40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMWのボディカラー名って、サーキットの名前が付いているのが多くてカッコいい!

BMW

前々から思っていたんですが、BMWのボディカラー名って、特にスポーツ系のグレードでは多いですよね。ちょっと今のボディカラー名で見てみましょうか。

特にMで多い

M3やM4のボディカラー名を見ていて、なんとかブルーとか言われて、「ん?なんだこの色の名前?どういう色かよくわからない」と思ったこと、ありませんか?

例えば、「オースチン・イエロー」。

見た目は辛子色のメタリックのカラーですので、「イエロー」はわかるのですが、その前の「オースチン」ってなんだ?と思いますよね。私なんか、最初に思い浮かんだのは「オースチン・パワーズ・デラックス」という映画です。あ、見なくてもいいですよ。それなりに有名でヒットもした映画ですが、完全におバカ映画ですので(笑)。

試しに「オースチン サーキット」でググって見てください。

オースチン サーキット

一番上に出てくるのが上のリンクです。F1アメリカGPの舞台、「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」が出てきます。まあ、これがある街の名前が「オースチン」な訳です。

他にもいっぱい!

「ヤス・マリナ・ブルー」もそうですね。

「マリナ」が入っているのでなんとなく海の色かな?と思いますが、F1アブダビGPの舞台「ヤス・マリナ・サーキット」が名前の元ですね。

じゃあ、私の好きな「サキール・オレンジ」はなんでしょう?

これもF1バーレーンGPの舞台「サキール・サーキット」が名前の元ですね。

他にも、Mでは普通のシルバーに見える色にも「シルバーストーンⅡ」という名前がついています。これも決して「銀の石」ではありません。F1イギリスGPの舞台、マゴッツーベケッツーチャペルの高速S字コーナーで有名な「シルバーストーン・サーキット」が元ですね。

他にも、M6で設定されている「サンマリノ・ブルー」。

ものすごく綺麗な色でした。これは以前、当ブログでもご紹介した、私がお世話になっているディーラーであるToto BMWさんのM高速試乗会に行った時のものです。

[kanren postid=”1396″]

これも言わずと知れた、今では開催されていませんが、F1サンマリノGPから取っていますね。サーキットは実際にはサンマリノではなく、近隣のイタリア領地内にある「エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキット(通称イモラ・サーキット)」という所なのですが、ティフォシと呼ばれる熱狂的なフェラーリファンが集まることと、数々のF1ドライバーがクラッシュした高速コーナー「タンブレロ」と、そこで1994年に悲劇が起こったことで有名ですね。

でもMばっかり!と思ったあなた。

そんなことはありません。3シリーズで設定されている、M Sport専用色「エストリル・ブルー」。

「エストリル」って少なくとも青を修飾する言葉ではないですよね。これも、かつてF1ポルトガルGPが行われていた、「エストリル・サーキット」から取っています。

でもまだM Sport。結局スポーツ系のモデルでしかサーキット名は選べないのか・・・と落胆する必要はありません。3シリーズで赤系の色がありますよね。名前は「メルボルン・レッド」。「メルボルン」と言えばもちろんオーストラリアのあの都市が思い浮かぶと思いますが・・・そうです。F1オーストラリアGPが開催されるのはメルボルン市街地コースですよね。もちろん、このメルボルンから取った名前・・・だと思います。

それにしても、一番欲しい名前と二番目に欲しい名前がない!

まず我々日本人としては、日本のサーキット名も欲しいですよね。一時期富士スピードウェイでもF1日本GPは行われていましたが、やはりF1と言えば鈴鹿サーキット。

「スズカ・レッド」なんてあったら思わず買っちゃいそうです。メルボルン・レッドはちょっとくすんだ、落ち着いた赤ですので、思い切り鮮やかな赤のメタリックなんてどうでしょうか?「フジ・ホワイト」なんていうのもいいですね。と、実はフジ・ホワイトというボディカラーを採用しているクルマがあるんです。

はい、突然ですがBMWブログにレンジローバーです(笑)。「フジ・ホワイト」、きっと富士山頂の冠雪している白さからインスパイアされたと思うのですが、いい色ですね。レンジローバーの上品な雰囲気に似合っています。

あともう一つ。F1と言えば・・・そうです。モナコGPですよね。モナコにはサーキットはなくて、モンテカルロ市街地コースで行われます。海が近いので「モンテカルロ・ブルー」なんていいですよね。これ、実はかつてE90ではM Sport専用色で設定がありました。鮮やか系のブルーです。今でいう、エストリル・ブルー系の色ですね。

さすが、モータースポーツに力を入れているBMWだけあります。

今ではBMWはF1に参戦していませんが、古くはブラバムBMWの時代にネルソン・ピケがワールドチャンピオンになり、2000年以降はウィリアムズBMW、BMWザウバーとして参戦していましたので、浅からぬ縁です。

そしてボディカラー名にサーキット名をつけるところなんて、スポーティイメージを大事にするBMWらしいですね。もしサーキット名がついたボディカラーのオーナー様がいらっしゃいましたら、明日から気分はF1ドライバーで・・・安全運転するのも楽しいかもしれません(笑)。

ところで一つ、疑問が。BMWはドイツのメーカーです。そのお膝元のドイツのサーキット名を冠したボディカラーがないんですよね。「ニュルブルクリンク・グリーン」とか、「ホッケンハイム・ブラック」なんていいと思うのですが。前者は有名なニュルブルクリンク・ノルド・シュライフェ(北コース)が「グリーン・ヘル(緑の地獄)」と呼ばれるほど過酷なサーキットであること、後者はホッケンハイム・リンクが「シュヴァルツバルト(黒い森)」地帯にあることにちなんで私が今考えました(笑)。でも結構いいと思いませんか?

後、個人的に一番好きなF1開催地である、ベルギーのスパ・フランコルシャンも欲しいですね。あの、オー・ルージュへの最高速近くでの突っ込みなんて、見ているだけでエキサイトしてしまいます。

ところで何色にしましょうか?ベルギーと言えばチョコレートなので、「スパ・フランコルシャン・ブラウン」とか(笑)。でも茶色系はF30でも前期型のみで消えてしまったハバナの様に、スーパー不人気色になること請け合いですから、もっと別の色の方がいいかも知れません。名物コーナーですから、オー・ルージュ(赤い水)にちなんで、ワインレッドのブリリアントエフェクトで「スパ・フランコルシャン・レッド」なんてどうでしょう?

こんな妄想も楽しいですね(笑)。では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。