40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

カーナビタイムがまた進化した!「抜け道ルート対応」がすごい!

私が絶賛しているカーナビタイムですが、アップデートでまた進化しました。今度の進化でさらに「使える」カーナビになりそうな予感がします。

カーナビに求められること。

これって、色々あると思います。もちろん、知らない場所に行く際に道案内をしてもらうのはもちろんですが、渋滞情報が提供されるようになってからは、資格な道案内以外に、いかにして渋滞を回避するかが求められるようになっています。

私がカーナビに求めるものといえば、どちらかというと後者の方がウェイトが高いです。私は知っている道を走る時でもカーナビで目的地を設定して走りますが、これは渋滞情報とその回避を目論んでのことです。

渋滞が好きな人なんて、誰もいませんからね。

ところでこのカーナビタイム、今までもかなり優秀な渋滞回避機能を備えていることを、以前の記事で私の体験談からご紹介しました。

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いやー、この時は本当に笑いが止まりませんでしたね(笑)。何せ、横で大渋滞して動いていないのが見えている中、しかも私がそのままいっていたらはまっていたに違いない渋滞を横目にスイスイととどりついたのですから。

そして、これにも増して使えそうな機能が今回のアップデートで実装されました。その名も「抜け道対応」です。

抜け道対応って?

今日も私は都内をぶらぶらしておりまして、急にシェーキーズ(ご存知ですか?)のピザが食べたくなりました。我々家族は、もっと近い場所にも店舗があるにもかかわらず、クルマの止めやすさも考慮して、聖蹟桜ヶ丘のお店によく行きます。

お出かけ先(というかあてもなくあちこちいっていただけですが)から多摩沿線道路で多摩川沿いの道を登っていっている最中、信号待ちであることに気づきました。

国道246号線との交差点で信号待ちをしていた時でした。当然ながら私はまっすぐ行くつもりでいましたが、カーナビタイムがさしているのは左折して国道246号線へ向かうように指示しています。最終的に川崎街道に出そうとしているのだろうな、と思いつつ画面をよく見ると・・・

ん?なに?この「抜け道-2分」って?こんな表示、初めて見たな・・・。

そうなんです。これが今回のアップデートで実装された「抜け道対応」だったんですね。一般的にはできるだけ大きな道を通った方が走りやすいけれども、実はこっちにいった方が早いですよ、という時に出てくるようですね。

それにしても、なんだか「-2分」と言われるとなんだか得なような気がしませんか?もちろん、私が「-2分」のルートを選んだのはいうまでもありません。本当に2分短縮できたかどうかは知るすべもありませんが、気分的にはすごくいいです。

この機能は使える!

シェーキーズは実は私の青春時代の味でして、運動部だった私は、夏休みの部活の練習が終わった後、当時まだ550円とか600円だったシェーキーズのランチバイキングによくいったものです。食べ盛りの高校生、しかも運動部の練習後の私たちのお腹を満たすのにはうってつけでした。

そんな原体験(?)が元になって、今でも好きなのですが、ジャンクフードにはいつも異を唱える家内も結構好きなようでして、あんまりシェーキーズに行こうといって反対された覚えはありません。

ですが食べる量まで往年の様になってしまうのでいつも苦しくなってしまうのですが、そんな苦しいお腹を抱えた帰路も何度か「抜け道○○分」の表示が出ていました。

面白いのは、いつでも短縮されるわけではないことです。運転しながらでしたので+が出たかどうかは確認できませんが、少なくとも「0分」という表示はありました。要するに、抜け道をいっても意味なし、ということですね。

さらに、今日ちら見していた限りでは、比較的短い距離の抜け道を示しているようです。要するに、結果的には案内ルート上に戻るのだけれども、そこまでの過程で短縮が見込めそうな短い抜け道を表示しているようです。要するに、目的地まで壮大に違うルートを引く、という類のものでは当然ながらありません。

ですがこの機能、大いに期待できます。ちょっと知らない土地に行くと、例えば知らない人たちは延々と右折の信号待ちの列で並んでいるけれども、地元の方々は手前または一旦通り過ぎて別の道路で曲がっていく、とかするじゃないですか?こういう、地元の方ならではの抜け道・回り道というものを表示してくれそうな気がするんです。

さらに評価したいのは、短縮が見込めなくても抜け道を表示する点です。これは、渋滞情報の表示がまだ間に合わないけれども、現場ではなんらかの理由で渋滞している、といった場合でも容易に避けることが可能になりますよね。一つ一つは確認していませんが、結構な頻度で表示されていたように思うので、極めて実用的な機能である可能性大です。

先にも申し上げましたが、誰も好き好んで渋滞にハマるわけではありません。お仕事などで平日にクルマに乗られる方はよくご存知かと思いますが、同じ道でも平日と休日ではクルマの流れなどがだいぶ違いますよね。もちろん、平日の方が一般的にはスムーズです。乗り慣れたドライバーが多いですからね。

対するに、休日のドライバーはその道に慣れていません。いえ、運転自体に慣れていない方もいらっしゃるでしょう。そういう方は迷わずカーナビに目的地を設定していると思うのですが、こうした抜け道対応機能で少しでも交通が分散すれば、渋滞自体を起こらなくすることができますよね。

渋滞そのものをなくす可能性がある新機能というと、言い過ぎでしょうか?

Googleマップの複数ルート表示とはちょっと違う

ここまで読んだあなた、「Googleマップでも同じような機能があるよね?『○分遅い』って出てきてるけど?」とお思いになりましたよね?

確かに、ご指摘の通り似てはいます。ですが、ここはあえて言い切ってしまいましょう。根本的な考え方がまるで違っています。

Googleマップの方は、目的地まで全く違うルートになる可能性もある別ルートの案内ですが、カーナビタイムの抜け道対応は、あくまで当初設定した案内ルートにおける、時間短縮がほぼ確実に見込める道路の案内なんですね。

Googleマップは、最初が最速のルートで案内をしています。ですがカーナビタイムは「走りやすい道」「信号が少なめの道」を選んでいるようです。こうした元々のルートの質の違いもありますが、カーナビタイムの機能の方が、確実な時間短縮が見込める分、私にとっては嬉しいですね。

これは、正確な地図・正確な測位があって初めてできる機能であり、あとは恐らくビッグデータを活用したのでしょうね。要するに、プローブ情報を提供するクルマが走行したルートを解析して、所要時間を算出した結果を反映しているのでしょう。

いや、考えてみるとすごいですよね。昔、「抜け道マップ」なんていう地図を購入して、ベッドの上で穴があくほど眺め回して抜け道研究に励んだ頃とは雲泥の差です(笑)。すごい時代に生まれました。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。