40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

ミシュランPrimacy3とBMWはいい相性!

レポをご期待いただいていた方には大変長らくお待たせいたしました。ようやくPrimacy3にタイヤ交換をしてまいりましたので、早速第一印象をご報告したいと思います。

まずはスタッドレス→夏タイヤへ

今日は休暇をいただきまして、タイヤ交換を行いました!

わざわざ平日に行ったのは、当ブログで何度もご報告しております通り、Tyre Fitterさんの平日割引を使用するためです。

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私自身も楽しみでしょうがなかった、ミシュランPrimacy3への交換ですが、物事には順序というものがあります。

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今日の手順は、まず夏タイヤ(まだすり減って限界にきているPOTENZA S001がついている)への交換から始まりますので、朝起きて準備をしてから、まずは自宅近くのイエローハットへ行きました。お供は息子のみです。もちろん、連れ出すための口実も用意していたのですが。

予め作業の予約をしておりましたのでスムーズにご案内いただけました。が、これからタイヤを交換しにいくと言っているにも関わらず、色々とセールスをされてちょっとうんざり。ささっと付け替えてくれるだけでいいのですが・・・。しかも、スタッドレスは「持ち帰る(正確には持って行ってTire Fitterさんにお預けする)」と言っているのに、もう一度「スタッドレスのお預かりですが・・・」と言い出されて、ちょっと驚きました。さらにさらに、交換の最中に呼び出されたと思ったら、「もう溝がない状態ですので交換をお勧めします。」と・・・だからさっきこれからタイヤ交換しに行くって言ったでしょ?!と驚きを通り越して呆れてしまいました。

なんとか障害(?!)を乗り越えて夏タイヤに交換した愛車に乗り込んで、Tire Fitter府中店さんを目指します。

久しぶりの夏タイヤの感触。

Tire Fitter府中店さんに向かう途中、久しぶりのPOTENZA S001の感触をチェックします。

特に後輪はだいぶ溝が減ってもう1mmくらいでスリップサインが出るような状態でしたが、意外にも非ランフラットのスタッドレスから穿き替えても快適性は損なわれていないことにすぐに気づきました。

ランフラットであることを一番意識させられるのが、大きめの段差を乗り越えるときです。この時ばかりはいかにも硬いタイヤを履いているのがわかる硬質なショックが伝わってきますが、それ以外の所は実は意外と滑らかな感触でして、やっぱりBMWのサスペンションはランフラットタイヤが前提になっているなあと改めて思わせる良いマッチングです。

しかも、自分でもこんなことが感じ取れたことに驚いたのですが、タイヤの剛性が上がったからと思われる、アクセル操作に対するツキの良さが加わっています。これは、トレッド面が柔らかいスタッドレスでは、まずタイヤが僅かながら撓んでから転がりだしていたせいだと思われますが、それに対し夏タイヤのPOTENZA S001は流石にスポーツタイヤの最高峰、高い剛性で撓みもなくすぐに転がりだす感触が感じられます。

そして幹線道路で速度が上がった時にも、ユニフォーミティの高さからか、滑らかに転がって行きます。

その上、タイヤノイズも、既に交換時期を迎えたタイヤとは思えないくらい静かです。やはりスタッドレスでは「ヒュオーン」という高周波のノイズは耳に着きましたが、これが全くないのでかえってスタッドレスよりも静かです。

一瞬、私の頭に嫌な予感がよぎりました。

「やっぱりPOTENZA S001が正解だったんじゃないか?これを超えるとすれば相当な静粛性とダンピングの良さを持っていないと容易ではないかも・・・大丈夫なのか?Primacy3で。」

そう、POTENZA S001、改めて冷静に観察すると、やっぱり非常にいいタイヤなんです。乗り心地とグリップ、そしてタイヤ剛性をこの次元で兼ね備えたランフラットタイヤって、とりあえず今まで色々なBMWを試乗した中ではありませんでした。

これは私の選択が凶と出るのか、あるいはハイレベルでの争いになるのか・・・それはとにかくTire Fitterさんで交換してみるまでわかりません。

驚いたのはTire Fitterさんのタイヤ交換の手際の良さ!

