40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

暑いくらい天気のいい週末に遊園地までドライブ!

梅雨がないオランダではこの時期、乾燥しているのが玉に瑕ではありますが爽やかな気候です。今週末は、息子が見つけた(というか、学校の情報網でしょうが)オランダの遊園地に行って参りました。

エフテリングというところ。

オランダ国内にも動物園や遊園地はありますが、著名な観光ガイド本をいくら見ても出てきません。それはそうですよね、オランダまで遥々高いお金をかけて海外旅行に来て、わざわざ遊園地に行こうという方はいらっしゃらないでしょう。

ですが在住となると話は別です。息子が学校でも聞いて来たのか、エフテリングに行きたい!と言いだしました。私にとっては、何だそれ?という感じだったのですが、もちろんHPもありまして。

Efteling

えっと、何だかファンタジーをテーマにしたテーマパーク、ということなのですが、これはあれですね、東京近郊にある巨大有名テーマパークと似たような感じですかね。

入場料は€39・・・なのですが、ネットで事前に予約すると少し安くなり(€39→€36)、駐車場チケットなども事前に購入できるというではないですか。そして、いわゆる優先搭乗券みたいなものに相当するものはないようですが、一般チケットよりも30分前に入れて、さらに昼食付き、おやつタイムのマフィンとコーヒー付き、土産品20%オフというセットになったExtraチケットを+€10で購入すれば、上記特典がついて来ます。

うーむ、これがどの程度お得なのかはわかりませんが、通常よりも30分早く入れるというのは魅力です。コースター系のアトラクションはやはり並ぶみたいですからね。

というわけで、一人当たり€36+€10(3人分)に駐車場代€10、しめて€148をネットで事前に購入し、チケットを紙でプリントアウト(あとでバーコードで読ませるのに必要になります。)しておきました。この辺は某巨大テーマパークとシステム的に似ていますね。

誤情報に踊らされる。

息子にエフテリング行きをねだられたのは実は家内でして、私も自分で確認することなく家内に任せっきりにしていました。これが悪かったのですが、なぜか全員すっかり「通常は9時開園だから、Extraで8時半に入れる!」と頭にインプットされていたんです。

ですので、当日は週末というのに朝6時おき。我が家からは1時間強の道程ですので、7時過ぎに出て、何となく8時半前に到着できればという、(その時は)やる気のない計画です。

時間通りにおきたのはやはり息子でした。というか、息子しか時間通りに起きませんでした(笑)。オトナ達はその後に慌てて起きて用意し、何とか予定通り7時過ぎに出発しました。

ところで、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、この時期のオランダ、というかヨーロッパは日が長いのですが、意外と日の出の時間は日本の方が早いんです、日の入りが異常に遅いだけであって、個人的には冬時間より1時間進めるサマータイムというものが必要なのか疑ってしまうのですが・・・むしろそれが無い方が日本人的には違和感の無い(それでも日の入りは遅いですが)時間になりそうな気もします。

それはいいとして、いかに休日を楽しむオランダ人といえども、さすがに7時過ぎというのはお出かけには早すぎる時間帯のようです。おかげで、高速道路はこんな感じでガラガラ。

すごいですよね(笑)。5車線もあるのに。それでも時間帯による速度制限のために、6時からは100km/h制限なので、100km/hで走って行きます。

「こんなに恵まれてたら、200km/hくらいで走ってもいけそうなのに!」と思われた方、そうはいかないんですよ。オランダはスピード違反の取り締まりが厳しく、日本のようなオービスはもちろん設置されています。そしてその他に、以前もちょっと話題に出したかもしれませんが、日本のNシステムのようなもので2点間の通過に要した時間を計測し、そこから計算される平均速度が制限速度を超えていたらそれもスピード違反として取り締まられるんです。走行中ですので写真は撮影していませんが、その区間の始まりには標識があってちゃんとわかるようになっています。

ですので、結構みなさんちゃんと制限速度を守って走っているんですよね。実際、どんなに空いていても「バヒュン!」と行くクルマは絶対にいません。スピード違反は罰金だけ、というかオランダの免許には減点制度は無いので日本よりはまだ気は楽ですが、それでも罰金は結構取られます。罰金自体は日本よりもちょっと安いくらいのようなのですが、重要なのはその取り締まり内容。

何と、4km/hオーバーでもスピード違反を取られるケースもあるとか。そして、30km/h以上オーバーだと、流石に警察に呼び出されて免停のようです。30km/hオーバーはまだしも、4km/hオーバーで検挙というケース、気になりますよね。よくよく聞いてみると、制限速度50km/hの街中での話のようです。

