。

これが単なるニッチモデルでは勿体なさすぎる気がします。

と、どうでもいいのですが、最後になって気づきました。これ、なんで「6シリーズGT」って呼ぶのでしょう?確かに、3シリーズGTや5シリーズGTの場合はただ単に「3シリーズ」や「5シリーズ」というだけではセダンやツーリングと混同してしまいますが、もはやGTだけのシリーズとなったので単に「6シリーズ」でもいいのではないでしょうか?それとも、今後やはり「6シリーズクーペ」とか・・・。それは流石にないですかね?

おまけ

最後に6GTを眺めていた時、それまで、女性にも、「一緒に写真撮ってください!」と言われて大人気の笑也さんがまた私を認めてニコニコと話しかけて来てくださいました。そして、「写真撮ってください〜」とお願いされて、色々なポーズで何枚か撮りました。あ、私が撮る方で、一緒に写真に入ったわけではありませんので悪しからず。

変なことをいうようですが、一応笑也さんの名誉のために言っておきますと、私がブログを書いていることを明かして写真の掲載許可をいただいたのは本当に最後の最後、全部写真を撮り終わってからでしたので、ブログへの掲載を最初から狙っていたというのではないのは確かです。本当に「見られる」プロフェッショナルなのでしょうね。

当ブログはあくまでBMWをテーマとしたブログですので、この記事で写真を掲載するのにはちょっと躊躇するところではあります。ですが、「独り占めするな!」という読者様の声が聞こえて来ますので(笑)、別ページに期間限定で写真を掲載しておきますね。

特設ページはこちら

うーん、それにしても今日ほど自分の写真の腕が悪いのを呪ったことはないですね。まあ、女性とクルマを一緒に撮り、かつクルマがメインではない写真を撮ったことがないので多めに見てください(笑)。

掲載期間ですか?えーっと、まあ、厳密には決めません。私が勝手にもういいかな?と思ったら撤収します。

この後BMWの展示車は名古屋・大阪と旅をしていきますが、笑也さんと同じように見る人の立場に立った方が多くいてくれると、きっと楽しいモーターショーになると思います。私も、6GTを見れたこともさることながら、そこで楽しい思い出も作れたので本当に今日行ってよかったと思えました。

最後になりましたが本日私の質問に親身にご対応いただいた笑也さん、そしてそれだけでなく楽しいお話もたくさんしていただいて本当にありがとうございました!

では今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。