途中、簡単な昼食をとってからTire Fitter府中店さんに向かいます。こちらも既に一度下見を済ませていたのですぐにたどり着きました。

府中店さんは交差点の角にあるのですが、先頭で信号待ちをしていると既に私に気づいてくださっていて、発進と同時に誘導してくださいました。

直接作業スペースに案内していただいて、下車してから交換するタイヤの確認と簡単な説明をしてくださいました。

そこで一番感心したのが、「普段何人で乗られるんですか?」と言う質問。これはBMWオーナーさんでしたらお分かりかと思いますが、BMWの指定空気圧って、結局いくつにすればいいんだよ?!と言うくらい、乗車人数や積載する荷物に応じて細かく設定されていますよね。それをご存知の上で、どのくらいの空気圧設定にするかと言うご質問です。直接「空気圧はどのくらいにしますか?」と聞かれても、幾つにすればいいか・・・すぐにはわかりません(笑)。それをこのような聞き方で、顧客一人一人にあった適正空気圧に設定しようとする姿勢は、正にプロフェッショナルそのもので感銘を受けました。

そしていよいよ待ちに待った、Primacy3とのご対面です。

トレッドパターンから見てPrimacy3「ST」ではありませんね。結構ごつく、アグレッシブにカットされたタイヤグルーブですが、これが本当にコンフォートタイヤなのでしょうか?!そして、最近のタイヤの流行りで、ミシュランタイヤの特徴の一つであるラウンドショルダーもよくわかるカットですね。このラウンドショルダーが、轍などの外乱に乱されずに高い直進安定性を産む元になっています。

本当に簡潔ながら必要充分な説明を終えて、スタッドレスのお預けを契約書を渡されて記入すべく待合室に向かいましたが、そこは広くはないながらもいいスペースでした。作業時間は30分とのこと。本当ですか?!だってさっきイエローハットでタイヤの脱着だけで1時間待たされたのに・・・。

まずはPS3(ミシュランのタイヤじゃありません。SONYのゲーム機です。)で「グランツーリスモ6」がプレイできるようになっている、シート・ステアリング・ペダルのコントローラーが目に飛び込んで参りました。

そして、その後ろにはキッズスペースが。

これはもう、私と息子のためにあるかのようなスペースです(笑)。そして私が契約書に記入を終えて、グランツーリスモをプレイしたがって早くもシートに座っている息子にせかされて、モニター画面下の説明を読みながらセットアップを終えて作業の様子を見ようと外に出たところ・・・早っ!もう既に我が愛車は全てのタイヤを外されて、しかももう2本ほど組み換え終わってバランスどりしているではないですか!二人で作業なさっているとはいえ、これは驚異的な速さです。そこでよーく作業を観察していると、組み換えが難しいと言われるランフラットタイヤを、機器をうまく使用して瞬く間に脱着しています!

恐れ入りました。それとすみません。ご説明の時に疑ってしまって。

それにしても本当にすごいです。以前、F30の320iセダンの時もタイヤ館さんでタイヤ交換をお願いしたのですが、あのランフラットタイヤの交換の経験が豊富な、用賀のPadock246さんでも1時間以上はかかっていました。二人がかりとはいえ、この分担作業の効率の良さには感心するばかりです。

これはTire Fitterさんの、確かな技術と経験はもちろんですが、ホスピタリティの高さもあると思います。とにかく、待たせない、退屈させないという姿勢が現れているのではないかと。現に、最初にお迎えいただいた方も、作業のご説明をしてくださった方も、申し訳ないですがイエローハットさんとは雲泥の差でした。無駄なことは言わないのに、それでしてツボを外さず不安のない説明。この第一印象って大切ですよね。以前電話で問い合わせた時も同じでしたが、私はいつの間にか全幅の信頼を置いて作業を見学させていただきました。

そこで息子が呼ぶ声が。一緒にグランツーリスモをやろうというのです。よし。負けないよ。

・・・あれ、結構、いや、かなり難しいですね。息子には勝てましたが、鈴鹿を一周するのに4分以上かかってしまいました(笑)。

とこんなことをやっていると、Tire Fitterのお兄さんが一人待合室にいらっしゃいました。外したついでにホイール洗浄はいかがですか?と提案しに来てくださったんです。1本500円。これは1も2もなくお願いしました。外したときくらいしかホイールの裏側まで洗う機会ってないですからね。