これは推測の域を出ないのですが、制限速度の何%かを越えると一律検挙、ということになっているのでは無いかと思っています。これ実は、最近iPad mini 4のカーナビアプリで、以前ちょっと触れた有料のSygicと併用を初めている、Google傘下のWaze(ウェイズ)というアプリの設定で気づいたんです。カーナビアプリは制限速度を表示し、それを超えたら警告音が出すように設定ができます。Wazeではこの警告のタイミングを設定することができて、5km/h超過から20km/h超過まで5km/h刻みの他、5%から15%まで5%刻みで設定することができます。

4km/hオーバーでも検挙されるのであれば、5km/h超過で警告しても意味がありませんよね。そこで私は5%超過にしているのですが、これがもしかして検挙の閾値なのでは無いか?と思ったんです。Wazeは全世界(もちろん日本も含めてです)で使用できるアプリですので、各国によって違う事情を反映していると考えられます。日本ですと「○km/h超過」ですよね。でもオランダでは5%超過と考えると、先の「4km/h超過で検挙」の話もつじつまが合うんです。50km/hの5%ですから、2.5km/h、これ以上制限速度を超えたら・・・ということでは無いかと。

あ、ちなみに検挙と言っていますが、ある日突然自宅に手紙が届いて、中身を読んだら罰金支払い命令だった、というのがパターンだそうです。

5車線なのに100km/h制限、2車線でも130km/h制限

これも不思議といえば不思議なんです。幹線では無い、2車線しかない高速道路でも制限速度は130km/hだったりします。ですが、きっと交通量が少ない道路では制限速度を高くしているのでしょう。時間帯による速度制限もそういうことだと思います。

この日のドライブも、途中、一桁ナンバリングの高速道路(A2)から外れたら、そこは130km/h制限でした。周りのクルマが一斉に加速します。が、加速度がまちまちなので、この時が結構危険といえば危険なんですよね。前のクルマに詰まっていきなり車線変更するクルマなどが多いです。しかも、時々制限速度の変更に気づいてないのか、全く加速しないクルマもいたりしますし(笑)。

130km/h制限はいいのですが、その速度域に来ると我がE200は急に燃費が悪くなります。平均燃費計を見ていると、100km/h巡航で5.5〜6L/100kmくらいを指していますが、130km/h巡航になるとそれが8〜9L/100kmくらいまで悪化します。今回、週末に備えて満タンにしたので、100km/h制限区間では軽々と航続可能距離1,000km超えを記録したのですが、130km/h制限区間に入った途端に・・・航続可能距離が落ちる落ちる(笑)。悲しくはなりますが、制限速度ギリギリの速度で行かないとカーナビアプリのいう通りの時間につかないのでやむを得ません。

あれ?随分人少なくない?

我が家としては非常に珍しく予定通り出発し、予定通り順調に走行して到着したので、8:20くらいに駐車場に入ったのですが・・・あれ?ほとんどクルマがいない?なぜ?と思いつつもこれ幸いとばかりにエントランスから10mくらいのスペースに駐車しました(笑)。

そして、もう入れるはずだよね・・・とあたりを見回しますが、周りに止まっている数台のクルマは、まだのんびり車内で過ごしています。係の方に聞いてみると、「10時に開きますよ」とつれない返事。いや、Extraチケット買っているんですけど・・・そんなわけはない・・・と思っていたら謎が解けました。

そう、開園時間を1時間早く間違えていたということに。

ただ、これに気づいたのはもう9時にも近くなってです(笑)。もう、どこでどうそう勘違いしたのか、その時は笑い話にもならず、私はなぜかどっと疲れが出てきました。

気を取り直して、9時半に係の方が正門の向こうにチラチラと来て準備し出しています。すると、正門の大きな鍵を、待っていた子供に手渡して開けさせて、拍手とともに開園!・・・と言ってもこの時でも20人くらいしかいませんでした(笑)。

入り口はこんな感じで、愚息を消させていただいている隣にあるのが、「巨大な鍵」です。これ、本当にこれで閉じているんですよ。こういうところは演出が細かいです。

ところで、家内が参考にしていたブログによると、Extraのチケットを購入した人は、開園前にアトラクションに並べるとあります。その入り口がレストラン「Octopus」の横だと。

