40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMW8シリーズはこんな顔で出てきます!

BMW

いやいや、驚きました。こんなにがっつり8シリーズの生産型の顔が晒されるなんて。もう、カモフラージュも何もなしです。「ないと同様」ではなく、はっきりと「なし」です。ではとくとご覧ください。

8シリーズのプロダクションモデル!

いいんでしょうか?こんなにはっきり顔出ししてしまって・・・。

2018.1.11

新型BMW8シリーズ 生産型の姿がリーク コンセプトとどう違う?

BMW8シリーズ 生産化モデルの写真

BMW8シリーズの生産型モデルの外観(写真白)が明らかになった。年内に発表される予定である。

新型8シリーズは、カモフラージュされたテスト車両がこれまでに撮影されている。今回はとうとうプロダクション・バージョンのフロント/リアの写真が、オンライン上にリークした。

車体前方のスタイリングは、6シリーズ・クーペを思い起こさせる。つまりコンセプト8シリーズ(写真青)は、あくまでコンセプトということになるようだ。

新型8シリーズ リアの姿は?

リアのスタイリングについても、コンセプト8シリーズよりトーンダウンしたLEDライトを採用していることが分かる。

メルセデス・ベンツSクラス、ベントレー・コンチネンタルGTと市場を争うべく、新型8シリーズ生産型モデルは来年11月に英国発売される予定だ。

(AUTOCAR JAPAN 編集部)

いかがですか?この記事の題名を見て「また大げさに言っちゃって!」って思いませんでした?でも本当にカモフラージュなしでしたでしょ?

この記事を見た時は驚きました。本当に生産型なのかという疑いの気持ちはちょっとだけありますが、色々とこの写真から想像するに、カバーをかけて隠しておくべきところ、ちょっと油断してカバーを外しっぱなしにした一瞬を捉えたのかな・・・と。となると、生産型に向けての最終の詰めの段階とも考えられますが、まあ、ほぼこのままくるでしょう。

ちょっとだけ現実路線化

ご紹介した記事では前からのショットがないのでどのくらいコンセプトモデルと違うのか、ちょっと比較しにくいですね。ここは東京モーターショーでのショットを乗せて比較して見ましょう。

ついでにバックショットも。

そう大きくイメージは変わりませんが、引用記事における生産型は少し現実路線、というか現在のBMWのデザインの文法に合わせた感じがあります。

まず、大きなグリル。コンセプトではグリルが繋がっているような処理がされていますが、生産型ではちゃんと2分割されて、真ん中にはボディカラーが挟まれています。そして、グリルの外側の端の処理はコンセプトより鋭く尖らせていますね。ここのところはちょっと現在のBMWの文法通りではないのですが、スポーツ性を出すためにあえて尖らせたのでしょうか?

そしてヘッドライト周りですが、どうもコンセプトよりも生産型の方が縦に厚みがましているように見えます。恐らく、「現実て路線化したな」という私の印象は主にここからきているものだと思っていますが、流石にコンセプトほど鋭い目つきのヘッドライトは好みが分かれすぎると思ったのでしょうか?それでも十分鋭い目つきだと思いますけどね。そしてヘッドライトの目尻の部分がグリルの尖った部分と調和していてイイ感じです。

あとはフロントバンパーの造形ですね。流石にコンセプトほどの立体感ある造形ではないですが、それでもまあ大元の形としては似ています。日X3に試乗した時にも思いましたが、BMWのプレス技術は確実に上がっていて、かなり立体的な造形を生産することが可能s¥になっているようですね。こうした生産技術の向上もコンセプトの大胆な造形につながったのでしょう。

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リアバンパーにも同じことが言えると思います。開口部こそコンセプトより控えめですが、ほぼほぼ同様の造形を可能にしていますね。それにしても、なんだかこのリアバンパーの両端の処理、どこかで見たことがあるような気がすると思ったら・・・

i8です。なんとなく通じるところがあると思うのは私だけでしょうか?

i8はカーボンボディですが、複雑なラインで構成された、スタイリッシュなクルマです。テールライトの抉れなんて、現実のクルマとは思えないほど大胆な処理ですよね。もしかしてもしかすると、こうしたボディの各パーツのプレス技術もiブランドは先行投入しているがゆえに高額で、その技術が還元された結果がX3や8シリーズ、そしてX2などの立体的な造形のバンパーなのではないでしょうか?

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つまり、iを見ていれば未来のBMWがわかるんですね。

発表はいつ?

引用記事中では今年中の発表となっていますが、これは知っていてあえてぼかした書き方になっていることは確実かと思います。というのは、以前も当ブログでご紹介しましたが、BMWは12月に「スニークプレビュー」というイベントをやって、次の年に発表される新型車とそのスケジュールを後悔するそうです。が、このイベントのことは記事化厳禁だそうです。

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知っているがゆえに教えられない悲しさ。以前だったら「◯月の〇〇ショーで披露されると見られている」みたいな書き方をしていたのに、急にこんな調子になったら・・・そりゃあ、「本当は知ってるんでしょ?!」というツッコミの一つもしたくなります(笑)。

以前の予想では、3月のジュネーブショーでワールドプレミアの予想でした。そりゃそうです。生産型がここまでできているのに、発表が12月だったらむしろ遅すぎますよね。

いや、これは近々楽しめそうですね。日本ではバブル期に一瞬流行したものの、世界的には鳴かず飛ばずで終わってしまった先代8シリーズの沽券を回復すべく投入される新型8シリーズ。ライバルはベントレーとは大きく出たものです。そっちはむしろグループ傘下のロールス・ロイスのドーンにでも任せておいて、メルセデスやアストンマーティンなどと戦って欲しい気もしますね。

このまま出てきても十分に近未来的な新型8シリーズ、これはヒットの予感がします。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。