ここで私も外に出て、お話を伺いました。ミシュランについて伺って見たところ、

「ミシュラン独特のゴムのしなやかさで皆さん病みつきになって、一度ミシュランにした方ってミシュランから離れられなくなるんですよ(笑)」

そして、BMWでミシュランを履いている方って、多いのでしょうか・と伺って見たところ、

「結構多いと思います。確かに、ランフラットタイヤではあまり見かけないかもしれませんが、そうでない方は結構多いですよ。」

「でも実はミシュランって、最近バランスがいいのと悪いのとバラバラなんです。上級タイヤは大丈夫ですが、激安アジアンタイヤ対策として作っているインドネシア製とかの入門タイヤですと、正直バランスがいいとはいえません。」

なるほど。確かPrimacy3 STはアジア仕様のタイヤで、どこかアジアの国で作っていたはず。ということは、図らずもSTではない、ランフラットの無印Primacy3はむしろそういう意味ではいいのかもしれません。どこ製なんでしょうね・・・と後ほど探して見たら、書いてありました。

読めますかね?MADE IN ITALYです。これからの走りに期待が持てますね。バランスが良いと言われている方のタイヤです。

そして、本当に30分で作業は終了しました!支払った金額は、上の記事で紹介した通りです。それにホイール洗浄代と、お預かり代を支払いまして、勇躍Tire Fitterさんを後にしたのでした。ちなみに、お預かりの代金には2回分の脱着料込みと言うことで早速1回目を使わせていただきました。そしてなんと、今度スタッドレスに交換しようと思ったら、前日までに連絡すればいいそうです!イエローハットでは少なくとも1週間前までに、と言うことでしたので、機動性も抜群ですね。このお店は広くお勧めしたいお店です。

Tire Fitter

さて、走り出してから私と息子が同時に驚きと感嘆の声をあげました!

「おおっ!」「ああっ!」

そしてお互いにその声の意味するところは・・・

「すっごい静か!」「乗り心地いい!」

やりました!目論見通り、静粛性と快適性の改善に成功しました!この時は感動しましたし、目論見通りだったことが嬉しくて仕方がありませんでした。

次の行き先は京王れーるランド

はい、息子を連れ出したエサとはこれです(笑)。京王線の多摩動物公園駅横にありまして、シミュレーター体験ですとか、プラレールですとかがある、電車付きの子供にはたまらない施設ですね。

ここには以前にも何度か来ているので、慣れたものです。まずは、シミュレーターとプラレールの整理券配布の時間をチェック。時間的に、まずは運転シミュレーターをやってすぐにプラレールの整理券をもらえば効率よく遊べるので、その前に1回100円で5分間、マスコンを使ってジオラマの中を走るNゲージを運転できるコーナーで遊んでから、シミュレーターに並びます。シミュレーターは1度の時間帯で体験できるのが7人なのですが、今日は平日ということもあって4人しか集まらず、抽選は免れました。以前休日に来た時は抽選になってしまって、家族総出でぐるぐる回って何回も抽選に挑戦してようやくチケットをゲットしたという経緯がありましたので、ホッとしました。

シミュレーターは有料(300円)ですが、これはここに来たらぜひやった方がいいです。ベテラン運転士さんがきちんと横について指導してくださるので、よほどのことをしでかさない限り100点を取れます。そしてこのシミュレーター、本物の京王線の標識や景色を全て再現していますので、運転士さんが実際の運転体験とともにご指導してくださるんですよ。息子と電車に乗って、運転席の後ろからぼーっと見ていますが、そんなに色々なことをチェックしながら運転しているんだ、と驚きもし、感心すらしてしまいます。

そしてそれを終えてからはすぐに2階に登ってプラレールの整理券をゲット。これも休日は行列になってしまって、少なくとも配布時間の15分くらい前から並ばないといけないのですが、やはりこちらも空いていてあっさりゲット。

