330eは急速充電できない?!

どうしてそんなことにしてしまったのでしょう?330eは急速充電に非対応というCGの記事を読んで目を疑いました。

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CGで330eの長期テストが始まりました。

私の愛読誌CGことCAR GRAPHICには長期テストというコーナーがあります。これはユーザーより早く長距離を走破することで、ポテンシャルユーザーに対して有用な情報を提供しようという試みで、私が購読するようになるずっと前から、自動車評論界の巨星、故・小林彰太郎CG初代編集長が、日本で初めて導入されたものと伺っております。

このコーナーはCGの中でも私が特にお気に入りのコーナーでして、実は過去にE90の長期テストが始まった際にはモニターに応募し、「期待したほど燃費が良くない」という、他のコメントからかなり浮いた恥ずかしいコメントが掲載されてしまったことがあります。だって、E90の320i、市街地燃費で8km/lくらいしか走らなかったんですよ。

いつも旬なクルマと趣味性の強いクルマを取り混ぜた長期テストフリートにおいて、現CG編集長の担当していらっしゃったマセラーティ・ギブリ(このレポートも非常に楽しんでいたのですが)が引退し、次回は何が来るのだろうと楽しみにしておりましたところ、今回から330eが導入されたのには、まず驚き、次に苦笑いしてしまいました。

CG、どれだけBMW好きなんだと。いや、メルセデスのCクラスも必ずやってますけどね。

E36はどうだったか分からないですが、私の記憶している限りでは、確かE46の318iに始まり、E90の325i、F30の328i(前期型)ときて、ここでさらにF30後期型の330eまでテストするとは。私は嬉しいからいいですよ。3シリーズ好きですし、神保町で勤務していた頃、CG長期テスト車らしきE90の325iを見かけた際に芸能人を見かけた時より舞い上がった人間ですから。

ここでいつもの余談ですが、私が「ベンツ」ではなく「メルセデス」というのは多分にCGの影響です。私の知る限り日本だけなんですよね、「ベンツ」っていうの。ご批判は多々あると思いますが、正直私はカッコ悪すぎて「ベンツ」って言いたくありません。鼻につく方もいらっしゃるかと思いますがご容赦ください。さらに余談ですが、「メルセデス・ベンツ」って人の名前なんですよ。「メルセデス」は女性の名前、「ベンツ」は言わずと知れたカール・ベンツの苗字、ゴットリープ・ダイムラーと共に世界初の自動車を作り、現在のダイムラー・ベンツ社を創設したその人です。

クルマの免許を取って色々なクルマに憧れるようになってからというもの、CGは欠かさず購読しています。その割に定期購読を始めたのはつい最近、昨年のことですが(汗)。

非常に正確で徹底して中立的、かつ知的で冷静なレポートは完全に他のクルマ雑誌とは一線を画しています。安っぽい文言や断定的な評価は殆ど見当たらず、レポートされた内容でそのクルマを読者自身がどう評価するかという楽しみが残されているのがいいですね。

専門用語の多くもここで学びました。まだまだ理解しきれていませんが、いいんです。人生常に勉強です。

ご興味のある方は書店で探してみてください。ただ、書店ですと月半ばにはなくなってしまうので、その場合はAmazonですね。どちらかと言えば、私は最初から定期購読をオススメします。定期購読だと書店に並ぶより1日早く手元に届きますよ。一応、リンクを貼っておきます。

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特に5月号はBMWファンには気になる、Dセグメントセダンの比較テストもされています。ドイツ御三家+ジャガー+レクサスです。BMWの勝利となるでしょうか?!さらにM2の記事も掲載されています。

その他にもNSXの試乗、ドイツ御三家の最上級セダン対決、マセラーティのSUVレバンテやテスラ・Model Sの記事、その歴史も含めて私が一番好きなクルマの一つであるメルセデスのSLなどなど、今回は私にとって非常に濃厚な1冊です。

PHVで急速充電できないとなると・・・

まだ今回が初回だったのでまだまだ情報は多くはありません。ただ、なんで急速充電に対応しなかったのかに関しては、PHVはEVと違って充電が切れてもエンジンがあるから身動きが取れなくなることはないことから、クルマの重量を増加させてまでも対応する必要がないと判断したとのBMW側からの回答とのことですが、これはいくらスポーティを旗印にするBMWだからと言ってもちょっと苦しいでしょう、どう考えたって。

だって、それじゃあPHVのメリットを存分に生かせませんよね?モーターアシストがあるからこそ低燃費なんだし、EV走行で一定距離を走れるから短距離が多いユーザーには限りなくゼロ・エミッションに近い走行ができる機会を提供できるわけですし。

大体PHVの最大の弱点は、「充電切れたらただの重くて燃費の悪いクルマ」になることです。さらに言えば、これはEVとの共通の弱点ですが、電気はガソリンや軽油ほど迅速に給油・・・じゃないですね、補給?充電?再充填?が速やかにできません。そのデメリットをできるだけ小さくするために最重要なのが、急速充電が要所要所でできることだと私は考えます。そのためにはインフラの整備も必要ですが、クルマの方からわざわざそれを放棄することはないじゃないですか。

これではいくらBMW大好きの私でも疑問を持たざるを得ません。過去記事で触れたことを思い返すと、これから厳しくなるヨーロッパの排ガス規制へ向けての単なる実績作りだけなのではと、穿った見方もしたくなります。

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BMWの車両価格の不思議。なんでディーゼルもPHVもそんなに高くないの?