どこだ?と血眼になって探す我が家族ですが、これはもっと細かくいうと、まずは素直にレストラン「Octpus」に入るんです。中を通り抜けて、というか入り口を入ってすぐ左後ろに出口があります。そこから園内に入り、お目当のアトラクションに向かうんです。もし行かれる方がいらっしゃいましたらくれぐれもお間違いのないよう。

実は9時半に正門から入れるのは、Extraチケットを購入した人だけでなく、10時からの一般チケットの方も同様なんです。私たちは窓口でプリントアウトした紙を提示してバーコードを読んでもらい、ゲートの入場券や諸々の特典交換券を発行してもらうという手続きを踏みましたが、みなさんそれをしないで園内に入っていくので、「なんでだろう?」と思っていたんですよね。ですが、一般チケットの方はこのレストラン通り抜けはできません。園内のアトラクションに向かう通路は正門と同様に巨大な鍵がかかっていて、その前でのんびり待っているんですよね。

普通に楽しい遊園地です。

来ている人たちの層も日本と変わりませんでした。家族連れ、中高生の友達同士、お孫さんまで含めた3世代家族・・・詳しくは上記でご紹介しているHPをご覧いただきたいのですが、どの世代も楽しめると思います。ジェットコースターあり、のんびりしたアトラクションあり、ボートもあり。園内にはレストランも多いですし、アイスなどを売っている店も多いです。いえ、言ってみればアトラクションよりもレストランの方が多いかも、と思ったくらいです。

私たちは最初、ガラガラのジェットコースターのエリアに行きました。コースター系に総合して言えるのは、まず「スピードが半端ない」ということと、「暗闇を走り抜けるのが好きなの?」ということです。特に後者はちょっと離れたエリアの屋内コースターで顕著でした。

まずスピードの方ですが、屋内でないコースターは木でできているのですが、これが2本並列で発車するんです。なんで?というと・・・そう、競争するんですよ。従って、スピードは半端ありません。体がグイングイン振られますし、完全に浮きます。シートベルトと安全バーという二重の装備なのに、浮きまくります。

そして、最初に乗った水の中へダイブするコースターや、屋内コースターは、本当に全く周りが見えません。その中をこれまたものすごいスピードで爆走します。絶叫マシンというか、乗り物に弱い方は何れにしてもかなり酔いますのでお気をつけください。

あ、もちろんこれ以外にもメリーゴーラウンドとか、平和な乗り物や、モノレールで小さな村を回ったりできるのでご安心ください。

少しですが、園内の様子を。

まだまだガラガラの時間帯、水へダイブするコースターに乗りに行く途中です。というか、後ろの家の中が並ぶところになっています。

これは屋外の、例の競争する木で組まれたコースターの遠景です。これに乗る頃にはそこそこ人が多くなって来ましたが、まだ空いていたので20分くらいで乗れました。ですがあとでアプリで確認してみると、60分待ちになっていましたね。そういう意味ではExtraチケットで早く入れた恩恵は十分にあったと言えるでしょう。水にダイブするコースターなんか、私たちは待ち時間ゼロでしたから。

平和なアトラクションの写真も載せましょう。

この建物の中はメリーゴーラウンドになっています。また、横の方にはミニチュアの世界を展示している施設もありました。

なるべく人が少ない時に撮影しているので伝わらないかもしれませんが、もう10時をすぎるとすごい人です。でも、オランダの人たちは、貪欲にアトラクションに乗るというよりも、たくさんあるレストランやカフェでゆっくりしながら過ごす、というスタイルの方も多かったように思います。

誤発注問題

さて、昼ごはんはExtraチケットに付いているので、引き換えに行こうとしました。フライドポテトと一緒にホットスナックの昼食か、或いはパニーニということでてっきり選べるものだと思っていた私たち。指定された店がいくつかあるので、その時一番近くにあった店に行って引き換えることにしました。

「でもポテト食べたいよね」

誰とはなく言い出しまして、チケットはパニーニと飲みの引き換えになると思い込んでいた私たちは、さらにポテトを二つ注文しました。オランダではフライドポテトにマヨネーズをつけて食べる習慣があります。ケチャップも選べたのですが、もちろんマヨネーズを選んで、引き渡し口で待っていると・・・不審な動きに気づきました。

いや、先に申し上げておくと注文を取られた時に「?」と思ったんですよ。ミートかチーズかと聞かれて「パニーニなのに?」と。よく見ると、窓口の奥では店員さんが非情にも5つのポテトを用意しています。

やってしまいました誤発注。というか指摘してくださいな!店員さん!