そしてそれが終わったら外を走っているミニ電車に乗って・・・京王れーるランドを後にします。もちろん、より詳細なPrimacy3のチェックのためです。

Primacy3の詳細チェックと第一印象

詳細チェック

まずは細部を見て見ましょう。

先ほど、Primacy3「ST」ではないとトレッドパターンで断定しましたが、よく見るとPrimacy3の横に楕円が。あれ?なんだ?と思って見ると・・・「ZP」と書いてあるんですね。ZPとは、ミシュランでランフラットタイヤを表す時に使われる記号です。

そして、BMWの足元なのに燦然と輝く、承認マークは・・・スターマークではなく「MOE」。これはメルセデス・ベンツ承認のランフラットタイヤであることを示します。

そして、上の写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、ミシュランのサイズ表ではこの225/50R17 94W ZP MOEにはリムガードはついていないとなっていましたが、少しだけ張り出して、リムが傷つかないようになっています。

そして、サイドには「MICHELIN」のロゴとビバンダムが手を振っています。息子はこれが気に入ったようで、「ビバちゃんがいる!」と喜んでいました。

近寄って見るとサイドはこのようにロゴなどで賑わっているのですが、離れて見ると・・・

まあ、結構大人し目かな?という感じですね。ですが、溝がショルダーまで回り込んでいるのが見えて、中々ワイルドな外観をしていると個人的には思います。

では、高速道路をちょっと遠回りして帰ることにして、皮むきを兼ねてタイヤの印象をじっくりチェックして見ます。

印象〜滑らかな転がり感、高い静粛性

中央道の都心方面が凄まじい渋滞だったのを良いことに、中央道下りから圏央道〜東名高速で都心方向へ向かうこととし、まずは流れの良い一般道を走り出しました。

先ほどTire Fitterさんを出た時のところでも書きましたが、とにかく滑らかで静粛性が高いです。結論から言ってしまえば、久しぶりに乗ったPOTENZA S001のユニフォーミティの高さと滑らかな転がり感、静粛性の高さと良い乗り心地で、一瞬「これはまずいかも・・・」と思った私の嫌な予感は完全に杞憂に終わりました。

静粛性に関しては、一般道でのゴーストップでは特によくわかります。信号が青に変わって走り出すと、通常は速度の高まりと共にタイヤノイズとエンジンノイズが高まります。ところがPrimacy3ですと、タイヤノイズが高まらないんです。特に低速域の、あまりノイズレベルに差がないところでは実感できない方もいらっしゃるかもしれませんが、速度が上がると全く違います。そしてこの時に窓を開けて見ると、もっとよくわかります。普通でしたら「ザーッ!」というタイヤノイズがここぞとばかりに侵入してくるケースですが、窓を開けた時の静かさに拍子抜けするくらい違いますね。

そして、これはトレッド面が柔らかいのでしょうか?S001に比べると、アクセルへの反応度という点では幾分穏やかですが、あまりユニフォーミティには関係のない一般道の速度域でも柔らかい乗り心地です。ヨーロッパのタイヤというのは、特にミシュランはトレッド面は固くして乗り心地をよくして、サイドウォールを柔らかくしてタイヤ自体のダンピングを確保する印象があったのですが、サイドウォールの硬いランフラットではその手が使えないので宗旨替えした・・・ということですかね?そうすると耐久性が下がる気がしますので、これは長い目で観察していくしかなさそうです。ですが、事実として柔らかい乗り心地を実現しているのは確かです。

そして高速道路ではどうかというと・・・期待通り、いえ、期待以上のユニフォーミティの高さでした。中央道の数少ない100km/h制限区間を走行したのですが、100km/h巡行をしている限りでは一般道での柔らかい乗り心地と静粛性に、ユニフォーミティの高さが加わって、スピード感がありません。そして直進安定性は期待通りです。というのは、S001よりいい、ということですが、これはちょっと注釈が必要でして、やっぱりラウンドショルダーが効いているようでして、外乱に乱されない(「乱されにくい」ではなく、「乱されない」)ということでして、S001のように強引に直進性を確保しているのとは違うような気がします。剛のS001と柔のPrimacy3。これがしっくりくる表現ですね。