その辺りはこれからのCG長期テストに注目し、その内容から考察していきましょう。

実際に普通充電で満充電までどのくらいの時間がかかるのか?謳い文句通りEV走行で36km走れるのか?私も5月中に1年点検でディーラーに入庫する機会がありますので、その時に是非聞いてみたいと思っています。その結果、実はそこまで大騒ぎするほどのことではないと判明すればいいのですが・・・。

そんなに真剣に悩まなくてもいいのでは?と思ったあなた。こんな風に自分でその後の妄想を膨らませることができるのが、CGの楽しみですよ。

ところでディーゼルとハイブリッド、どっちがいいんでしょうね。

ここまでロー・エミッションすなわちユーザー側からいうと低燃費なクルマが多くなると、どれを選べばいいんだろうかと悩みますよね。

330eの実用燃費がわからないのでなんとも言えませんが、ご自分の走行パターンがどちらが多いのかによって判断すればいいかと思います。一言でいうと、一度に長距離走行する機会が多い方はディーゼル、普段の送迎や買い物など、市街地運転が多いのであればHVやPHVということになるでしょう。

クルマ好きの方にはもう常識でしょうが、HV・PHVって高速走行ではエンジンがメインとなるので、実は期待するほど燃費が伸びません。むしろ私なんかは、時々乱暴な運転をしている国産人気HV車を見ると、随分と燃費が悪いだろうなあと思ってしまいます。

いや、もちろん上り坂とかでモーターアシストが入って燃費が落ち込む機会がないので、おとなしく走る分にはまあまあの燃費で走ると思いますよ?でも、一時期アクアやプリウスを購入した人が、カタログ燃費とかけ離れている!と大騒ぎしていたのを考えると、市街地の発進・停止が多い環境でこそメリットが大きいHV・PHVの特性が本当にユーザーに広く理解されているのか、疑問です。

330eのようなEVとして走行可能なクルマ、場合によっては短距離ばかりだと一向に燃料が減らないということも期待できるので、そこは「たまに長距離走行する」くらいの方だと考慮する必要があると思います。

ただ、高速ではディーゼルはもっとはっきりとわかりやすく燃費がいいですね。ディーゼルは発進停止を繰り返す環境では思ったほど燃費が伸びませんが、定速走行をすると驚くほどの低燃費で走ります。私もDセグメントとしては驚異的な、全行程の平均燃費24.9km/lという数値を経験したことがあるのは、過去記事の中でご紹介した通りです。

BMW3シリーズでカタログ燃費以上で走るためにやっていること。

そうすると、当然の疑問として出てくるのが、ディーゼルでHV・PHVだと最強なんじゃない?という疑問。もうまるで潜水艦のような動力源となりますが、クルマではほとんどないですよね。

ただでさえ高コストなディーゼルに、さらにコストをかけてHV・PHVシステムを搭載するとなると、メーカーとしては利益を確保しにくいんでしょうね。

ですがそんな夢のクルマがメルセデスのS300hです。イベントというかテストというか、エコランにチャレンジして鹿児島の佐多岬から東京まで無給油で走破し、さらに六本木に到着した時にはまだ燃料が残っていて200Kmほど走行可能な状態だったという化け物です。

私は正直、このクルマ欲しいです。買えないですけど(笑)。正に「ぼくがかんがえたさいきょうのていねんぴしゃ」ですよ。このクルマ、発表当初の報道では、Sクラスで唯一1000万円を切るという面にばかりスポットが当たっていましたが、JC08モードで320dを上回る20.7km/l!しかもPHVではないですよ。普通のHVなので「急速充電とか、何の話?」状態です。走ってさえいれば充電されます。

当ブログを読んでいる方にはもうお分かりですね。例の、ヨーロッパの厳格化される排ガス規制、EURO7対策の「バーゲン価格車」ですよ。それでもまだ高いですけど。

というわけで、現在のところ、お金持ちの方だけは迷わずメルセデスS300hを買っておけば間違いないです。

まとめ

今後のCG誌、私は真ん中あたりの長期テストのページからむさぼるように読んでしまいそうです。

担当している現CG編集長の渡辺氏はメルセデスに関しては非常に造詣が深いのですが、BMWを短期でも所有するのは初めてだと記事の中で明かしています。

今までもCG誌上でBMWとメルセデスの比較記事等を執筆していた氏がどのような評価を下すのか、非常に楽しみですね。

ちょうどCG長期テストフリートにプリウスも在籍中ですので、そちらとHV対決もしていただけたらと期待しています。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
今回はこの辺で失礼いたします。

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