というか、注文口にいた店員さんも外国人(オランダ人ではないといいう意味)でしたので、必死で気が回らなかったと思いたいです。いえ、実はオランダでは日本のように気がきく店員さんの方が少ないので、むしろ定常運転というべきでしょうか?

とにかく、目の前に5つのポテト。これをやっつけるしかしょうがありません。

美味しいのでいいのですが、油が胃に相当もたれます。これは以前にも経験していたのですが、日本とは油が違うのでしょう、美味しい代わりにすごくもたれます。

なんとかやっつけましたが・・・もうその時点で私はグロッキーです(笑)。

しかも昼食後、平和に園内一周する機関車などに乗っていましたが、パンフレットによると「オススメ!(must dos)」と書いてあったので乗ったアトラクションが、先にもちょっと申し上げた「真っ暗闇を猛スピードで走り抜ける」ものでしたので、平衡感覚すら失い、すっかり戦意喪失。

そこで4時半ごろに結構な人たちが帰る方向に流れ出したのを見て、私たちも撤退することにしました。そもそも閉園も結構早く6時ですので、そうそう早く撤退したわけでもないのですが。

駐車場が満杯。早く出てよかったかも。

戻ってみると、朝あれだけガラガラだった広大な駐車場が見渡す限りクルマ・クルマ・クルマ・・・満杯じゃないですか!これには驚きました。

これは早く撤退して正解だったかもしれません。これだけの数にクルマが一斉に駐車場出口に殺到し、しかも出口にゲートがあってそこで事前に買っていた駐車チケットのバーコードを提示あるいは支払いをするようになっているので、一体いつで出られるのか想像もつきません。私たちが出た時点で相当数のクルマが出口に向かっていましたが、それでもさして並ぶことなくスムーズに出られました。

もし行く機会がある方には、私たちと同じように早めにお帰りになる事を強くオススメします。

帰路も順調。スピード違反に注意!

往路と同じく、帰路も順調に、かつスピード違反に気をつけて帰ってきました。

帰路も同じ道のりでしたが、向きに関わらず、スピード測定ゾーンが多いです。標識がひっきりなしに出てきますので、一体どこからどこまでがスピード測定ゾーンなのかもうわかりません。

日本でNシステムを使用すれば同じことができるとして、猛反発が起きましたよね。今の所、警察などではスピード違反取締りの目的には使用していないとは言っているようですが、違反の取締りはしていなくても、違反しているという事実は把握しているでしょう。そのうち日本でもNシステムを利用して同様の取締りが始まるのでしょうか?個人的にはそうであろうと思っていますが、それには新東名などで試験的に始まっている制限速度のアップをもう少し進めないと、不満の方が大きくなると思います。

もちろん、制限速度をあげればいいというわけではありません。むしろ、あげるべきところはあげ、下げるべきところは下げる。きちんと危険なところと安全なところでメリハリをつけ、私が以前から当ブログで申し上げている、速度制限を変えることで危険度を知らせるようにすればいいと思っています。

それはいいとして、家に帰り着いたのは6時くらいでしたか。実際には、撤退を決めたのちにExtraチケットの特典、コーヒーとマフィンを受け取りに行ったりしていたので、実際に出発したのが5時近かったんですよね。帰路も1時間強、往路とほぼ同じでした。

本来であればここで燃費をご報告すべきです。ですが・・・私がまだCommandシステムの全てを掴んでいないからなのか、そもそもそうした機能がないのか・・・その道程の平均燃費や平均速度が出てこないんですよね。

推測ですが、週末に向けて満タンにして、その後1時間ほどは市街地を走りました。その後今日のドライブで、まだ上から4分の1減ったくらいです。ざっと燃料タンク容量が80Lと考えると、昨日の市街地を走り回ったので4Lくらい使ったとして、今日使ったのが16Lくらい。往復が大体160kmくらいでしたので、平均で10km/Lというところでしょうか?いや、もっといいと思います。給油の時の満タン法で計算すると、540km走行して48L入ったので、11.3km/Lでした。これは通勤なども含んでですが・・・エアコンをずっとつけていから、もしかしたら悪化しているかもしれないと思っていますが、いずれにしても正確な値が測れません。

ですが、このクラスのクルマでは、まあ、いい方ではないでしょうか?最新のエンジン、特にBMWはずば抜けて燃費も良いので、それに比べると劣りますが。

もう少し、なんとか正確な燃費ご報告できるように研究します。そうでないと、私自身も省燃費運転のヒントがつかめませんからね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。