40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMW3シリーズ選びで迷った方へ、自分にピッタリの3シリーズを見つける方法(2016年度版)

今やF30/31型3シリーズもデビュー当時とは大きく顔ぶれが変わりました。直列3気筒の318iから直列6気筒の340iまで、車種は多岐にわたる上に、SEからM Sportまで、一体どれを選べばいいのかわからなくなってきてしまいますよね。今回は私なりに運転パターンやタイプごとに、どのグレードを選べばいいのか、絞り込むための第1歩をご案内したいと思います。

まずはラインアップを整理

まずは2016/10/1からのラインアップを整理しておきましょう。

エンジン グレード
318i 1.5L直列3気筒ガソリン SE/無印/Sport/Luxury/M Sport
320i 2.0L直列4気筒ガソリン Sport/Sport MT/Luxury/M Sport/M Sport MT
320i xDrive 2.0L直列4気筒ガソリン Sport/Luxury/M Sport
320d 2.0L直列4気筒ディーゼル  無印/Sport/Luxury/M Sport
330e iPerformance 2.0L直列4気筒ガソリン+モーター  無印/Sport/Luxury/M Sport ※セダンのみ
330i 2.0L直列4気筒ガソリン  Sport/Luxury/M Sport ※ツーリングのみ
340i 3.0L直列6気筒 ガソリン  Luxury/M Sport

言わずもがなですが、全てBMWお得意のツインスクロールターボ付きです。

あ、誤解のないようにしてください。ツイン「スクロール」ターボですので、ターボが二つ付いている「ツインターボ」とは違い、あくまでシングルターボです。

こうして改めて整理してみると、やはり中核となるのは318i/320d/330eでしょうか?無印のグレードがあるというのは、それだけ売れやすくしているということです。そして見逃せないのが320iのMTですね。

余談ですが、私はクルマ好きのくせにさほどMT推しではありません。だって、今のATって、ど素人の私がMTをくりくりして運転するよりよほど気持ちよく運転できるじゃないですか?

運転パターンで選ぶ車種

まずは運転パターン基準に選んでみましょう。

休日に近所のお買い物に行ったり、時々高速道路で1時間くらいの距離まで足を伸ばす

おすすめ車種

318i
330e

理由

近場で乗るのであれば、さほどのパワーは必要ありません。そうすると、3シリーズのユーティリティや経済性に着目された方がいいでしょう。

318iは、3シリーズとしては新参ながら、エンジン自体はすでに118iや218iアクティブ/グランツアラーでデビューしていた、過不足ないパワーと扱いやすさと低燃費で定評のあるエンジンです。

予算が許すのであれば、1回で乗る距離にもよりますが、330eを選択すれば給油の回数を極端に減らしてほとんで電気だけで賄えます。

通勤には使わないけど、休日にはとにかく走りたい

おすすめ車種

320i MT
330i
340i

理由

BMWの、特に3シリーズを購入される方はこのパターンが最も多いのではないでしょうか?こういう方はとにかく運転が好きで、かつスポーツドライビングをなさると思います。

となると、手軽にスポーツ感を味わえる320iのMT、パワーのある330i/340iを選ばないと満足できないでしょう。

後でグレードの選択については述べますが、M Sport一択でいいと思います。

さらに、ファストトラックパッケージ(19インチホイール/ M Sportブレーキ/ アダプティブMサスペンションのセット)をオプションで付けるとさらに満足度が上がるでしょう。

とにかくクルマでドライブするのが好き。旅行もなるべくクルマで行きたい。

おすすめ車種

318i
320i
320d

理由

私はここに当てはまります。

タイプとしては、クルマが好きで運転が苦にならないので、あちこちドライブしていろんなものを見てみたい、しかも長距離旅行なんてできたらサイコー!というパターンです。

この場合、長距離を走ると燃費の良し悪しがもろにお財布に影響してくるので、低燃費車が中心となります。一応318iも上げていますが、用途によってはパワー不足を感じてしまうかもしれません。

例えば、ファミリーキャンプに行くとか、荷物を満載して行くような時ですね。そういう場合はやはり320dくらいの余裕があった方が、疲労度が違ってきます。

ですがそうではなく、夏休みに国内旅行に行く、あるいは遠距離の帰省に使う、というのであれば、318iはかなり有力な選択肢になります。

求めるもので選ぶグレード

これは、3シリーズでどうしたいかによって、どのグレードを選ぶかを考察します。

プレミアムブランドなんだから、豪華さが欲しい

おすすめグレード

Luxury

理由

理由なんてないです(笑)。豪華さを求めるならLuxury一択ですね。もし待てるようでしたらBMW Individualでカスタマイズされるともっと豪華になります。例えば、こんな感じです。

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これは以前、BMW Tokyo Bayに行った時に撮影した、100周年記念車の330e Celebration Editionの内装です。ダッシュボードだけでも豪華さが伝わりませんか?革張りですよ、革張り。

ここでは写っていませんが、シートは真っ白のメリノレザーです。

BMW100周年記念車第8弾は330e。これ欲しいです。

近場の買い物か、時々遠出するくらい

おすすめグレード

SE
無印

理由

気軽にBMWを実用車として使いたいということであれば、無印かSEの方が良いでしょう。この設定がない320iなどにしたい場合は、Luxuryですね。

なんでかというと、SportとM Sportのスポーツシートは、サイドが張り出しているので、若干乗降性が劣るからです。

クルマで長距離旅行も帰省もしたい

おすすめグレード

Sport
M Sport

理由

長距離を走るということは、やはりシートにこだった方がいいです。もちろん、ノーマルシートもしっかりしていますが、SportとM Sportのスポーツシートは、サイドが張り出していて体をしっかり支えてくれるので疲れません。

そして、高速での安定性をより重視する方以外は、Sportにしておいた方が無難だと思います。やっぱり、M Sportは乗り心地が硬い上に、サイズが大きいタイヤのタイヤノイズが気になりますので、長距離を乗れば乗るほど疲労度が違ってきます。

私なんかは、M Sportに乗るとそんなに長距離でもなく、20kmくらいで疲れてしまいます。

セダンかツーリングかは、荷物の量もありますが、お好みで。

荷室容量は、セダンが480L、ツーリングが495Lですので、セダンでも滅多なことでは容量が不足するということはありません。

まあ、私のようにキャンプをする方はツーリングの方が何かと便利ですが、それ以上に開口部が大きいのが、ちょっとした買い物の時なども便利ですし、オートクローズがついているのもポイントが高いです。

最後は自分の好みを考慮して決めてください!

ここまで色々と私の勝手な意見を書いてきましたが、結局最後は好みです(笑)。

ただ、基本的なライフスタイルにあっていないと、せっかく思い切って決断して購入しても不満が残ることになってしまいますので、十分に悩んで決断してください!

その過程で、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。