なんで右ハンドルの設定がある輸入車なのに左ハンドルに乗るの?ただの見栄はり?

いきなり挑発的なタイトルで申し訳ありません。クルマなんぞブランド名以外に興味ない妙齢の女性にかつて聞かれたことがあるのが、このタイトルの通りの言葉なんです。もちろん、そんなんことはありませんよね。ちゃんと理由があるのですが、意外とネット上で切り込んでいる記事がなかったので記事にしてみました。

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ポルシェだってフェラーリだって、右ハンドルはあります。

ポルシェはまだしも、フェラーリに関しては圧倒的少数派ながら右ハンドルの設定はありますよね。例えば、日本と同じく左側通行の国であるイギリスでは左ハンドル車は原則使用不可ですが、自動車マーケットとしては大きな国ですので各自動車メーカーはイギリス仕様の右ハンドル車を用意しているんです。

日本でも、今では正規輸入でフェラーリの右ハンドル仕様を購入できますよ。

左側通行では圧倒的に右ハンドルの方が利便性が高い。

これはもう、言わずもがなだと思います。

片側1車線の道路での追い越し時や右折時の対向車の有無の確認を思い起こしていただければいいですね。左ハンドルですと、対向車が見えないので余分に対向車線に出てはみ出して確認しなければいけないので、やっぱり不便ですよね。

私も何度か日本で左ハンドル車を運転したことがありますが、例えばメルセデスのSL500に乗った時、田舎道を走っていて前を遅いトラックに塞がれた時はやはり中々追い越せませんでした。ワインディングだったので右ハンドルでもそうそう抜けなかったと思いますが、逆にワインディングであることを利用して、トラックが邪魔にならずに前方を見通せる時に確認して、最終的にようやく抜かすことができた記憶があります。

よく、左ハンドルのメリットとして、すれ違いの時に左に目一杯寄れることをあげる方がいますが・・・どうなのでしょう?個人的にはこれはあまりメリットには感じません。だって、すれ違いって結局対向車とぶつからずに行ければいいわけですから、やっぱり対向車側にハンドルがあった方が有利だと思うんですよね。

左ハンドルは日本ではなぜ禁止されないのか?

これは、戦後の事情の他にも、貿易摩擦による外圧というのが圧倒的に大きいのでしょうね。もっと具体的にいうと、アメリカ車が日本で売れないのは日本に数多くある非関税障壁のせいだ、というものです。

左側通行であることまでが非関税障壁だという議論まであるですからこちらとしてはたまったものではありませんが(笑)、こうした事情からアメリカの車メーカーにとって障壁となる「左ハンドル禁止」は日本ではできるわけがありません。

イギリスはアメリカに物申せる数少ない国の一つですから、禁止もできるんでしょう。

で、そのイギリス車、例えばジャガーなどを、元々右ハンドルなのにわざわざ左ハンドル仕様で乗っている日本人は笑止千万と行った話をよく見かけますが、私はこれもちょっと違うのではないかと思っています。

今時、母国だけで販売する自動車メーカーなんてほぼ皆無と言っていいでしょう。そうすると、世界中で圧倒定期な多数派は左側通行ですし、一番の購買力があるアメリカがそうなわけですから、右ハンドル化のことを考慮しつつも、やはり優先順位としては左ハンドルが優位になるんですよね。

そして、特にジャガーに関していえば、本国仕様の右ハンドルでもウィンカーレバーは左です。これは国際的な基準で、ウィンカーレバーは左側と決まっているからでして、ただ単にそれに従っているからです。まあ、その基準自体が左ハンドルを前提としているのですがですが。

右ハンドル車は右にウィンカーレバーがあった方が、追い越し時の操作(ウィンカー操作→シフトダウンして加速が同時にできる)を考えると「安全」と言われていますが、正直私は左ウィンカーレバーの場合とそこまで違うとも思えません。

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だって、追い越し時の安全マージンをもっと多く取るか、先にシフトダウンしてからウィンカー出せば済むことですからね。

左ハンドルを選ぶ人がいるのはなぜか?

まどろっこしくなるといけませんので、いきなり結論を言ってしまいましょう。それは「ドライビングポジションが自然になるから」です。

もっというと「ペダルやハンドルのオフセットがない」ということです。

運転席を想像してみてください。右足でアクセルを踏んでいるその時、そのさらに向こうには何があるでしょう?そう、もちろん右ハンドル車であれば右フロントのホイールハウジングですね。左ハンドルの場合は・・・強いていえばエンジンルームでしょうか?特に何もありませんよね。

アクセルペダルの向こうにホイールハウジングがあると、十分なペダルストロークが確保できませんから少しペダルを内側にずらさざるを得ません。こうして右ハンドル車はペダルが内側にオフセットするんです。

実際、私の320dツーリングもペダル・ハンドルとも少し左側にオフセットしています。ハンドルもオフセットしているのは、ペダルがオフセットしているのでその体の向きに合わせたのか、それとも基本が左ハンドルなので制約があるからなのかどうかわかりませんが、わずかですので体を捻るほどではありません。ですがペダルのオフセットは、ちょっと股を閉じ気味にした方が自然な位置にくるのがわかるくらいのオフセットはしています。

これは、ホイールハウジングの室内への浸食を気にしなくていいい、大きめの日本車に乗るとよくわかるようになります。私も、いつだかクラウンの運転席に座ってアクセルを踏もうとした時に、右足が見事にアクセルとブレーキペダルの間を空振りしました。

BMWは特にドライビングポジション的には低めのポジションに座って足を投げ出すような姿勢になりますので、いくらロングホイールベースでもやはりオフセットは避けられなかったんですね。ちなみに、アウディA4は、もっとオフセットしていました。

気になるクルマ、アウディA4アバントをチラ見してきました。

ポルシェとフェラーリには左ハンドルはが多いのは、ペダルのオフセットが大きいから

ポルシェもフェラーリも、回頭性を上げるためにショートホイールベースで、エンジンがフロントではないので運転席が比較的前によっているという共通点があります。

そうすると、右ハンドルの場合はもろにフロントホイールハウジングの影響をうけるんでしょうね。ペダルのオフセットが大きいとよく聞きます。

ペダルのオフセットが大きいとドライビングポジションが不自然になって疲労が大きいですし、左ハンドルは左ハンドルで右折や追い越しの時にストレスを感じるでしょう。

どちらが負担が大きいかは個々人で異なるのでしょうが、やはり過大なペダルのオフセットは耐えられないという方の方が多いのでしょうね。

解決策としては・・・

これは、超ロングホイールベースで、運転席が後退しているクルマを作るか、左側通行という少数派である日本が右側通行に変わるくらいしか思いつきません(笑)。

と笑っていますが、ここではっと思い出しました。そういえば、「超ロングホイールベースで運転席が後退しているクルマ」って・・・ありますね?!メルセデスのAMG GTです。あれはどうなんでしょう?やっぱりオフセットしているのでしょうか?興味ありますね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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