40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMW 1シリーズがモデルライフ中の二度目のLCI。記念の特別仕様は「EDITION SHADOW」

BMW

かねてから当ブログでもご紹介していた通り、1シリーズが異例のモデルライフ中二度目の LCIを行いました。最後の後輪駆動となることが濃厚なF20型、できれば長く生き続けてほしいですよね。今日ご紹介するのは二度目のLCIを記念した特別仕様車、EDITION SHADOWです。これがかっこいいんですよ。

モデルライフ中のLCIって一度じゃないの?

最近のBMWは、まず前期型登場後に約3年の期間を置いてLCI、そして後期型に代替わりしたのちにまた3ん3んほどの期間を置いてフルモデルチェンジというサイクルを守っていました。あ、ちなみにLCIというのは、”Life Cycle Impulse”の略で、BMW用語ですね。SAV(Sport Activity Vehicle)みたいな。要するに、日本車でいう「マイナーチェンジ」のことです。

いうまでもありませんが、BMWは同じ前期型でもモデルイヤー(MY)ごとに細かい改良を繰り返しており、同じ前期型でもLCI直前のモデルとデビュー時のモデルとでは装備内容などが結構違っていることが多かったりします。現に、私の320dツーリングは前期型ですが、以前乗っていた同じくF30の320iとは、メーター真ん中の、車外温度計などが表示される部分が3行の表示から2行の表示になり、はじき出された時計はメーター右下に変更されていたりします。

要するに、LCIに限らず年次改良を怠らないのが輸入車なのですが、LCIともなると外観にも若干の変更が加わってきます。F30系では、エンジェルリングの光り方が変わったり、灯火類がLED化したりしましたよね。

ところが現行F20型1シリーズではこの法則が当てはまりません。2011年のデビューから2015年までが前期型で2015年にLCIをへて外観デザイン、特にヘッドライト・テールライト周りを大きく変えたまでは法則に則っていたのですが、本来であればフルモデルチェンジのタイミングである今年になって二度目のLCIを迎えました。

これは、次期1シリーズがFF化されるのですが、開発に時間がかかっているためと噂されています。ですが・・・真相はどうなのでしょうね?1シリーズは軒並みFF車であるCセグメントにおいて唯一のFR車であるというのがウリですので、「最後のCセグFR」ということであえてモデルライフを引っ張りたいというのもあるのかもしれません。

これぞ特別仕様車!

さて、そんな異例な二度目のLCIを迎えた1シリーズ、そう入ってもやはりテコ入れは必要でしょう。そこで発表された特別仕様車が・・・いいんですよ。

2017.8.23

BMW 1シリーズ、新型発売記念の限定モデル「エディション シャドー」…スポーティな専用アイテム装備

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、新型『1シリーズ』の発売を記念した限定モデル「118i Mスポーツ エディション シャドー」および「118d Mスポーツ エディション シャドー」を設定し、8月23日より販売を開始した。

限定モデルは新型「118i Mスポーツ/118d Mスポーツ」をベースに、専用アイテムを装備することで、よりスポーティなデザインに仕上げている。外装には専用装備となるダークカラーLEDヘッドライト/リヤコンビネーションライト、ハイグロスブラックキドニーグリル、18インチMライトアロイホイール ダブルスポークジェットブラック719Mを装備。内装には新型で一新されたモダンな新デザインをベースに、専用色であるダコタレザーシートのコニャックを採用し、プレミアム感を際立たせている。

装備面では、パーキングサポートパッケージやストップ&ゴー機能付アクティブクルーズコントロール、コンフォートパッケージ、HiFiサウンドスピーカーシステムを搭載。限定モデルに相応しい高い安全性や快適性を実現している。

価格は118i Mスポーツベースが398万円、118d Mスポーツベースが420万円。多数の追加装備を与えながらベースモデルより14万~15万円アップと価格を抑えている。

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(レスポンス 纐纈敏也@DAYS)

いかがですか?すごく上品なのにスポーティ、かつドレスアップした感じがしていいと思いませんか?

注目は目のシャドウライン!

エディション名にもなっていますが、外装にブラック系の加飾が多く見られる中、私が一番注目したいのが、ヘッドライトの施されたシャドウラインです。

以前、当ブログでもご紹介しましたが、私が初めて見たのは4シリーズLCI後の車両を見た時でした。

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「え?そうかなぁ・・・」と思われた方がいらっしゃるとしたらそれは私の写真が下手だからであって、実車がかっこ悪いわけでも、インパクトがないわけでもありません。

上の記事の写真でもライト周りがアップにされた写真がありますが、 なんだか黒々と目が縁取られてくっきりとした目のラインになっていますよね?後期型(いえ、中期型というのでしょうか?)の1シリーズのヘッドライトの涼しげな切れ長ラインがより際立って、かっこいいです。それでいて全体のプロポーションは可愛げもあるという、非常にデザインコンシャスな1台に仕上がっていると思います。

これ、ボディカラーがホワイトだけでなく、以前の318i CLASSICのように赤系や青系も選べたら特別仕様車として、いや、1シリーズとして満点のクルマです。ホワイトとサドルブラウンの内装って、すごく合うんですよね。私が試乗したALPINA D3と同じ組み合わせです。

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個人的には118dベースを選びますね。

最後のFRの1シリーズ、お早めにどうぞ

ここまでモデルライフが長いと販売面で落ち込むことも想像できますが、私はそこまでは落ち込まないと思っています。

やはりあのサイズでスポーティなFRというのは変えがたい魅力ですし、室内や荷室容量などでCセグの王者VWゴルフに劣るものの、このFRレイアウトとデザインで選ぶ方、結構多いと思うんですよね。

ただ、そこまで多く売れるかどうかは別として、やはり人気が集中するのはM140iでしょう。私も欲しいくらいですが、これは数年後には貴重な存在になるに違いありません。今だって貴重ですね。私も欲しいですもん。

こういった事情で、普通であれば「もうすぐ新型が出る見合いだから待ってみるかな。」と考えるところ、「もうすぐ新型になっちゃう!早く買わなきゃ!」という考えになる方が相当数いらっしゃるはずです。そういう方の目を引きつけるという意味でもこのEDITION SHADOWはかなりインパクトがありますし、私の周りにもし知人で1シリーズが欲しい方がいたら、今であればこれを買うと満足度が高いだろうとオススメすることでしょう。

いや、私の悪いクセで、買う気もないのに実車が見たくなってしまいました。いつもお世話になっているToto BMWさんにもご無沙汰してますし、入ったであろう頃に見にいって見ますかね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。