東名では追い越し車線の流れに乗って走っても見ましたが、そのくらいの速度域でもノイズが高まらず、さらにユニフォーミティの高さを感じるのみです。そして、高速道路の橋でよくある継ぎ目でも、軽ーく「タタン」といなしていきます。

ここで気づいたのですが、私、こういう継ぎ目を超える時に無意識に身構えていたんですね、衝撃に備えて。ですがそれがこれまた拍子抜けする、平たくいえば「衝撃に備えて身構えたけどtoo muchだった」というのが連続したことでこれに気付きました。

首都高速でも全く同様です。実は首都高速が一番Primacy3に交換した恩恵を感じるところかもしれません。路面は荒れ、舗装は傷み、継ぎ目が多いという、乗り心地的には厳しい首都高速も、「拍子抜け」の連続でクリアしていきます。

思うに、ノイズをいざ計測して見たりすると、実はdB値としてはS001と同じくらい、ということになるかもしれません。

ですが、乗り心地もそうですけど、すべて「角」が丸められているんです。例えば、タイヤノイズは、音質が「ザー」とか「ゴー」ではなく、「コォー」という感じ。そして乗り心地も「ダダン!」が「タタン」といいう感じですね。

そのうち、息子がこんなことを言い始めました。

「僕は気分がいいよ。天気もいいし、クルマの乗り心地は良くて静かだし、気持ちも晴れたよ。」

同乗者も笑顔にするPrimacy3の快適性能、素晴らしいですね。

もっと長い目で観察していかなければいけないところもあります。

特にタイヤの耐久性に関しては言わずもがなですが、他にも今日は気づけなかったところもあると思います。例えば、ハンドリングなんかは、ICやJCTのカーブでしか試していませんが、少なくともBMWのハンドリングをスポイルするものではなかった、というくらいにしか認識できていませんし、ウェットでの接地感も期待したいところです。

こうしたことはおいおい触れていきたいと思います。

まずは第一印象まとめ。

BMW3シリーズで、納車時のタイヤがS001だった方も多いことでしょう。S001は、非ランフラットのS001と比べてもバネ係数が5%ほどしか悪化していないということで、非常に乗り心地が良く、ノイズレベルも抑えられつつもスポーツタイヤの最高峰らしい剛性とグリップレベルを兼ね備えた、素晴らしい万能タイヤです。

そして今回のタイヤ交換では、私はあえて運動性能を多少犠牲にしてでも快適性をあげたいという視点でミシュランPrimacy3を選択しました。そしてこの選択は、現時点では大正解だったと自信を持って申し上げられます。ミシュランでは、殊更に非ランフラットタイヤとの比較は宣伝していませんが、従来から定評のあったしなやかでまろやかな乗り心地とユニフォーミティの高さは、ランフラットタイヤでも健在です。

このタイヤ、特に非M Sport、例えばLuxuryなどに乗ってらっしゃる方にはかなりクルマの性格にもあって満足度が高い選択になるのではないでしょうか?一言で言うと、Primacy3はクルマに「上質感」をプラスしてくれます。もちろん、クルマ自体の性能を超えられるものではないのですが、路面からの入力がここまで緩和されると、非常にストレスが低減されます。おかげでどこまででも走っていきたくなってしまうのが玉に瑕と言えなくもないですが(笑)、特にロングツアラーとしての320dにはベストマッチであると個人的には考えます。

エピローグ

夜くつろいでいると、メールが着信しました。何気なく見てみると、Tire Fitterさんからのフォローメールでした。

そこには、タイヤを交換した直後にもアドバイスしていただいた、今はタイヤがホイールと馴染むと空気が抜けるので、指定空気圧から高めになっているので1〜2週間後の空気圧調整を忘れずに!と言うことや、何か不安や不満があったらなんなりと!と言うメールでした。

初めてです、タイヤ交換してこんなメールをいただいたのは。アフターフォローも忘れない、本当に親切なお店です。タイヤ交換には、東京都市圏の方はこちらで交換することを再度お勧めします。

これからもちょくちょくPrimacy3の印象をご報告していきたいと思います。取り急ぎ、静粛性や乗り心地で定評のあるあのS001と比べても、快適性能は期待以上に上回る結果であったことをご報告して、今回は終わりにしたいと思います。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。